間もなくシーズン13のミッドシーズンパッチが配信される11月10日時点、直近2ヶ月間の各地域各ロールトップ500推移をスコア形式にしたデータのまとめになります。
9/11~11/9のアジア地域推移(全ヒーロー)
<概要>
- 前シーズンに引き続きジュノが全地域でトップサポート、ナーフの影響は見られず
- タンクでは全地域でオリーサの人気が激増、ナーフの影響も僅か
- ジャンカークインやザリアも好調で時代は地べたタンク?
- DPSはアッシュ/トレーサーからキャス/ゲンジへ移行中
- ワンショット問題が再熱するウィドウも天敵産廃化でさらに増殖
データ説明記事タイトルでは「メタ観測」となっていますが、必ずしも実際のトップ500帯メタ環境を反映したものではありません。
グラフ縦軸のスコア算定方法は、トップ500リーダーボードに表示されるメインヒーロー3人の左側になるほどスコアが増えていきます(各プレイヤーの順位が影響しているかは不明)。グラフの背景色はティアの領域を表しています(S‐A‐B‐C‐D)。
以下のデータはパッチによる変化をわかりやすくするために、シーズン11開幕以前の6/18から8/3までの推移となります。
記事中のティア表は左からダメージ、タンク、サポートのアルファベット順になります。
TANK
アジア – トップ500タンク評価(11月10日時点)
- シーズン13に入り、それまでトップタンクだったDVaとウィンストンの人気が全地域で急落、欧米ではダイブタンクと地べたタンクの逆転現象も起きており、マップリワークの影響もあるのかもしれません。
- 地べたタンクで大きくポイントを伸ばしたのがオリーサで、とくに欧米での人気が高く久しぶりのSティアー復帰を果たしています。オリーサは10月30日に弱体化されましたが、やや下降気味ではあるものの、まだその影響は僅かなようです。
- また、アジアではこれまで人気のあったザリアがさらにポイントを伸ばしており、欧米ではジャンカークインが高い支持を集めています。EUではSティアー入りを果たしています。
- アジアではドゥームフィストの人気も根強くS13でさらに上昇、欧米ではランハルトもS13からさらにポイントが上昇し、Aティアー入りを果たしています。
- 下位集団では強化の入ったボール人気が上昇、一方でパメルのシールド貫通効果が復活したラマットラは全地域で人気が急落し、ティアーもAからCへと評価を落としています。
DAMAGE
アジア – トップ500ダメージ評価(11月10日時点)
- ダメージもそれまでトップDPSだったアッシュとトレーサーの人気が全地域で急落、とくに調整が入ったわけではないものの、タンクメタのシフトが大きく影響を及ぼしています。
- 一方で人気が急上昇したのがキャスディとゲンジで、こちらもとくに調整が入ったわけではないものの、いずれも全地域でSもしくはAティアーという高い支持を集めています。
- また、天敵ソンブラの大幅弱体化でワンショット問題が再熱したウィドウメイカーも前シーズンから高い人気が続いており、とくに欧米では実質Sティアーという高い支持を集めています。
- ウィドウ増殖の影響かファラやエコーといった飛行系ヒーローがS13からさらに勢いが衰えた一方、欧米ではリーパーがポイントを伸ばしています。
- 大幅弱体化のあったソンブラはそれ以前から人気が低かったこともあり、顕著な動きは見られず、一方で強化の入ったソジョーンのポイントが上昇しており、欧米ではDティアーを脱出しています。
SUPPORT
アジア – トップ500サポート評価(11月10日時点)
- 前シーズンに全地域でアナからトップの座を奪ったジュノが今季も引き続きトップサポートの座を維持。2度のナーフこそあったものの現時点でその影響は見られません。
- 人気が衰えたとはいえ、アナも全地域で高い人気を維持していますが、そのパートナーのブリギッテはジュノとの相性も良いことからアジア含む全地域でアナのポイントを上回っています。
- 中団グループでは前シーズンのバフで上昇傾向にあったゼニヤッタがポイントを急速に伸ばしており、とくにアジアで高い支持を集めています。
- 全体勝率の低さが話題となるキリコですが、欧米では根強い人気があり、現在もAティアーを維持しています。バティストのリコイル調整は評価自体にとくに影響はなかったようです。
- 下位ではルシオがこれまで支持されきてた欧米でも人気が急落(アジアは最下位)、アジアではイラリーの下落が顕著です。11月12日現在、ライフウィーバーはほぼ全地域で最低評価となっています。