「OWCS DreamHack Dallas Major」出場全8チーム短評

[臨時更新] YZNのW杯辞退はBlizzardによる疑惑調査が理由 / OWLオーナー投票の噂

Overwatch League

本日、シーズン7事前パッチノートやBlizzConのチケット特典などの情報2が出揃っているようですが、そちらのほうは更新する時間がないので、ワールドカップ出場を辞退したYZNと、OWL継続の是非を問うオーナー投票関連のニュースだけお伝えしておきます。

以下、W杯を辞退したYZNの声明まとめ:

BlizzConのW杯出場に向けてパスポートを更新したが、複数の「虚偽の申し立て」を受けたBlizzardから調査のため出場資格を取り消すとの報告があった。何度も解決を試みたが、まだ調査が終わっていなため問題解決には至っていない。

ウィントレード疑惑についての告発を何度も受けていたが、自分が成し遂げたことのすべてはTwitchでライブ配信している。数ヶ月前に同胞のLegendaryとシェアしたコメント(注:おそらくLegendaryのLGBT差別発言)については、当時彼が辛い時期を過ごしていたので、彼をサポートする目的での発言。

これまでの不当な告発のせいで、DMやTwitchチャットで度重なる嫌がらせや脅迫を受けた。虚偽の申し立ては私のイメージと評判を貶めることに成功したが、これらの告発はサウジ代表として自分が活躍しW杯予選を通過した後でのみ報告されている(注:ウィントレード疑惑自体は2018年頃からあります)。

W杯期間中は自分のチャンネルでサウジ代表を応援する。私が良い人間、選手、そしてコンテンツクリエイターとして成長するために支えてくれた視聴者の皆さんに感謝している。

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Blizzardが調査している疑惑が、ウィントレードなのか、LGBT差別発言に関するものなのか、もしくは今回の発言では触れられていない当時未成年女子に対する不適切な行為に関するものなのかは不明です。

予想どおりredditでは冷ややかな反応がほとんどですが、ウィントレード以外の2つの疑惑については、果たして調査する意義があるのかは疑問です。

ウィントレード疑惑については、きっちり白黒つけてほしいとことろではありますが、Blizzardとしては、できるだけこの件を表沙汰にしないためにも、調査内容や結果を明らかにせずに内々に済ませて、ほとぼりが冷めるまで待ちたいという思惑もあるのかもしれません。


ソースの信憑性は不明ながら、ボストン・アップライジングは違約金600万ドルを受け取って、OWLから撤退するチームのひとつと見られているとのこと。

一方で、違約金受け取りを辞退し、リーグ存続を支持しているチームには、トロント・デフィアント、フロリダ・メイヘム、ヴァンクーバー・タイタンズが含まれているそうです。

ボストンといえば、NFLニューイングランド・ペイトリオッツも所有するKraftグループ傘下にありますが、グラディエーターズ同様に、例えオーナーの資金力が豊富であっても収益性の低い事業に投資するつもりはないということでしょうかね。今季は多数大物獲得してましたけど、元々は低予算チームでしたし、あまりリーグ活動には熱心ではなかったのかもしれません。

意外なのは、ヴァンクーバーで、資金力は下から数えたほうが早いチームでしたが、リーグが最低保証年俸を事実上撤廃して以降は、低予算チームほど利益が出やすいという皮肉な現象もあるみたいです。

現状では7チームの反対票で現行方式でのOWL廃止は決定することになりますが、噂が事実だとして、グラディエーターズ、ボストン、上海、広州、杭州。これに既にロスター全員を放出したヒューストンとヴェガスも含めると7チームになります。

ロスター放出がチーム解散を意味するものではないものの、現時点では、ヒューストン・アウトローズ、上海ドラゴンズ、ヴェガス・エターナルの3チームがロスター全員を放出しています。

脚注:

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