成都ハンターズが🇨🇳YangX1aolg、🇨🇳Jinmu、🇹🇼Baconjackの加入を発表しました。
Last but not least, our DPS players join the hunt!
⚔️ Hu “Jinmu” Yi (易虎)
🔫 Tzu-Heng “@Baconjack0227” Lo (罗子恒)
💣 Zhihao “YangXiaoLong” Zhang (张智浩)With their consistency and aggression, these players complete our extraordinary full-Mandarin roster.#LetsGoHunt🐼 pic.twitter.com/gQ1L9xhX1O
— Chengdu Hunters (@ChengduHunters) 2018年12月1日
事前の予想に名前はあったものの、加入はないと見られていたBaconjackが成都入りしています。おそらくこれは本日引退を表明したSilkthreadの代替え要員と思われますが、同選手引退については後述します。
チーム発表では”these players complete our extraordinary full-Mandarin roster.”との記載もあるので、この9名が少なくとも現時点での「オール中華」のファイナルロスターになるようです。
Sources have confirmed that the Chengdu Hunters have been unsuccessful in their attempts to sign Adam “Beasthalo” Denton.
It’s highly likely that Beasthalo will in fact be on the Philadelphia Fusion roster for the 2019 Overwatch League season.
— Arran “Halo” Brown (@haloofthoughts) 2018年11月30日
尚、成都入りがリーグされていたFusion UniversityのBeasthaloについては、成都ではなくトップチームへの昇格が濃厚となっているようです1。
加入した3人のメンバーに話を戻しますと、Jinmuは同じく成都入りしたVanessaとMoss Seven Club、BTRGで共にプレーした経験があります。
YangX1aolgは、昨日成都入りが発表されたLateyoungと共にMiraculous Youngsterでプレーした後、チーム解散後はPUBGに転向しているため、OWはそれ以来の復帰ということになります。
Baconjackも同様にFalsh Wolves解散後はPUBGに転向していましたが、OWLでシーン復帰を果たすことになります。昨年のワールドカップ予選では台湾代表としてもプレーしています。
Current Roster:
Tank:
🇨🇳Ameng
🇨🇳Elsa
🇨🇳Lateyoung
DPS:
🇨🇳Jinmu
🇨🇳YangX1aoLg
🇹🇼Baconjack
Support:
🇨🇳Kyo
🇨🇳Garry
🇨🇳Yveltal
Goodbye Professional Overwatch: A Journey Ended
Read: https://t.co/g71YjiPpUm
— silkthread (@silkthread) 2018年12月1日
本日引退を表明したSilkthreadですが、本人の声明によると、事前にリークのあった成都と契約しチームにも合流していたことは事実だそうです。
その一方で、引退を決意した理由としては、ここ1年間でオーバーウォッチプロとしての情熱を失い今までのようにゲームが楽しめなくなったこと、そして、中華系米国人ということで中国語でのコミュニケーションは可能なものの、読み書きができないためにそれらを学ぶ必要があり、ゲーム中の意思疎通も改善はしたものの、バーンアウトがチームへのコミットの妨げになっていたようです。
また、練習量、プライバシー、生活環境、余暇の過ごし方、労働倫理など欧米orgと中国orgでの文化の違いに適応することも難しかったと話しています。
こういった様々なことを熟慮した結果、急速にOWへの情熱が失われている中で、このままチームにとどまるのはフェアではないとの考えから、決断が遅くなってチームに迷惑をかけることにならないようマネージメントと話し合い、双方合意の下で契約を解除するに至ったようです。チームスタッフとも選手とも関係は良好で何か問題があったわけではないとのこと。
今後は大学に復学するそうですが、自身のesports競技者としてのキャリアはこれが最後になるとする一方で、大学卒業後はビジネスやマネージメントで将来的にesportsに関わっていくことを示唆しています。本人としてはOWLは人生に一度きりのチャンスということで割り切り、大学に戻ることは常に頭の中にあったそうです。
大学を休学してOWLでプレーしたことはまったく後悔しておらず、今後の人生を変え、新たなモチベーションを与えてくれたことへの感謝の弁を述べています。次の秋学期までは休養を取りオーバーウォッチの個人配信にも力を入れていくとのこと。
[追記]
Silkthreadのキャリアについて簡単に振り返ると、元々ラダーのトップランカーとしてその名を知られていましたが、プロとしてはXQCやDantehらと共にDenial eSportsのスタンドインとしてAlienware Monthly Meleeに出場した後、Counter Logic GamingではグラディエーターズのチームメイトでもあるHydrationともプレーした経験があります。
OWL開幕時はヴァリアントでプレーしていたものの、その後は出場機会が限られたこともありシーズン途中にグラディエーターズに移籍、しかし、そこでも満足に起用されることなくシーズン終了後にリリースされています。