シーズン12も残すところあと僅かとなった10月12日直近2ヶ月間の、各地域各ロールトップ500推移をスコア形式にしたデータのまとめになります。
8/14~10/12のアジア地域推移(全ヒーロー)
<概要>
- ついにアナの牙城を崩したジュノがアジアのトップサポートに君臨
- ウィンストンの人気が下落傾向にある一方さらに人気を高めるDVa
- 大会メタピックのオリーサはトップ500での人気も急上昇
- ヒットスキャン第2勢力として地位を固めつつあるウィドウメイカー
- バフで弾薬3桁に突入したライフウィーバーはむしろ評価を下げる結果に
データ説明記事タイトルでは「メタ観測」となっていますが、必ずしも実際のトップ500帯メタ環境を反映したものではありません。
グラフ縦軸のスコア算定方法は、トップ500リーダーボードに表示されるメインヒーロー3人の左側になるほどスコアが増えていきます(各プレイヤーの順位が影響しているかは不明)。グラフの背景色はティアの領域を表しています(S‐A‐B‐C‐D)。
以下のデータはパッチによる変化をわかりやすくするために、シーズン11開幕以前の6/18から8/3までの推移となります。
記事中のティア表は左からダメージ、タンク、サポートのアルファベット順になります。
TANK
アジア – トップ500タンク評価(10月12時点)
- アジアで圧倒的な人気を誇っていたウィンストンは人気低下でDVAとほぼ同じポイントで並んでおり、既にDVA人気が先行していた欧米ではさらにその差が広がりつつあります。
- 欧米ではジャンカークインの人気が高く、DVA、ウィンストンに続くトップ3。一方でアジアでは根強い人気のザリアがトップ3を維持しています。
- シーズン12以降、人気が急降下したシグマはミッドシーズンパッチで微調整こそあったものの全地域で低迷が続いています。
- ラインハルトやラマットラといったラッシュタンクは欧米での人気が高く、ラマットラはアジアでも人気上昇中。先日はアーマーバグが修正されたものの、現時点で大きな影響は見られません。
- 下位グループではこれまで最下位だったオリーサの人気が全地域で急上昇。現在はBティアですが、今後さらに上昇する可能性もあります。現在開催中のOWCS NA/EMEA大会でもハードメタと言えるほどの高いピック率です。
DAMAGE
アジア – トップ500ダメージ評価(10月12日時点)
- ダメージは全地域でアッシュとトレーサーがトップ2を独占。アッシュは9月4日にナーフが入ったものの順位に大きな影響は見られません。
- ヒットスキャンでは第2勢力としてウィドウメイカーがダメージトップ3に上昇。評価の推移に大きな変化はないものの、キャスディと入れ替わる形でトップ3入りしています。
- そのキャスディはミッドシーズンに若干のバフはあったものの、大きな変化は見られず下げ止まり。とはいえ現在もまだティアAヒーローであり、直近のOWCS大会ではアッシュ以上にピックされています。
- 中団グループでは半年以上手つかずの状態が続いているゲンジの存在感が増しており、アジアとEUではAティア入りを果たしています。OWCS大会でのピック率も増加中です。
- 同じく大会ではメタピックのメイやファラもAティア入りしている一方で、ワンパンが復活したハンゾーは変更後も下位グループを抜けられず。ただし、一部チームでは大会で採用する場面も見られます。
SUPPORT
アジア – トップ500サポート評価(10月12日時点)
- アジアではついにジュノが絶対的存在であったアナから首位の座を奪取。NAとEUではその差は大幅に広がりつつあります。
- さらに今までパートナーだったアナからジュノに乗り換える形でブリギッテ人気がさらに上昇、アナの地位を脅かす存在になっています。ラリー中のアーマーバグが修正されたもののとくに影響は見られません。
- 中団グループは欧米ではキリコ、ルシオ、バティストが人気を維持しているものの、アジアでは実質中位が存在せずトップと下位の格差が大きく開いています。
- 下位グループではミッドシーズンでバフを受けたゼニヤッタの人気が全地域で上昇傾向にあり、OWCS大会でも採用するチームが見られました。
- 一方、ミッドシーズンパッチで弾薬数が3桁に突入したライフウィーバーは今回も上昇の気配が見られず、むしろ全地域でさらに評価を下げています。