[OW2] トップ500メタリポート シーズン15前半―ハザード株が大暴落、「PNHB」株は急上昇

Overwatch 2

シーズン14~15直近2ヶ月間のゲーム内トップ500の推移を、各ロールおよび地域ごとにポイント形式にしたチャートのまとめになります。

1/9~3/10のアジア地域推移(全ヒーロー)

前回11月のメタリポートから大分期間が空いてしまったので、その時と比べると各ロールの勢力図も大きく変わっています。

<概要>

  • シーズン15に入りハザードの人気が全地域で大暴落
  • タンクはザリアとウィンストンが2強ながら人気は分散傾向
  • 断トツで最下位だったラマットラの人気が欧米で急上昇
  • DPSはソジョーン、トレーサー、ゲンジに加えてPNHBの2人も急上昇
  • サポートは王者アナが復活、アジアではゼニヤッタの人気が爆発
データ説明

記事タイトルでは「メタリポート」となっていますが、必ずしも実際のトップ500帯メタ環境を正確に反映したものではありません。

グラフ縦軸のポイント算定方法は、ゲーム内のトップ500ランキングに表示されるメインヒーロー3人の左側になるほどポイントが増えていきます(各プレイヤーの順位が影響しているかは不明)。グラフの背景色はティアの領域を表しています(S‐ABCD)。

以下のデータはパッチなどによる変化をわかりやすくするために、最近2ヶ月間のデータを対象にしています。

記事中のティア表の並びは各ヒーローのアルファベット順になります。ポイント順ではありません。

TANK

アジア

NA/EU

NA

EU

アジア – トップ500タンク評価(3月10日時点)
  • シーズン14では圧倒的だったハザードですが、シーズン15に入り評価は大暴落。現状はティアAと良好な位置にあるものの、ポイントではパーク実装前と比べると80%も下落(1097>220/アジア)。多くのタンクに遅れをとっています。

  • トップタンクはウィンストンとザリアが全地域で人気ですが、万能一強だったハザード時代に比べると、マップ次第でこの2人が人気を二分しているのかもしれません。アジアではドゥームフィスト、欧米ではレッキング・ボール人気が高く、PNHB構成の軸である前者は大会でも環境入りを果たしています。
  • そのほか目立ったところでは、これまでどん底の最下位だったラマットラが急上昇。アジアでの人気は低いものの欧米ではティアDからAに評価を上げており、OWCS大会でもラマットラを運用するチームが増えています。
  • 下位~中位集団はアジアではジャンカークイーン、ラインハルトの人気が低く、直近ではロードホッグと並びティアDに低迷。一方で欧米ではそれぞれティアAとBとなっておりラッシュ構成好きの地域柄が反映されています。
  • 全体として見るとパーク実装以降、多くのタンクが評価を上げており、ハザードの人気が落ちた分の人気が他のタンクに分散しているように見えます。大会では環境入りしているマウガも、パーク実装後の評価は上昇傾向にあります。

ダメージ

アジア

NA/EU

NA

EU

アジア – トップ500ダメージ評価(3月10日時点)
  • トップDPSは全地域でソジョーンが圧倒していますが、パーク実装前と比べると評価は落ちています。トレーサーも引き続き高い人気を維持しており、ゲンジも地域によってはティアSからAに評価を下げていますが、現時点では競技シーン同様にこの3人がトップメタと言えます。
  • シーズン13のナーフでティアB落ちも見えてきたアッシュはパーク実装後再び上昇傾向にあり、ヒットスキャンではソジョーンに次ぐ2番手に位置しています。大会ではメインDPSとして運用するチームも増えています。
  • 中位集団ではトールビヨンの人気が欧米でティアAへと急上昇。同じくオフメタのシンメトラもティアDを脱出しています。この辺は言うまでもなくPNHBメタの影響も大きいのではないかと思われます。

  • この他、フレックスDPSでは以前のナーフで人気が低迷していたファラもエコーとは対象的にパーク実装後に評価を上げており、競技シーン同様にメタ―ヒーローの一角を形成。一方で、シーズン15ではウィドウメイカーの人気か急落しています。
  • タンク同様にDPSも下位集団は上昇傾向にあり、とくにバスティオンの人気が急上昇。ティアD脱出はならなかったものの、大会でも時折その姿が見られるようになりました。

サポート

アジア

NA/EU

NA

EU

アジア – トップ500サポート評価(3月10日時点)
  • シーズン13で王座から陥落したアナですが、前シーズンで王座に返り咲き、今季も全地域で圧倒的な人気を誇ります。全ロール含めて現時点でポイントが1000を越えている唯一のヒーローとなりました。
  • 2位以下ではキリコが前シーズンから続く高い人気をパーク実装後も維持しています。一方でブリギッテとジュノは一時期に比べると勢いは落ちており、いずれもティアAに留まっています。ジュノは直近のアジアでティアBに落ちています。
  • 他のロールに比べると大きな動きが少ないサポート陣で最も顕著な動きを見せたのがアジア地域のゼニヤッタです。パーク実装前と比べるとポイントは倍近く伸びており、同地域ではティアS入りを果たしています。大会でもアジアを中心に採用するチームが見られます。

  • 欧米では前シーズンから人気上昇を続けるルシオが既にティアA復帰を果たしています。アジアでは未だにティアCに留まっているものの、大会では既にトップメタと言えるほどの活躍を見せています。
  • 中位~下位集団ではパーク実装後も評価に大きな変動は見られませんが、地域差はあるものの、モイラ、ライフウィーバー、マーシーといったヒーローにポジティブな反応が見られます。LWに関してはEU以外では既に最下位を脱出しています。
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