『OWCS KOREA ステージ2』観戦ガイド

[試合レポート] OWCS JAPAN STAGE 2|WEEK1 DAY3-絶対王者VARRELがついに陥落、「ネクストFearless」爆誕

Overwatch Champions Series

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OWCS JAPAN STAGE 2|WEEK1 DAY2(8/14)

TELOMERE 0-3 INSOMNIA

POTM:Ade

TLM

ロスター
タンク
  • PetePete(日本)
ダメージ
  • Amateru(日本)
  • Sour4(日本)
サポート
  • Hinis4ku(日本)
  • Sizuku(日本)

前試合ではLAZULIに格の違いを見せつけられたTELOMERE/N高は、この日もステージ1準優勝のINSOMNIAにストレート負けを喫したものの、第1マップのサモアでファーストキルを取ったのはTLMに加入したばかりのPetepeteマウガでした。さらにHinis4kuルシオとAmeteruキャスもキルを奪い見せ場を作りました。その後はこのキルで目が覚めたINSOMNIAの容赦ない猛攻にポイントすら踏めない苦しい戦いが続いたものの、最終ブリザードワールド開幕ではAmateruウィドウメイカーが元コンテンダーAdeアッシュの頭と視聴者の度肝をぶち抜くビッグプレーを披露しています。

INS

ロスター
タンク
  • Mealgaru(韓国)
ダメージ
  • Undersea(日本)
  • Ade(韓国)
サポート
  • Eyeku(日本)
  • Wgym(日本)

初戦0-2からのリバーススイープで勝利をもぎ取ったINSOMNIAにとっては、クールダウンとなる一戦になりましたが、高校No1チーム相手に門番Adeアッシュがすさまじい火力で未来のタレントに洗礼を浴びせていきます。サモアで出鼻をくじかれたUnderseaもお仕置きのキルを連発し、レッキング・ボールで散々荒らし回ったMealgaruはキルログを埋め尽くしました。明らかな格下相手とはいえ、そこに相手を舐めた姿勢は微塵もありませんでした。常人基準であればとんでもなく強いであろう高校チャンピオン相手に、フィジカルだけでなく、セットアップからのローテーションや手札の多いピック選択で圧倒したりと、やはりプロはすごいなという思いを改にした試合内容でした。

VARREL 2-3 LAZULI

POTM:Hidden

VL

ロスター
タンク
  • KSG(日本)
ダメージ
  • Nico(日本)
  • Qki(日本)
サポート
  • Qloud(日本)
  • Mint(日本)

長らく国内無敗を続けてきた絶対王者VARRELがついに敗北を喫しました。前身のUSG時代も含めると3年近くもの間無敵を誇りましたが、優勝候補の筆頭LAZULIにフルセットの激戦の末に膝を屈することになりました。最終スラバーサのスコア2-3が物語るとおり、両チームの差はごく僅かでした。KSG、Nico、Qki、Qloud、Mintのパフォーマンスは決して悪くはなかったものの、この日に限ってはそれぞれのポジションで相手が僅かに上回っていた差が勝敗に現れたように思います。敗れはしたものの、現在もVLが国内王者であることに変わりありません。大会連覇に向けて残りのグループステージ、そしてプレーオフでは王者のプライドを賭けた戦いを見せてくれることでしょう。多くの修羅場を乗り越えてきたチームにとって、この敗北はさらなる強さを手に入れるために必要なものだったと思える時がくるはずです。

LZ

ロスター
タンク
  • Leonopteryx(日本)
  • Godsam/Masdog(日本)
ダメージ
  • Hidden(韓国)
  • Schwi/IMP(韓国)
  • CC2(日本)
サポート
  • Neivis(日本)
  • Kiru01(日本/レンタル)
  • Sakume(日本/レンタル)

誕生から2年以上に渡り無敗を誇ってきたVARRELを倒したのは、結成から僅か数ヶ月の新チームLAZULIでした。既に触れたように最終ゲームのフルセットまでもつれる大激戦となりましたが、序盤から王者相手に気おくれすることなく、KR助っ人のHiddenと元リーガーのSchwi(IMP)、そしてKSGと共に日本を代表するタンクのLeonopteryxがすさまじいパフォーマンスを発揮。この3人だけならVLも抑えることはできたかもしれませんが、JP助っ人のSakumeとKiru、そしてNeivisも持てる限りのポテンシャルで王者を苦しめ続けました。個々のフィジカルの高さは勿論、短期間でここまで仕上げてきたチームの手腕は見事としか言いようがありません。次戦は、早くも残り2チームとなった無敗同士の戦い、和製タンクの2人にとっては古巣のINSOMNIAが相手となります。

MFC X SUPREME 0-3 REVATI

POTM:Fearful

MFC

ロスター
タンク
  • Romani(米国/トルコ)
ダメージ
  • Ta1yo(日本)
  • Kilaa(フランス/日本)
  • Aokigahara(日本)
サポート
  • Supreme(韓国/日本)
  • Frogger(オーストラリア)

2戦連続フルセットを戦ったMFCは絶好調Hofac擁するREVATIに0-3のストレート負けを喫しています。ただし、試合内容にスコアほどの差はなく、自らの称号に日本最強メイを加えたTa1yoを中心に難敵REVを苦しめました。Romaniも痛恨の場外ランページこそありましたが、抜群の推進力でチームを牽引。0-3というスコアが不思議なほどの競った内容でしたが、このチームはFroggerが前戦で一度LWをピックした以外はルシオ固定ということで、構成面で不利を強いられる場面が少なからずあります。勿論それはチームも承知の上であり、おそらくファンもそれを望んでいるはずで、今後はより研ぎ澄まされたルシオ構成が勝利の鍵を握ることになると思います。

REV

ロスター
タンク
  • Fearful(韓国)
ダメージ
  • Harutoon(日本)
  • Hofac(韓国)
  • Solace(日本)
サポート
  • Epic(日本)
  • NHZ(日本)

連日のHofac劇場冷めやらぬREVATIですが、この日の主役はもう一人のKR助っ人Fearfulでした。ウィンストンゴッドのFearlessがのり移ったかのようなレイジで次々と集団戦をものにしています。この日ばかりは脇役に回ったHofacも当たり前のようにヘッドショットを当て続け、最後のスラバーサで試合を決めたのもこの男でした。そして特筆すべきはバックラインで鉄壁の守りを築き上げた、にんじゃはむぞー(NHZ)のブリギッテでしょう。POTMこそFearfulに譲ったものの、守備だけでなく攻撃面でもキルを連発するなど強敵相手のストレート勝ちに大きく貢献しています。次戦はこの日、王者VARRELを倒したLAZULIが相手となります。

試合終了後Fearfulには、あのラインハルトゴッドの元リーガーHadiから「ネクストFearless」とのこれ以上ない賛辞も届いていたようです。

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