[OW2] 最近流行りのマウガ構成でアナが選ばれない理由

Overwatch 2

最近行われたNAや中国トップレベルの大会でミラーマッチが展開されたマウガ構成ですが、そのマウガの天敵とも言えるアナが選ばれない理由はなぜかを議論するRedditのポストをまとめました。

The collegiate games showed a Mauga meta, but why wasn’t Ana chosen alongside?
byu/Donut_Flame inCompetitiveoverwatch

トッププロが参加したNAの学生リーグや昨日行われた中国の「Aurora Cup 2024」決勝でも、平地マップではマウガ、ゲンジ⇔エコー、リーパー、ジュノ、ブリギッテというラッシュ/ブロウル構成がハードメタとなっています。

NAの学生リーグではマウガメタが展開されけど、アナが選ばれなかったのは何故だろう?

ただアナを出せばよいという考えは単純すぎると思うけど、とくにアナが最近バフされたことを考えると実際なぜチームはアナを使わなかっただろう?

アナの阻害はマウガ、ジュノ、そしてブリギッテのULTを弱体化できるし、同時に味方マウガやジュノ/ブリギッテのULTを潜在的に強化できる。

スリープはリーパー、ゲンジ、エコーのULTをキャンセルできる。

タンクがマウガなのに、なぜブリギッテ/ジュノが人気のペアだったのだろう?

追伸:これを書いた後にマウガ/アナ構成の相手とマウガラッシュでスクリムをしたら簡単に勝つことができた。

以下、この話題に対するコメント欄の反応まとめになります。

「アナはラッシュ(ブロウル)相手に簡単に死んでしまう。脱出手段がないし、敵のラッシュを遅らせるツールは1つだけだ。スリープと阻害には、ジュノのスピードツールを犠牲にするほどの価値はない。スピードはそれだけ重要なツールということだよ」

「ブリギッテがいることでチームの生存能力が跳ね上がる。ラッシュ構成ではバッシュがあることでアナよりもはるかに上手く立ち回れるし、パックとインスパイアはジュノを守る上でとても信頼性の高い回復手段」

「ジュノ/アナではスピードはアナを守るツールとしては状況依存すぎて十分ではない。アナ/ブリを使うならそれはもはやラッシュ構成をプレーしていないことになる」

「ジュノのスピードリングで相手チーム全体が突撃してきたらアナはあっという間に轢き殺されてしまうよ」

「ダイブ構成ならブリギッテでアナを守れるけど、ラッシュやブロウルでは無理だね」

「ジュノとブリならマウガの突進を躱してインスパイアとジュノのヒールで耐えることはできるけど、アナはダーツにすべてを賭けなくてはいけないし、寝かせてもその後耐えられる保証はない。ただし、ダイブならダイバーを待ち構えつつ、アナの単体ヒールがあればブリと2人で守ることができるしマップの反対側にいる味方のタンクも回復できる。阻害とスリープという2つのアビリティもダイブタンクを警戒させるには十分だと思う」

「スリープでマウガを止めたとしても、残りの4人から狙われたら動きの遅い婆さんでは何もできないね。ジュノとブリギッテが選ばれるのは強力な回復力とユーティリティに加えて、個々の生存能力も極めて高いことだと思う」

「JQブロウル構成でアナが使われない理由と同じだね。さらにマウガのオーバーランにはCC耐性もあるからチャージ中は寝かせることもできないし、前回のバフで速度が増したことで阻害も当てづらくなっている。さらにULTケージがスリープを遮ることを考えたらアナの出番はないよ」

「T2シーン以上のプレイヤーと対戦して初めてわかることだけど、ブリギッテのパックとマウガのオーバドライブで強化されたゲンジ相手にアナは何もできない。このレベルになるとカウンターという単純な足し算よりも、ヒーローが生み出す価値を掛け算のように増やす構成の相乗効果がどれだけ重要かに気づく。野良のランクはカウンターによる足し算や引き算にすぎない。競技レベルのチームプレイはまったく別のオーバーウォッチをプレイしていることに愕然とするよ」

↑「まったくその通りだと思う」

「ラッシュやブロウルのアナは常にやられ役だったから」

「実際アナがマウガに阻害を投げるチャンスはマウガが乱戦にコミットしてるときだけで、それ以外のタイミングで投げてもマウガが死ぬことはほとんどない。だから完璧なタイミングで阻害を入れないといけない。マウガラッシュにアナがいる場合は、マウガ同士で削り合うより、真っ先にアナを狙うべきで、その間に阻害を受けようが関係ない。アナが倒されたら相手のマウガに生き延びる術はない」

「ジュノが強すぎて、ブリギッテがいることでそのジュノがさらに強化される」

↑「結局はアナがどうこうよりジュノがぶっ壊れすぎてるってことだよ。神レベルの機動力と大量の回復、最高のULTにミサイルで安定したポークダメージも可能だ」

↑「ULTが強すぎるな。メタルランクだとその半分の価値も引き出せないからこれ以上ナーフされることはないだろうけど」

「オーバーランの速度が上がったことで、確実に阻害を当てられる距離までマウガが近づけば、その時点でアナの死を意味する。離れたマウガに当ててもチャージとオーバドライブがあれば簡単に逃げ切ることができる。仮に阻害を効果的に使えたとしても、その前にアナを狙えば結局は自分のために使わざるを得なくなるし、その状況に追い込むのは競技レベルなら難しいことじゃない」

「対オリーサのラッシュでもない限りジュノやキリコの代わりにアナを選ぶのは難しいね。阻害はよいツールだけど、チームがそれを活かす前にアナが死んでしまう可能性のほうが高いし、スリープは単体にしか効果がないのも乱戦のブロウルやラッシュでは厳しい」

「自分の経験だけど、キングスロウの第1やシャンバリの防衛みたいなマップならジュノ/アナもありだと思う。高台が取れればマウガの突進にやられることもないしね。ただ、相手がキリコに変えれば阻害もダーツも対策されてしまうから、それならジュノ/キリコのほうがマシということになる」

「アナを出した2秒後に相手のキリコが出てくるだけ」

「ジュノのティアがもう1つ下がるくらいのナーフを期待してたんだけどね。Blizzardにはジュノは可愛いからナーフしてもスキンの売上には影響しないよって言いたい」

尚、本日開幕する「OWCS World Finals」は10月30日に配信されたパッチで行われるため、現行パッチよりもひとつ前のパッチになります。

前回パッチ時点ではオリーサがハードメタとなっていましたが、あれから時間も経過しているので、パッチバージョンは異なるとはいえ、最近のマウガ人気を反映したメタが展開される可能性もありそうです。

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