Overwatch Leagueの将来に懐疑的な米プロスポーツブランド

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先週、New England PatriotsのRobert Kraftオーナー含む複数のパーティーがOverwatch Leagueのスポット買収で合意したとの報道が流れていましたが、一方で、今回紹介するRechard Lewis氏のリポートによると、これまでOWLに興味を示していた米メジャープロスポーツブランドの多くが現時点でOWLの将来性について懐疑的な見方を示しているようです。

以下、同氏のリポートの簡単なまとめになります。

Deadlock
「Deadlock」の記事一覧です。
  • Overwatachが未だにesportsシーンでの成功を証明していないにも関わらず、先週はESPNの報道を受けてOverwatch Leagueの成功を信じる多くのリポートで溢れていたが、Activision-Blizzardの要求する高額なフランチャイズフィー(fee)とコミュニケーション不足で、既に数多くのorgやチームがOWシーンから撤退している。
  • ESPNが報じたOWLに参戦する6つのパーティーの名前の中に、既存のorgが今のところ僅か2チームしかいないことは注目に値する(ImmortalsとNRG)。
  • Riotは来シーズンからスタートするNA LCSのフランチャイズ化にともない、フランチャイズのフィーを1000万ドルに設定している。これにより投資の対象がLCSとOWLという2つになるわけだが、既存org、投資家、プロスポーツチームオーナーにとって、どちらの計画が魅力的であるかは言うまでもない。
  • ESPNのリポートの後にOWLとの交渉に携わった複数のソースが、プロスポーツチームオーナ達の間ではOWLに対する懐疑論が未だに根強く存在していると我々に伝えてきた。いくつかのメジャーなスポーツブランドは、ブリザードの法外なフィーに対して、投資額に見合った回収ができることをブリザードが明らかにしない限りOWLにコミットするつもりはないと考えている。この他にもブリザードは将来的にオーナーがフランチャイズを他のパーティーに売却する場合、そのフィーの25%をリーグが受け取るものとしており、これも彼らが買収を渋る理由のひとつになっている。
  • 彼らがOWLフランチャイズの買収に二の足を踏む理由のひとつとして、Activision-BlizzardがOWLをスタートさせた後、それと同様のリーグをCall of Dutyシリーズでも計画していることが挙げられる。しかし、Activision-Blizzard側が明らかにしたプランによると、例えOWLのフランチャイズ都市を所有していたとしても、Call of Dutyリーグでもそのフランチャイズが保証されるわけではなく、更に別途フランチャイズフィーを払わねばならず、こういった事情も含めて、これまで興味を示してきたスポーツブランドもOWLの法外なフィーはまったく割に合わないものと考えている。
  • ソースの一人は「スポーツブランドがOWLで手に入れたフランチャイズ都市にいる地元のCODファンは、CODでも同様に地元のフランチャイズ権を購入することを期待するであろうが、ブランドが購入を見送ったことでそれらのファンはOWLでライバルチームを応援することになるかもしれない。これがいかに馬鹿げた契約であるか、そう考えているのは私ひとりではない」と語っている。
  • Activision-Blizzardのスポンサーに対する姿勢についても疑問を投げかける声がいくつもあがっている。既にesportsシーンでスポンサードの実績がある大口スポンサーは、Activision-Blizzard側の求めるスポンサー料が交渉のたびに膨れ上がっていくために交渉から撤退したとも言われている。そのスポンサー曰く、ブリザードが要求した額はNFLのスポンサー料に匹敵するものだったという。さらにブリザードは彼らに対してOWLはいずれNFLよりもビッグなリーグになると話していたという。

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ソースの信憑性はともかく、いろいろと興味深いリポートではありますね。Call of Dutyでもフランチャイズ制のリーグを予定しているというのは初耳ですが、これは十分ありそうな予感がします(CODWLがフランチャイズ方式に移行するのではないかと予想)。

ただ、最後のブリザードが将来的にOWLがNFLよりもビッグになると考えているという話しはどうなんでしょうかwたとえブラフであってもブリザードが本当に交渉の席でそんなことを言ったんだとしたら身の程知らずもいいとこですね…さすがにこれはガセとしか思えないなw

とはいえ、このRichard Lewis氏のリポートは5月の時点でRobert Kraft氏がOWLのスロットを買収するだろうとリークしていた実績もあるので、今回のリポートもまったく根も葉もない噂というわけではなさそうです。

今日行われたBEAT Invitational S2決勝(Rogue vs Immortals)でもOverwatchにスポーツコンテンツとして十分なポテンシャルがあることは証明されたと思うんで、あとはゲームの内容も含めてすべてはブリザードの舵取り次第ですかね。

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