シンガポールを拠点にするBleed Esportsのオーバーウォッチ部門が正式に解散したことがチームマネージャーにより明らかにされています。
既にご存知の方も多いかと思いますが、Bleed EsportsはR6SやCounter-Strike部門をはじめとした所属選手への給与未払いや、元CEOが暴力沙汰で刑事告発されるなどのスキャンダルに見舞われており、先月にはヴァロラント部門がライアットゲームズからVCT Pacificの除名処分を受けています。
また、昨年11月の時点で既にチームとしての法人格を失っていたことが判明するなど、チームは事実上の崩壊状態にあり、このほどチームマネージャーからOW部門でも同様に給料未払い問題が発生していることが明らかにされました。
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— ryan (@rXisOW) November 18, 2024
これによると、OWCS Pacificステージ2を制覇した後、チームは同ステージ終了後にOW部門の選手スタッフとの契約を解除。契約合意書には2024年11月15日にまでに未払分が支払われることが明記されていたものの、現時点でまだ支払われておらず、OWチーム全体で25,000ドル(約390万円)が未払いとなっているとのこと。
KR助っ人としてOWCS Pacific制覇に大きく貢献したMAKAやSeunganといったKR選手は、所属期間中も契約や給与もないままプレーしていたそうです。
Bleed Esportsは今年8月のEsports Word Cupを前に、前身のDAFロスターを買収する形でOW競技シーンに参戦。OWCS Pacific連覇を達成するなど(DAF含む)、同地域を代表するチームとして活動してきただけに、シーンに与える影響は少なくないものと思われます。
既にBleedおよび前身となるDAFのメンバー全員がフリーエージェントとなっており、Seunganは先日、国内王者Lazuli加入が発表されています。