‐バスティオンがOPだとしてもトリプルタンクの時よりはマシだと思っている。
バスティオンは味方にしても、相手にするにしてもチームワークが必要になるが、チームワークはこのゲームの肝だしこれは悪くないことだと思う。ゲームはラインハルトのシールドメタよりも早く展開している。毎シーズン同じキャラクターでプレーするのに慣れすぎているからバスティオンをOPと感じているように思う。この変更はドラスティックではあったけど個人的には気に入っている。
：皆の思慮深いフィードバックに感謝している。現在バスティオンが大きな注目を集めていることは我々も認識している。私はオンラインゲームが誕生した頃からプレーしているし、もうこの世界で15年間働いている。私がオンラインゲームのコミュニティについて学んだことの一つは、変化…あらゆる変化を含めて…は多くの不安を引き起こすということだ。私がWorld of Warcraftに携わっていた頃、私は全てのプレイヤーに500ゴールド配ったとしても、コミュニティは何らかの不満を示すだろう、とよく言ったものだ…何故なら彼らにとって変化は悪だからだ。
それを踏まえた上で、バスティオンには今朝のPTRのアップデートで何らかの変更を施すことになる。この変更が適用されたら是非皆のフィードバックを聞かせて欲しい。今現在も調整中だから詳細についてはまだ分からない。
※今朝のPTRパッチではダメージ軽減率が20％になりました。
私はメタが何であるか、メタがどう考えられているのか、そしてメタがどうあるべきなのかを考えることはとても興味深いことだと思っている。メタがどうあるべきかについてのフィードバックを読んだとき、一部の人々は全てのヒーローが等しい頻度でピックされるべきと考えているように私は感じた（つまり各ヒーローの使用率が4-5%になるということだ）。私はこれが現実的なことなのか確信が持てないし、それでゲームがより良くなるとは必ずしも考えていない。そのとおりかもしれないし、私が間違っていたとしても何の問題もない。我々がマッチのルールを4種類採用し続ける理由は（コミュニティがルールを3種類だったり3.5種類と考えていることは知っている）、異なるマップ、異なるルールがメタをより流動的にすると考えているからでもある。コミュニティがマップやルールを削除することを望むのであれば、その分だけヒーローのメタは停滞することになる。私はメタというものが必要以上に定義されると（例えば誰々のヒーローのみをプレーすべしといった意見）ゲームがつまらなくなるという意見には全く同感である。それ故に、我々は傾向を探り、必要に応じて調整する必要がある。
興味深いことの一つが実際のメタと、人々がメタと考えている感覚的なメタとの対比だ。感覚的なメタは主にプロシーンやトーナメントでプレーされるメタがもとになっている。いくつかのトーナメントの後で、プロシーンを分析したとてもクールなリポートが書かれている。これらのリポートは、彼らの言うとおり、単にプロシーンを反映したものにすぎず、必ずしもプレイヤーベースの大部分を代弁するものではない。しかし、人々はプロの選択をまるで神の言葉でもあるかのように引用している。私が気づいた興味深いことのひとつは、これらのリポートに基づいて、コミュニティにはマーシーが決してプレーされることはないという認識が存在していたことだ。しかし、ヒーラーはルシオとアナ以外は認めないとしていた「3タンクメタ」時代の我々の統計では、マーシーは「全て」のヒーローの中で5番目に多くプレーされたヒーローだった。勿論これはクイックマッチではなくランクマッチでの話だ。
だから時として、何がメタなのかという認識は実際のメタと一致しないことがある。
※でも多分ティアーごとに統計出したら特定のティアー以上はプロと大差ない気もする。
バランス調整は感情がコミュニティを支配した時にとても難しいものになる。もし一人のヒーローがプレーされなくなると、ある種の怒りが充満する（例えばバスティオンやシンメトラのように）。我々がこれらのヒーローをより「使える」ヒーローにするということは、プレーされる機会が増えるということでもある。その結果、人々はシンメトラやバスティオンと対峙した時のプレーに適応しなくてはならないし、彼らはよりパワフルになっている。バスティオンの性能はいじらずに、バスティオンの使用率だけを統計上十分なほどに上げるというような魔法は存在しない。
バスティオンについての個人的な感想を言わせて欲しい（私はこのゲームのスポークスマンみたいなものだから、それを話すことは危険ではあるが）。私は毎晩プレーしているが、クイック、ランクマッチ共にプレーしている（ルートボックス獲得のためにCTFを2ゲームプレーした）。ここ数日はバスティオンでもプレーしたし対戦もした。私の見解としては今のバスティオンは少しパワフル過ぎるように思う。特に、あるマッチで私はバスティオンでプレーし、敵のトレーサーが私を倒しに来た。そのトレーサーは私よりも明らかに優れたプレイヤーだったし個人スキルも高かった。私は何度も自己回復に頼り、トレーサーは私を倒すことができなかった一方で、私は試合を通して偵察モードでトレーサーをキルすることができた。これはおかしいと私も感じてはいるが、私が読んだ多くのフィードバックは過剰に反応しすぎているように思う。バスティオンは「勝利の方程式」ではないし、彼もまた相手からフォーカスされ、対策を取られることもある。連携の取れたチームであれば好き勝手に動くチームに比べてバスティオンの存在は脅威とはならない。私はこの数日間、どちらのチームも目にしてきた。バスティオンに対する不満と賞賛はどちらももっともだと感じている。彼がパーフェクトだとは思っていない。しかし、今回のような特殊な状況ではあまりにも多くの誇張された表現があるように思う。
いずれにしても、バスティオンには変更を加える予定であり、皆の考えを是非聞かせてほしいと考えている。
‐我々が言っているのは調整がやり過ぎだったということだよ。
：多くの人々がこの点について、多くのまったく異なる考えを毎日毎日我々に伝えてくれる。コミュニティが異なれば常に異なる意見が存在する。コミュニティのコンセンサスといったものは得てして不安定なものだと考えている。
‐ところでDVAのディフェンスマトリックスを攻撃が貫通してしまうバグとウィンストンがクラウチングした時のヒットボックスのバグはどうなってるの？
：DVAの修正は終わったので今週中か週明けには適用できる。ウィンストンについては作業中だ。
※その後のコメントによると金曜か来週火曜になるとのこと。
