今韓国のOWコミュニティではLunatic-Haiの解散が囁かれているらしい。出場を予定していたOverwatch Team Story Chapter 4を急遽辞退したことがその噂の発端のようですが、Runnerが昨日の配信で厳しい状況が続く現在の韓国OWシーンについてコメントしていたのでそのまとめです(credit to Evenstar6132)。
※Runnerは2月19日から兵役に従事するとのこと。
幾つかのチームに解散の噂があることは知っている。正直に言うと韓国コンテンダーズチームは困難な状況にある。全てのチームが経済的に苦しんでいる。Runawayも赤字経営だ。Runawayは人気のあるチームだが、それでも損失を出している。他のチームはもっと悪い状況にあるだろう。辛いね。
ブリザードに分かってもらいたいのは、OWLに重点を置くことは問題ない、しかし、OWLが成功するためにはコンテンダーズが安定していなければならない。コンテンダーズはOWLにとって土台であり基盤だ。もしコンテンダーズチームが解散して、ひとつ、またひとつと消えて行けば、OWLが生き残ることはできない。新たなタレントやスタープレイヤーが出場するための活発なT2トーナメントがあって然るべきで、コンテンダーズなしでそれは起こり得ない。
ブリザードの立場は理解している。彼らは資産家からの何億もの投資をもとに何か大きなことに備えていた。だから彼らは全てをOWLに注ぎ込んでいる。それは理解している。OWLはブリザードにとって重要なプロジェクトであり失敗することは許されない。それでも彼らにはT2シーンも大切にしてもらいたい。
チームオーナーとしての立場から言えば、物事はうまくいっていない。多くのチームオーナーが動揺してるのもそのせいだ。僕がオーバーウォッチに夢中になったことで趣味の延長で作ったRunawayは少しユニークな存在だ。だから、勿論限度はあるが多少の赤字は受け入れることができる。しかし、他のチームにとってこれはビジネスだ。勿論彼らにも情熱や夢はあるだろう。しかし、彼らにとっては利益が第一だ。結局のところEsportsはビジネスだ。大きな損失を被ったままチームを運営し続けることはできない。
オーバーウォッチを愛する人間として、そしてこのゲームに情熱を注いでいるひとりとして、OWLとコンテンダーズの両方で全てがうまくいくことを願っている。しかし、現実は多くのコンテンダーズチームにとって厳しい。私自身が良い状況にあるわけではないからそれはよく分かっている。Runawayのファンには心配しないでくれと言い聞かせている…しかし、今は心配ないが、将来何が起きてもおかしくはない。状況はあまり思わしくない。最善は尽くすが、先のことはどうなるか分からない。
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やはりというか、Runnerのコメントからも韓国OWシーンの厳しい現状が伺えますね。PC房での人気はOWLが開幕した後もかろうじて10%1を保っている有様でスポンサーやチームの撤退も相次いでいます。3月までにメジャートーナメントは開催されず、スタートしてもOWLシーズン中のインターバルが長すぎてコンテンダーズだけではとてもチーム運営を賄えないと言われています。
[追記]
T2シーンが息してないのは韓国に限った話ではなくて、EUも相変わらず厳しい状況にあるらしい。
Can’t find an org, pretty sad situation at the moment. Playing really well as a team, talent and synergy on point, everything clicked from the start and smashing a bunch of teams getting paid well but can’t find a deal for ourselves.
— Kruise (@KruiseOW) January 14, 2018
元ReunitedのKruiseは多くのチームが収入源を得ているとはいえ、彼のチームは素晴らしい状態にあるにも関わらずスポンサーやorgを見つけることができず辛い立場にあるとコメントしています。
”http://www.dbltap.com/posts/5947564-overwatch-contenders-team-struggles-to-find-esports-organizations?utm_source=RSS”