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[OW2] 5月15日のミッドシーズンパッチではタンクロールの大幅強化とJQ、ボール、ハンゾー、エコー、ジャンクの強化が実施

Overwatch 2

本日、オーバーウォッチ公式ブログ「ディレクターの視点」が更新され、ゲームディレクターのアーロン・ケラー氏から、ミッドシーズンパッチの調整内容が明らかにされました。

ディレクターの視点:ミッドシーズンで増すタンクの重要性

中間パッチではタンクロール全般の大幅強化、ジャンカークイン、レッキング・ボールのバフ、そしてジャンクラット、ハンゾー、エコーの軽めの強化が明らかとなっています。同パッチは5月15日の配信が予定されています。

以下、日本語公式ページの引用と、その簡単なまとめとなります。

  • タンクのフィードバックには「固すぎて倒せない」、逆に「すぐにやられる」といった相反する意見が多く、こうした意見を受けて、タンクにいくつかの調整を実施
  • タンクパッシブに「ヘッドショットダメージを25%軽減」を追加
  • 同パッシブのノックバック低減率も30%から50%に上昇
  • アーマーのダメージ軽減量を以前の「1発あたり5ダメージをカット(最大50%)」に変更(現在は一律30%カット)
  • これにより、リーパーやトレーサーのようなヒーローはラインハルトを倒すために手数が増えることになる
  • 全ロールの回復パッシブは一律20回復から、基本回復量10に各ヒーローの最大ライフ5%を上乗せたした量が回復。ラインハルトであれば1秒あたり45回復(700 * .05 + 10
  • ジャンカークインは、カーネイジやランペイジ発動中でもコマンディングシャウトの効果が発生。また、クールダウンは12秒に減少
  • レッキング・ボールの強化:
    • フックの最大速度ダメージが50から60に増加
    • パイルドライバーによるスタン時間が0.5秒から0.75秒に増加
    • 地雷の爆発ダメージが130から165に増加、ノックバックが5㍍から10㍍に増加
  • ジャンクラット、エコー、ハンゾーなどに軽めのバフ
  • ミッドシーズンパッチは5月15日に配信予定

記事の最後に「ミッドシーズンの『テストドライブ』を楽しみに待っていてください」とあるため、ポルシェコラボも実施予定と思われます。

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ディレクターの視点:ミッドシーズンで増すタンクの重要性

ディレクターの視点:ミッドシーズンで増すタンクの重要性

皆さん、こんにちは!シーズン10は、おかげさまで好評を博しています。私も皆さんに新ヒーローのベンチャーとミラーウォッチのイベント(アーケードで遊べます)を楽しんでもらえて何よりです。ですが、今回の「ディレクターの視点」の話題はその点についてではありません。本日はミッドシーズンのアップデートと、それに伴うタンクヒーロー全体への調整についていくつかお話ししていきたいと思います。

「オーバーウォッチ 2」において、タンクは特に際立ったロールといえます。敵の猛攻を一手に引き受け、チームメイトがキルを取れるチャンスを作るのがタンクの役割です。相手チームにとって大きな的となるタンクですが、タンクのライフを一気に削れるかに重点を置いているチーム編成が多いことからも、タンクの影響度の高さがわかるでしょう。タンクが弱すぎると、排除系のアビリティを突破できなくなってしまい、こうしたアビリティの回避を余儀なくされます。そんなタンクについて、皆さんからはこれまでに「すぐにやられる」、逆に「固すぎて倒せない」というフィードバックが寄せられています。

こうした意見を受けて、シーズン10中盤のアップデートでは、ある程度ヒットに耐えて戦闘で適度に生き残れるよう、タンクのバランスを調整します。まず、タンクのパッシブ「ヘッドショットのダメージ低減」を25%に引き上げて、一気にダメージが発生する機会を減らします。タンクのノックバック低減率も30%から50%に増やす予定です。これにより、前線を維持できる機会がもっと増えて、排除系のアビリティに悩まされる心配がなくなると考えています。

また、タンクヒーローを対象とした、ゲームプレイ全体の調整を加えます。その1つが、アーマーのダメージ低減の差し戻しです。投射物1発あたりのダメージ減少量が5(最大50%)に戻るので、今後はリーパーやトレーサーのようなヒーローがラインハルトのようなヒーローを倒そうとすると、以前よりも手数が多くなります。投射物1発あたりのバースト・ダメージが高いヒーローは、この変更後もタンクに対して効果を発揮しますが、こうしたダメージヒーローに対するカウンタープレイの手段はタンクに残されているので、大きな問題にならないでしょう。

フットワークの軽いタンクがより素早く前線に戻れるよう、ライフ回復のパッシブにも調整を加えます。以前はヒーローを問わず、戦闘を離脱すると1秒ごとにライフが20回復していく仕様でしたが、今後のライフ回復量は、ベースの回復量(10)にヒーローの最大ライフの5%を上乗せした数値になります。つまり、ロール・キューのマッチでラインハルトを使った場合、これからは1秒ごとに45回復していきます。

以上の変更点を組み合わせることで、タンクのプレイヤーが直面している問題点に対処しつつ、ゲーム全体のバランスを整えていきたいと思います。このミッドシーズンのパッチが導入された後は、メタの大変動も見られることでしょう。

ヒーロー別の変更点も一部ご紹介します。まずは、ジャンカー・クイーンの「コマンディング・シャウト」。今後は「カーネイジ」や「ランペイジ」などのアビリティに切り替えても発動するようになり、クールダウンも12秒に減少します。この調整が適用されることで、激戦においても素早く突撃できるようになるので、以前よりも積極的に戦闘で立ち回れるはずです。

レッキング・ボールにもさらなる変更を加えます。シーズン10での変更後、「グラップリング・クロー」を巧みに使ったゲームプレイを見かけますが、戦闘の観点から見ると、例の変更の恩恵を増やす余地はまだ少しあるように感じられます。なので、「グラップリング・クロー」を使ってフルチャージでスイング攻撃を繰り出した際の直撃ダメージを50から60に変更し、「パイルドライバー」に当たった敵の移動制限の時間を0.5秒から0.75秒に増やします。これらとは別に「マインフィールド」も上方修正します。爆発ダメージを130から165に、そしてノックバックを5メートルから10メートルに増やす予定です。

ミッドシーズンではほかにも、ジャンクラット、エコー、ハンゾーなどの軽い強化を計画しています。詳しい内容は、パッチが適用される5月15日にお伝えする予定です。どうぞミッドシーズンの「テストドライブ」を楽しみに待っていてください。今回の「ディレクターの視点」は以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。ともに素晴らしいゲームを作っていきましょう!

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