[OW2] 元OWLコーチによるシーズン17のファーストインプレッション

Overwatch 2

元OWLコーチのSpilo氏による、シーズン17のファーストインプレッションがポストされました。

Spilo氏としては、バランス調整で注目されたトレーサーの強化自体に強く反対しているわけではないようですが、その強化理由に対する開発コメントに疑問を感じているようです。

正直、シーズン17のパッチについてどう考えればいいのかわからない。マップ投票は面白いし、新マップも良さそう。そしてパーク調整が不十分だったのは、おそらく来シーズンに向けて何か仕込んでいるからだと予想してる。

ただ、リーパーやトレーサー強化を正当化する開発コメントは本当に奇妙だ。自分は「ザ・トレーサー擁護派」だよ…彼女がメタにいることは、90%のランク帯でたとえ強くてもちゃんと対処可能なぶん、最も健全な状態の一つかもしれない。でも「マップ投票やヒーローBANが何とかしてくれる」という説明は、楽観的どころかちょっと無知に思える。ここではトレーサーに焦点を当てるけど、リーパーにもある程度当てはまる話:

1. トレーサーは特にマップ依存のヒーローじゃない。これは低〜中ランクの話じゃなく、高ランク帯での自分の見解に基づいた話。そして彼女のマップごとの勝率については正直よくわからない。そういったデータは公開されていないけど、仮に高台が多いマップでも、フラッシュポイントと比べて勝率が大きく落ちるとは思えない。

2. プレイヤーの90%に「マップに基づいて賢くBANしろ」って期待するのは狂気の沙汰だ。このプレイヤーベースは、ジブラルタルでザリアをBANするダイヤ帯、90%の試合でソンブラをBANする人たち、そして1年前にナーフされたカウンターに今でも固執してBANしてる(ダイヤで未だにD.VaをBANし続けるウィンストンメイン、君のことだ)。戦略的なBANがまともに行われるのはGM以上。実際は、プレイヤーは「カウンターっぽいもの」や「嫌われ者」や「壊れ気味のヒーロー」をBANするだけ。そしてコミュニティのカルチャーというものは、常にこういう流れにスノーボールのように流されるものだ。ソンブラのBAN率は本来60%くらいで止まるはずなのに、誰もが「チームのために」っていう空気に乗っかるから、BAN率が指数関数的に膨らむ。だから、数人のサポートメインがトレーサーにうんざりした途端、彼女のBAN率も一気に跳ね上がるだろうね。

他にも思うことはいくつかある。もし特定のマップモードでトレーサーの勝率が極端に高いなら、今回のように大味で雑な強化は、フラッシュポイントマップが選ばれたときの苦痛をさらに悪化させるだけ。そもそもランクのプレイヤーが戦略的にマップ投票を考慮するべきなのか?確かに投票は確率方式だから多少は緩和されてるけど、それでもね。

全体的には「特筆すべきものは何もないパッチ」って感じ。でも、今後数週間でどうなるかはちょっと気になってる。あ、それとマウガとモイラのサステイン(持続回復)強化は最悪だよ。

タイトルとURLをコピーしました