『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

NYXLコーチコメント集パート2

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NYXLのPavaneコーチのコメントパート2です。パート2というより前回のロングバージョンで、被っている内容も多いですが、より詳しい話が聞けるのでこれもなかなか興味深い内容となっています(一部省略)。

実際には先週のヒューストン戦後、APEXシリーズでキャスターを務めていたYongbongtang (YBT) 氏のTwitchチャンネルにゲストとして出演した時のコメントです。

YBT氏がOWLの試合を分析するYoutubeチャンネル(英語字幕あり)
https://www.youtube.com/user/itopicy

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現在のメタで最も重要なヒーローはウィンストンとトレーサー。そしてダイブで相手チームを「フォーカス」する戦術は極めて強力。この点において我々はヒューストンよりも優れていると確信していた。さらに、チームにはリーグで最高のサポート陣がいる。ヒューストンはMumaのウィンストンはとてもよいが、Jakeのトレーサーについては…(言葉を濁す)。だから彼らに対しては自信を持って臨んだ。戦術的に難しかったのはレイコータワー(中央制御室)とキングスローで、ヒューストンはハルザリコンプが得意なので苦戦を予想していた。現メタにおいて、我々はベストなダイブフォーカス(dive-focusing)チームだ。

– 言い換えるとヒューストン戦はJakeのトレーサーが一枚落ちることにつけ込んだということ?

(口ごもる)…Jake(のトレーサー)は明らかに良くなったし、エイムもかなり改善している。しかし、リコールのクールダウン管理やトレーサーとしてのマップの理解度といった点では…まぁそうだろうね。

チームは午前9時から英語のレッスンがある。そして正午に練習に向かう。その後スクリムは午後7時まで続く。しかしここ最近は英語のレッスンを休んで、息抜きに運動などもしている。そのせいでArkが風邪を引いたりもしたが。Janusが昨年から患っている肺気胸につていは確実に良くなってはいるものの、選手が病気にかかりやすい点については少し心配の種ではある。

– Liberoの噂については?(Liberoが試合後にメンバーと包容や握手を交わさないことでチーム内で浮いているのではないかとの噂が立つ)

その噂は初耳だ。彼が内向的なのは確かだが、彼のことをよく知れば活発な人間であることが分かる。画面では確かにそのように見えるがね。Liberoが他のメンバーやスタッフと上手くいってないというコミュニティの憶測は奇妙な感じがするね。我々のチームの雰囲気がとてもよいことは保証する。

事前によく練られたセットプレーと臨機応援なプレーはどちらも50/50で重要。たとえ事前によいプランを用意していてもヘッドショットで5人抜きされるようなこともある。そういった時は選手が自発的に戦術を変えるし、選手のやりたいようにやらせている。オーバーウォッチは予測しにくいゲームであり、マップ、セット、それらの間に何が起こるかは予測がつかない。だから事前に用意できるプランは限られている。

試合中の戦術とショットコールはArkが担当している。しかし、今日のヒューストン戦でのレイコータワーのように混戦や乱戦時は全員がショットコールし個々で対応する。Saebyeolbeについて言えば、最も重要な場面における彼のマルチキルは素晴らしい。彼の空間認識能力はベストであると考えるし、チームによい雰囲気をもたらすことができるプレイヤーだ。ボストンとのジブラルタルでは、ダッグアウトから選手の全員の声が聞こえ、私は最終ポイントまでは進めないだろうと考えた。チームには守備に備えるよう指示を出そうとしたが、その時SBBはまだ諦めてはいなかった。彼はチームメイトにペイロードから離れないよう指示し、メンバーもそれに応え最終ポイントまで到達することができた。私はSBBのトレーサーのメカニクスよりも、チームのムードを一瞬のうちに変えることができる能力を高く評価している。

– 試合中にSaebyeolbeが前歯を出すような仕草を頻繁に見せることについて。

彼は前歯の骨部に炎症を患っているので、近いうちに手術をすることになると思うが、回復までは少し時間がかかるようだ。手術後はしばらくの間コールをうまく出せないのではないかと少し心配している。保険など費用の問題があって手術できずにいたが、NYXLが手術費用についてサポートしてくれることになり心配する必要がなくなった。彼の仕草はこれが理由だが、以前にプロボーラーを目指していたSBBはボウリングの球が口にぶつかり負傷して以来、この炎症が悪化していた。

※SBBがプロボーラーを目指していたことは過去のチームビデオで明らかにされています(実際に4年間プロとして活動していた模様)。

ArkがJjonakのゼニヤッタにナノブーストをかけたのは彼らの判断であり、わたしはこういったことを尊重したい。知っての通り私はJjonakをただのサポートとはみなしていない。彼はまぎれもなく世界最高のゼニヤッタだ。正直、私は彼がこれほどのプレイヤーだとは考えていなかった。トライアウトで彼を選んだ時は平均的なプレイヤーだったが、その時から急速に成長した。彼の才能は生まれ持ってのもので、私はいったいどうやったらそんなことができるのかいつも驚かされている。

– 次週(今週)対戦するフィラデルフィアについて。

今日のロンドン戦では私が予想していた弱点を露呈していた。しかし、彼らの調子がよく、早いテンポでしかけてきたら我々も手こずるかもしれない。ステージ1で我々は準備不足と慢心からフィリーに敗れているので、この教訓を活かしたい。ロンドンはフィリー相手にセオリーどおりうまく戦ったと思うし、Gestureの試合後のインタビューもそれを裏付けていた。私はEqoが次の対戦でプレーしないことを願っている。彼がいる時はまったく別のチームになり、フィリーのダイブは切れ味が鋭くなる。

ブリギッテはPTRで少しだけ研究した。全体的な印象としてはよりオフタンクに近いヒーローだ。私の中ではDvaに代わるセカンドタンクになる可能性もある。回復能力は固定のヒーラーとしてはやや物足りない。ベストゼニヤッタがチームにいることを考えれば、彼女がヒーラー枠に入ることはないのではないかと思う。アナを除けばグッドなクラウドコントロール(CC)系のヒーローに乏しく、現時点でホッグ/マクリーはスタンダードピックとは言えないが、ブリギッテはカウンターダイブに完璧にふさわしいヒーローのように思える。ステージ3が本当に楽しみだ。

– 彼女は機動力に欠けるとの意見が多いが?

まだ新ヒーローで適切な評価を下せるほどのプレーはしていないが、現時点での彼女のスキルはとても良い。特にチーム全体をケアできるという点で。当然ながら、ブリギッテが全てのマップで使えるかは疑わしいが、キングスロー、レイコータワー、オアシス(ユニバーシティ)ではベストな選択肢ではないかと思う。チームプレーや戦術次第だが、ラインハルトとの相性がとてもよいと思われる。彼女のCCスキルは非常に有益で、飛び込んできたウィンストンを押し返すこともできるかもしれない。ジブラルタルのようなマップではブリギッテが低いポジションでできることはあまりないので、使われることは多くないだろうと思う。城マップでは通路が狭いセクションなどでは使われるだろう。ワイドに広がったエリアで彼女を活かすのは難しい。

– ドゥームフィストで壁に刺せば簡単に死ぬという人もいるが?

本当に?…それはまだテストしてないから分からない。しかし、彼女のUltはとてもパワフルだ。Rallyはステージ3でのメタに新たな方向性を与えるかもしれない。知っての通り、今はキングスローのようなマップでさえ、ダイブはハルザリコンプに対してとてもよく機能している。だから韓国ではトレーサーとDVaがさらに使われるようになっている。ブリギッテの登場が我々の戦術を変えるかもしれない。

– ソンブラについて。

ソンブラの変更はあまり良いとは言えないね(not really good)。OWLのディスコードではブリザードに対して特別にフィードバックを提供しているが、明らかに全ての人間がソンブラについて不満を漏らしている。私がこれまでに見た中でも最も大きい不満だったように思う。私は彼女のナーフが近いうちに来るのではないかと考えている。我々プレイヤーの視点から言えば、今の彼女はバカバカしいと感じている。ソンブラはステージ3までに変更すべきでであり、さもなければ私は大きな不安を抱くことになるだろう。Arkは今日、ランクマッチでプレーした後に、「ソンブラと対峙した時ルシオは何もできない」そして「アンプの効果がいつも消されてしまう」と話していた。

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