illSci™というOverwatchとLoLのデータ分析を行っているコンサルティングチームが発行しているOWLのチーム&選手レーティングがポストされました。
illSci™という存在自体が謎ですが、当人たちの説明では将来的にプロチームをクライアントに想定した本格的なもので、チームにはデータサイエンティスト、エンジニア、統計学者などが含まれているとのこと(既にHonor eSportsという新興チームのLoL部門と契約しているらしい)。
実際に以下で確認できるデータをどういったアルゴリズムで割り出しているのかは企業秘密だそうで、昨年の9月からプロジェクトをスタートさせてレーティングから予想される結果については自信を持っているとのこと。
このレーティングシステムを試合の勝敗結果に利用する場合、チームTop6のレーティング平均が7ポイント上回っているチームが勝つ確率は75%になるらしい。例えばプレシーズンのロンドン(95.7)vsグラディエイターズ(88.6)戦はグラディエイターズが予想外の番狂わせを演じましたが、グラディエイターズが勝つ確率は25%あったことになります。
レーティングの詳しい算出方法も不明で実績もないとなると、このデータの信憑性についてはまだなんとも言えませんが、こういった独自のレーティングシステム自体は嫌いではないので各ロールごとのレーティングをざっと眺めてみたいと思います。
これはOWL選手全体のレートの分布曲線です。レートはゲーム内のレートじゃなくてillSci™のレートです。だいたい90が中間値ですかね。
これはチームごとのロール別レート平均です。左からチーム上位6人の平均が高い順に並んでます。
DPS
DPSのレートランキング。上位はまぁ納得の順位ですかね、全体として見るとなんでこの選手がここに?みたいなのはありますけど。SBBとProfitが頭二つ分くらい抜き出てる一方で、Jakeが下から2番目というのは最近の活躍を考えると低すぎるかな?
Tank
お次はタンク。トップ5はKR勢が独占。Fissureが他を圧倒してますね。xQcが案外高評価?DPSに比べると概ね妥当な評価と言えるかもしれません。Zunbaの名前が見当たりませんが彼はFlex部門に入ってます。
Support
サポート。ソウルの黄金コンビがトップ2を飾る一方で、注目は4位のJjonakでしょうか。このレーティングシステムはトーナメント、特にLANトーナメントでの活躍を重要視しているとのことですが、プロシーンでの実績がほぼ皆無のJjonakは高いポンテシャルを秘めているということかな?あと、Unkoeが思いの外低いですね。
Flex
最後はFlexです。APEX S4を制したWOOHYALがZunbaと肩を並べる高評価。プロシーンでの実績に乏しいSeagullの評価はいまひとつ?gidoは実績を考えると低い気もしますね。Flexは個々のロール次第でまた評価は違ってくるのかも。
Mystery Team
おまけ。OWL未契約選手レート上位8人のロスターとソウル・ダイナスティーを比較した画像(Flexは除く)。ミステリーチームはほとんどKR勢だと思うけどAkmかDafranあたりは含まれてるかも?
尚、これらのレーティングはOWLのステージ進行に合わせて今後も随時アップデートしていくとのことです。
”https://plot.ly/dashboard/IllicitSciences:418/view?share_key=pGEX5SqBQhF0hsKUf4AxU4”