今週末に開催されるワールドカップ・パリ予選の概要が公式サイトにて発表されました。
”https://overwatchleague.com/en-us/news/22482776/overwatch-world-cup-group-stage-preview-paris”採用パッチ、マッププール、ルールなどはバンコク予選からとくに変更はありません。いまのところ配信チャンネルリストに日本語の記載はありませんが、おそらくOpenrecでライブ配信されるものと思われます。
以下、公式サイトのプレビューをもとに出場国をざっと紹介します。
NATIONAL TEAM ROSTERS
United Kingdom
- Christopher “ChrisTFer” Graham
- Eoghan “Smex” O’Neill (Contenders NA: NRG Esports)
- Isaac “Boombox” Charles (Philadelphia Fusion)
- Harrison “Kruise” Pond (Contenders NA: Toronto Esports)
- Michael “MikeyA” Adams (Contenders EU: British Hurricane)
- Finley “Kyb” Adisi (Contenders EU: British Hurricane)
- Sub: Kai “KSP” Collins (Contenders EU: Young and Beautiful)
フーリガン、LANnimals、Home of the LadsことUK代表はフィラデルフィアのBoomboxがスクワッドをリードし、ロスター7名のうち5人が2017年にドイツを抑え米国とともに本大会出場を決めたメンバー。今思えば、OWL初年度にチームにピックされた選手がBoombox一人だけだったとは信じがたい。言うまでもなく彼らは経験豊富なプレイヤーで本大会同様に来季OWLでのスポットを狙っている。過去にReunitedに所属していたKruiseとKybはAtlantic Showdown準優勝時のメンバーで前者はAPEX Season 1でもプレーした経験がある。
Germany
- Joshua “cRNKz” Colon
- Cem “immortal” Oezgecen
- Steven “kodaK” Rosenberger
- Metehan “Mete” Aksüt
- Herman “Nesh” Kobrin (Contenders EU: British Hurricane)
- Julian “ProGi” Maier
- Sub: Artur “Massie” Kiltau
ドイツ代表を率いるYsabel “Noukky” Müller GMはオーバーウォッチコミュニティに深く関わっている存在。彼女はロンドンのアカデミーであるBirtish Hurrcaneのマネージャーに就任する前はトーナメント主催者やオブザーバーとして活躍。先週チームはミュンヘンでブートキャンプを招集しパリでの予選突破を目論んでいる。KodakはTeam 123のメンバーとして昨年のContenders EU S0で準優勝、今年のコンテンダーズEU S2でも6nakesでベスト8に進出、Meteも6nakesのスタンドインとして参加、その他にBazooka Puppiezでもプレーしている。
Poland
- Karol “Danye” Szcześniak
- Michał “Redziok” Mingielewicz
- Mateusz “Shaddo” Pihulak
- Michał “DXtR” Wiencek
- Jakub “Duku” Andrzejak
- Dorian “Xyzano” Olechnicki
- Sub: Mateusz “Matwoj” Hołtyn
昨年はホームでの開催となった予選ラウンドで韓国、オランダに次ぐグループリーグ3位に終わり本選出場はならなかった。昨年の代表メンバーで残ったのはDanye一人で(Matwojも昨年のメンバー)、最近ではCopenhagen Flamesの一員としてコンテンダーズEU S2に出場。ポーランドはesportsが盛んなこともありパリ予選でも良い結果を残すことが期待されている。Matwojは昨年のContenders NA S0にStraight Outta Comp Queueのメンバーとして参加、チーム内でも貴重な経歴を有している。
Netherlands
- Ryan “CrusaDe” van Wegen (Contenders EU: British Hurricane)
- Jeffrey “Vizility” de Vries
- Jonathan “Jona” Stelma
- Mats “sab” Bauer
- Coen “Corn” van der Ent
- Thomas “brussen” Brussen (Contenders EU: One.PoinT)
- Sub: Dante “Dante” Zegveld
オランダは小国ながらオーバーウォッチシーンを戦い抜いてきた一国。VizilityはOrgless and HungryでコンテンダーズEU S1を戦った後にToronto Esports(ボストンのアカデミー)に加入。コーチのMorteはEunitedが昨年のContenders EU S0を制覇したときのメンバーで、Reunited時代にはAPEX S1でもプレーしている。彼らのTwitterアカウント名、@OWranjeはネーミングだけなら今大会随一ともいえるが、これはサッカーオランダ代表の愛称であるOranjeを捩ったもの。
Italy
- Francesco “Bimbz” De Luca
- Edoardo “carnifex” Badolato
- Federico “Nisa” Portolani
- Lorenzo “Midna” Nulli (Contenders EU: We Have Org)
- Edmondo “DragonEddy” Cerini
- Marco “HearThBeaT” Soffia
- Sub: Aris “LUFT” Galli
Mindaはコンテンダーズシリーズに初めて参加したイタリア人プレイヤー。DragonEddyとLUFTはサムスンがスポンサードするSamsung Morning Stars Blueに所属しているが、チームはトライアル敗退によりシーズン2のコンテンダーズ本選出場は逃している。昨年イタリア代表は魅力的なパーソナリティでシドニー予選会場のファンの心を捉えたが、パリでは番狂わせを狙っているだろう。
France
- Terence “SoOn” Tarlier (Los Angeles Valiant)
- Benjamin “Unkoe” Chevasson (Dallas Fuel)
- Dylan “aKm” Bignet (Dallas Fuel)
- Gael “Poko” Gouzerch (Philadelphia Fusion)
- Michael “winz” Bignet
- Benjamin “Benbest” Dieulafait
- Sub: Nicolas “NiCOgdh” Moret (Contenders EU: Eagle Gaming)
昨年のフランス代表は当時世界中のプレイヤーを震撼させたシーンを象徴するRogueのメンバーで構成されていた。それ以来オーバーウォッチリーグとコンテンダーズを経験し、彼らはさらに強力になって戻ってきた。世界が彼らに注目し、フランスの熱烈な観衆はavecle6(代表チームの愛称)を誇りに大きな声援を送っている。BenbestとPoko以外は元Rogueのメンバーで、このタンクラインはGamersOrigin時代のチームメイト。前者はYoung and BeautifulのメンバーとしてコンテンダーズEU S1-2でもプレー。Akmの実兄WinzはQuake Championsのプロとしても活躍。