[EWC] 王者Crazy RaccoonがTwited Mindsにまさかの敗北、プレーオフ初戦で姿を消すことに

Overwatch Champions Series

本日行われたEsports World Cupプレーオフ初戦で、世界王者Crazy RaccoonがTwisted Mindsにフルセットの末に敗れるという大波乱が起きました。

CRはグループステージのTeam Liquid戦を僅差で制してのプレーオフ進出。一方のTwited Mindsは初戦で黒星を喫しローワーからのプレーオフ進出となります。世界王者とEMEA2位の両者ともに、決して盤石とは言えない状態でプレーオフ初戦を迎えることになりました。

試合は序盤から、地元サウジファンの大声援を背に受けたTMが試合の流れをつかみ、“サウジの至宝”QuartzもEMEA最高のヒットスキャンの名に恥じない驚異的なフィジカルでCRを圧倒。

コントロールとフラッシュポイントではCRが主導権を握る場面も見られたものの、この日はTMの圧倒的な破壊力の前に、いつものCRらしさが見られず苦戦をしいられます。

特に第4マップのコロッセオでは139.62m対27.92mという大差をつけられ、王者が反撃の糸口すら掴めず押し切られるというまさかの展開に。

最終マップもQuartzの凄まじい火力を止めることができず、Crazy Raccoonは誰もが予期せぬ無念の敗北。今大会プレーオフはシングルエリミネーションのため、前世界王者はプレーオフ初戦で姿を消すことになります。

大会前の下馬評ではEMEAが最強リージョンとの評価もありましたが、Twisted Mindsはその期待に応えるべく歴史的大勝利を挙げ、見事プレーオフ準決勝へと駒を進めています。

一方のCRにとってはメタと完全アウェイの環境が逆風になった面は確かにあるものの、長らく続いてきたKR一強の時代が、ついに終わりを告げつつあることを印象づける一戦となりました。

CRが敗退したことで、今大会決勝のKR勢同士の戦いはなくなりました。T1とTeam Falconsは同じ山にいるため、両者が勝ち進んだ場合は明日の準決勝で対戦することになります。
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