ESPNがダラス・フューエルのTaimouについて少し気になるリポートを書いています。
ESPN received information Friday that @DallasFuel player Timo “Taimou” Kettunen used anti-gay slurs on his personal stream. The league has yet to issue a punishment, and it’s unclear if it will: https://t.co/Ib1pbZPLVb pic.twitter.com/ZtRRZSkFh9
— ESPN Esports (@ESPN_Esports) March 4, 2018
今年1月23日にダラスのTaimouが配信中に同性愛者に対する差別的表現を口にしたことで、何らかの処分を受ける可能性があるかもしれないという記事。
ESPNの記事によると、この差別発言を聞いたコミュニティの人間が証拠としてこの時のクリップをカスタマーサポートを通してブリザードにリポートしたとのことですが、ESPNが接触したブリザードの関係者もこのリポートの存在を認めており、然るべき部署にこれを報告するとコメントしていた模様。
配信の中でTaimouは”F***ng f****t kid,”、”Uninstall.”、batty boy,”といった表現を口にしていたらしい。
最初のFワードは”Fuckng faggot kid”ですかね、faggotはゲイやホモに対する蔑称だそうで、単にムカついた相手に使うこともあるそうです。
“Unistall”は下手糞なプレイヤーに対して使います。いくらプレーしてもヌーブなんだからもうゲーム削除しろよって意味ですね。
fagやuninstallは割りとよく目にすることもありそうですが、”batty boy”はジャマイカ発祥の同性愛者に対する蔑称で、なよなよした男性に使われることがあるらしい。
これらの発言が報告された後も、ブリザードやオーバーウォッチリーグがTaimouやチームに対してなんらかのアクションを取った形跡は見られず、ダラス側もこのESPNのリポートがあるまでそういった事実があったことは把握していなかったようです。
1月18日には同じくダラスのXQCが、LGBTであることを公言していたヒューストンのMumaに対して差別発言をしたため、リーグとチームから倫理規定違反により2000ドルの罰金と4試合の出場停止処分を受けています。
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ESPNはこの件に関してブリザード側からはっきりとしたレスポンスが得られなかったことで記事にしたようですが、今になってこの発言が蒸し返されるのもちょっと不可解ではありますね。ただし、リーグコミッショナーも選手の行動規範についてNBAや他のプロスポーツと同様の基準で対処していくと明言しているので、場合によっては何らかの処分が下される可能性もあるかもしれません。
[追記]
Kotakuの記事によると、このESPNのリポートを書いている当のJacob Wolf氏本人も過去に”cunt”, “faggot”, “nigga”といった同様の差別発言をTwitter上で連発していたそうで、本人は急いで削除したものの、その時のツィートがSSで晒し上げられていました(下の画像はその一部)。
これはさすがにブーメランすぎるw