「OWCS DreamHack Dallas Major」出場全8チーム短評

[オーバーウォッチ2] 公式ブログ更新―ロードホッグのリワークが今季後半へと延期、サポートヒーローのパワーレベルを下方調整、バスティオンも一部弱体化、BlizzConではランクのリワーク内容も発表 他

Overwatch 2

本日、公式開発ブログが公開され、その中で、今シーズンのミッドシーズンパッチで予定されていた、ロードホッグのリワークがシーズン後半に延期になったことが明らかにされました。

予定されているリワークでは、ホッグのメイン攻撃、回復吸引アビリティが変更の対象となっており、さらにまったく新しいアビリティが追加されるとのことです。

また、サポートヒーローのパワーレベルも中間パッチで下方調整、バスティオンのアサルトモードにも弱体化が入るとのことです。

既に日本語ページも公開されているので、以下、その引用となりますが、後ほど簡単なまとめを追記しておきます。

  • ナーフされたとの声もある新ソンブラはリワーク後の勝率が4~5%急上昇。
  • 低ランクほど勝率の伸びが高く、マスターから上位のランクでは46~47%で安定。
  • リワーク後のヒーローは使用率が急激に伸び、その後もまたもとに戻るケースが多いが新ソンブラは高い使用率を維持。
  • リワークには満足しているが、EMPの効果とクールダウンの頻度には今後も注視。
  • ロードホッグのリワークにはメイン攻撃、テイク・ア・ブリーザーの見直し、そして完全新規のアビリティを追加予定。
  • このリワークはシーズン中盤ではなく、シーズン後半にずれ込む予定。
  • 中間パッチではサポートヒーローの維持能力と生存能力を全体に引き下げる予定。
  • 話題になるオリーサは統計的にはトップタンクではなく、低ランクならラインハルト、高ランクだとシグマが上位。
  • オリーサは相手に与えるストレスと味方への恩恵が釣り合っていないと言える。
  • バスティオンのアサルトモードについても、少しだけ弱体化させる予定。
  • 今年のハロウィン限定モードは初日でプレイ時間の35%を占めるほどの人気。今後もアビリティのアップグレードなど、ゲーム中にプレイヤーに選択の幅を広げるこのモードの拡大版について話し合っている。
  • LE SSERAFIMのコラボが発表されたが、それ以外にも皆さんと共有したい情報がBlizzConでは沢山用意されている。
  • Blizzconではランクマッチのリワークについての方針を明らかにする予定で、来年初頭にはバトルパスとショップの変更についても発表を予定。
  • 批判されたアルティメットパス限定のリリス・モイラについては、今後もアルティメットパスにレジェンダリを追加する方針は変わらないものの、一部人気スキンの獲得方法を増やしていく予定。

————

ディレクターの視点:シーズン7の今後とBLIZZCONを見据えて

ディレクターの視点:シーズン7の今後とBlizzConを見据えて

皆さん、こんにちは!前回と前々回はゲストが担当しましたが、再び私が「ディレクターの視点」をお届けします。今回は、シーズン7の開幕当初と現在の状況、そしてシーズンの今後についてお話ししようと思います。

まずお話ししたいのが、今シーズンで公開されたソンブラのリワークについてです。今回のリワークで、ハッカーのアイデンティティはそのままに、ソンブラのプレイスタイルがより活発で戦闘に積極的なものへと変わったほか、新アビリティ「ウイルス」が実装されました。強すぎたソンブラが今回のリワークで過剰に弱体化してしまったという声をオンラインでよく耳にしますが、リワークを導入した直後にソンブラの勝率が4~5%急激に伸びたことを考慮すると、今回のリワークはいい方向へと向かっているようです。ちなみに下位のティアでは、これよりもわずかに高い数値となり、マスターから上位のティアでは、46~47%の間で安定しています。リワーク後のソンブラでプレイする方がいまだに多いのも、特筆すべき点でしょう。リワーク後のヒーローや新ヒーローのリリース直後はいつも、そのヒーローの使用率が急激に伸びるのですが、その本来のメインに戻るプレイヤーがほとんどです。ですが、今回のソンブラの場合、リリース初期から割と使用率が落下せず、他の新ヒーローと同じような使用率の急落も起きませんでした。リワーク後のソンブラを新たなメインにする方が多いということでしょうか?プレイヤーの皆さんが新たなソンブラに慣れていくにつれて、ソンブラ自身もいい方向へと向かっているのは、チームとしても概ね満足しています。ただし「EMP」の効果とクールダウンの頻度は今後も注視していくつもりです。

シーズンはソンブラだけでなく、ロードホッグへのアップデートも予定しています。メイン攻撃のリワーク、「テイク・ア・ブリーザー」の見直し、完全新規のアビリティをリリース予定です。ただし、新ロードホッグの公開は、アビリティの最終調整が大がかりになっている関係で、当初予定していたシーズン中盤ではなく、シーズン後半にずれ込む予定です。

シーズン7の全体的なバランスには満足していますが、ここでもう少し、チームの統計と皆さんからのフィードバックをもとに、話を掘り下げていきましょう。皆さんの間で現在、マッチにおけるサポートヒーローのパワー・レベルの上昇が大きな話題となっています。チームもミッドシーズンのパッチで、サポート能力に焦点を当てると同時に脆弱さも取り入れる目的で、サポートヒーローの多くにさまざまな変更を加えていきます。「オーバーウォッチ 2」のリリース当初にサポートヒーローで感じられた無力感は避けるつもりですが、現在のマッチで見られるサポートヒーローの維持能力と生存能力は全体的に引き下げるつもりです。オリーサ、ザリア、バスティオンも、皆さんの間でよく話題にあがっています。実を言うと、オリーサは統計的に最高のパフォーマンスを発揮しているタンク系ヒーローではありません。その座は下位のスキル・ティアだとラインハルトが、上位のスキル・ティアだとシグマが占めています。つまり今のオリーサは、相手側に与えるストレスと自分のチームに返ってくる恩恵が釣り合わない例のパターンに陥っている、と言えるでしょう。現在チームは、今シーズンの開幕とともに加えた小規模な調整に基づいて、オリーサの状況を注視しているところです。なお、バスティオンの「強襲モード」も、ミッドシーズンのパッチで少しだけ弱体化させるつもりです。ミッドシーズンのパッチで行われる変更の規模は、サポートヒーローの調整を含むさまざまな変更が行われる関係で、シーズン7開始時のバランスパッチに相当します。変更点については今後数週間、パッチのリリースが近づくにつれて詳しくお伝えしていく予定です。

「ハロウィン・テラー」は「オーバーウォッチ」の中でも特に人気のイベントですが、おかげさまで今年のハロウィン・イベントも大盛況です。今年の「ハロウィン・テラー」では、完全新規のゲーム・モード「サンクチュアリの試練」が登場しました。パワーアップ、新アビリティの追加といった要素を初めて導入したゲーム・モードの1つであり、チームのお気に入りでしたが、皆さんにも気に入っていただけたようで何よりです。統計を調べたところ、シーズン7初日にカウントされた全プレイヤーのプレイ時間のなんと35%がハロウィン限定モードで占められていました。チームでも現在、プログレッションの要素とプレイヤーによる選択の幅を広げた、このモードの拡大版について話し合っているところです。

シーズンの目玉はハロウィンだけでありません。さまざまなコンテンツを今月と来月にお届けする予定です。昨日、LE SSERAFIM®とのコラボを発表しましたが、皆さんと共有したい情報は他にもあります。まだ公開できませんが、ある情報の共有をチーム一同、心待ちにしているところです。今後の展開を少しだけお伝えできるとすれば…そうです、BlizzCon®です。このイベントで、次に登場するヒーローのほか、今年と来年に配信を予定しているコンテンツをたくさんお見せする予定です。皆さんからはライバル・プレイのシステムとバトルパスにも注視してほしいという声が届いています。チームもこの2つを「オーバーウォッチ」の最優先課題と位置づけており、今回のBlizzConでライバル・プレイに加えるリワークの方針をお伝えする予定です。ただし、バトルパスとショップへの変更に関する詳細は少し遅れて、来年の初め頃の公開になりそうです。

ショップと言えば…シーズンの初めにモイラの新スキンをアルティメット・バトルパス・バンドルに含めたことに対する批判がありました。「今シーズン最高だと思ったモイラの新スキンが、最高額のバンドルを買わない限り入手できない」という、一部プレイヤーからの怒りの声です。私たちは毎シーズン、レジェンダリー・スキンをアルティメット・バトルパス・バンドルに同封してきており、今後もこの方針を取る予定ですが、その一方で一部の人気スキンの獲得方法を確実に増やしていくつもりです。現在のところ、これがこうした声を反映して私たちにできるアクションだと考えています。

今週の「ディレクターの視点」は以上です。いつも隔週でお届けしていますが、次回はBlizzConがあるのでお休みです。それでも「オーバーウォッチ」関連のニュースは、このシリーズがお休みの間もたくさん出てきますので、楽しみにしていてください。それでは、よい週末を。またゲームでお会いしましょう。

Overwatch 2
d3watchをフォローする
d3watch.gg
タイトルとURLをコピーしました