今年1月のTwitch視聴率(時間)ランキングです。
Overwatchは昨年12月と同じく5位と、相変わらず高い人気を示しており、視聴時間そのものも先月よりも数字を伸ばしています。
今月もトップは圧倒的な視聴率を誇る王者LoL、そしてCS:GOが2位にランクアップしています。CS:GOは2月4日の『ELEAGUE Major ATLANTA』グランドファイナルで視聴者数が100万を超え、Twitchの歴代最高記録を塗り替えるなど、2月の視聴率は更に数字を伸ばすものと予想されます。
登録ユーザーが2500万人を超え、Overwatch人気は衰えるどころか勢いを増しつつあるものの、上記のeSportsタイトルと比較してどうしても見劣りしてしまうのが、OverwatchのeSprotsチャンネルのシェア率です。
ESLやOGNなどを含めた大小様々なトーナメントの公式チャンネルのシェア率が僅かに6%と、CS:GOに比べると1/10(66%)、比較的カジュアル層が多いとされるLoL(22%)と比べてもかなり低い数値です。eSportsという言葉が半ば自虐的に使われているHearthstone並にeSprotsチャンネルの視聴率が低いのはなんとも寂しい限りです。
1月のNGE Winter Premiereはトップチームこそ出場していなかったものの、知名度のあるチームが参加していたにも関わらずファイナルは辛うじて視聴数が10Kに届く程度で、NGEとしては決して満足の行く数字ではなかったように思います(PAX Southの会場は盛況だったようですが)。
eSportsチャンネルのシェア率が過去最も高かったのがOverwatch初のプレミアムトーナメントである『ESL Atlantic Showdown』が開催された昨年8月です(17%)。
そして昨年11月が10%、12月が7%と、Overwatch全体の視聴率は増加する一方で、eSportsチャンネルのシェア率は徐々に数字を落としています。
Overwatch Leagueを数ヶ月後に控えている今の現状を考えると、オーディエンス獲得のためには観戦モード/機能の更なる充実など、イベントプロダクションやグラスルーツレベルだけではない、ブリザードによる、より一層のサポートが必要になってくるのではないかと思います。