[EWC] Team Falconsが苦境を乗り越え2度目の世界制覇を達成

Overwatch Champions Series

本日行われた『Midseason Championship | Esports World Cup』グランドファイナルは、Team FalconsがAl Qadsiahをスコア4-0で下し、昨年のWORLD FINALS以来となる2度目の世界王座の座に輝きました。

OWCS開催の世界大会としては初めて韓国チーム同士以外の対戦となった決勝は、戦前の予想に反して、4大会連続でグランドファイナルに進出したFLCの圧勝という結果に終わりました。

尚、この決勝を前に準決勝では、FLCがこれまで無傷のマップ全勝で勝ち進んできたT1を3-1で下しており、一方のQADは延長の第6マップまでもつれた「宿敵」Twisted Mindsとの激戦を制しています。

試合はFLCが序盤からSomeoneラマットラが前線を維持し、Mer1tソジョーンの確実なピックで主導権を握ります。

続くエスペランサではSomeoneの粘りとMer1tを起点に100メートル近い大差を覆す逆転劇を演じ、振り返ると、この時点で試合の行方はほぼ決まったとえいます。

終始劣勢に立たされたQADは、2試合連続でTP自爆コンボを成功させるなど、今大会トップメタとなったシンメトラ構成の練度の高さ見せ、準決勝でQuartzに撃ち勝ったLBBD7も意地を見せはしたものの、最後はFLCの攻勢に耐えきれず、FLCがCrazy Raccoonに並ぶ2度目のOWCS世界制覇を達成しています。

大会MVPはOWCS KR欠場から見事な復活を遂げたProperが受賞しています。グランドファイナルに限ってはMer1tの活躍が目立ちましたが、大会を通じて大事な場面でのクラッチプレイが光りました。自身にとっては初の世界大会MVPとなります。

OWCS KRではまさかの不振に陥り、大会直前にはStalk3r欠場という予想外の事態に見舞われたFLCですが、LCQ行きという苦境を乗り越え、見事世界王座に返り咲きました。今大会も決して楽な戦いではありませんでしたが、終わってみれば、最後に栄冠を手にしたのはやはりTeam Falconsでした。

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多くの波乱に満ちた今大会は、これまで一強を誇っていたKRリージョンと世界との差が着実に縮まりつつあることを印象づける大会となりました。

しかし、グランドファイナルでのTeam Falconsの圧勝が示すように、今もなおKRが最強であるという図式に変はわりないと言えるでしょう。

11月には今年最後の世界大会が控えており、再び世界がKRに挑む戦いに注目が集まります。

尚、11月末に開催される『OWCS WORLD FINALS 2025』の出場枠も明らかにされており、これによると、日本リージョンはパシフィックと出場枠1つを争うことになります。出場枠決定方法については後日明らかにされるとのことです。

<出場枠>

  • KR:3
  • NA:3
  • EMEA:3
  • CN:2
  • JP/PAC:1

※今大会トップ3リージョンのKR、NA、EMEAの出場枠には追加1枠が含まれています。

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