※このガイドはredditにポストされたガイドを基本に、いくつかの補足情報を付け足してまとめています。開幕前の情報が元になっているので現在のチーム状況とは異なる場合があります。
Houston Outlaws
テキサス州ヒューストンを本拠とする二年目のフランチャイズでOptic Gamingがチームを所有・運営する。同じテキサスのダラスとはライバル関係にある。昨季はあと一歩でプレーオフを逃すが、新戦力補強はDanthe一人のみと、オフシーズンに生じた組織内のトラブルにより満足な補強ができなかった可能性もある。選手平均年齢が23.0歳と全チーム中最も高い。
ゼネラルマネージャー:🇺🇸Flame
- テキサス州エルパソ出身の元プロプレイヤーで現役時代はSplyceのフレックスとして活躍。
- Splyce時代のチームメイトには今季からコーチに転身したCloclworkがいる。
- 引退後はVODレビューの配信のほか、2017年のW杯やMLG Vegasではアナリスト/コメンテーターを務めている。
- トキシックといえばFlameと言われた時代もあったが、ヒューストンのGMに就任した今ではすっかり落ち着いてる。
ヘッドコーチ:🇰🇷Tairong
- 昨シーズンに引き続きチームのヘッドコーチを務めるベテランコーチ。
- 2016年には韓国代表のサポートとしてW杯に出場、Arhanと共に初優勝に貢献。
- ヒューストン以前にコーチを務めたAfreeca Freecs BlueではAPEX Season 1から4まで指揮を執る。
- APEX S1では準優勝を果たすも、タンクメタ衰退以降は低迷、韓国人コーチながらダイブを苦手にしていると言われている。
- 昨シーズン途中でSNS上にアップした不適切なミーム画像によりリーグから罰金を受ける。
- Flameは最もテキサス人らしいメンバーとTarirongを評価、米国人主体のロスターとも良好な関係を築いている。
アシスタントコーチ:🇺🇸MESR
- ベータ時代からシーンで活躍していたベテランで、ヒューストンでは昨季からコーチを務めている。
- 現役時代はTeam Liquidのメインタンクとして高く評価され、2016年に米国代表としてW杯に出場。
- OW以外にTF2、CS:GO、Wolfensteinでもプロレベルのバックグラウンドを持つ。
- サポート出身のTairongコーチだけに、タンク陣のコーチ役として期待を寄せている。
アシスタントコーチ:🇰🇷HyunWoo
- TairongコーチがAfreeca Freecs Bludeのコーチを務めていたときからの補佐役。当時の名前はWife。
アシスタントコーチ:🇺🇸Clockwork
- 昨季はロスターの一員として主にトレーサーでプレー。
- 選手として大きな成果を残すことはできず、昨季終了後にコーチへと転身。
- OWL以前はSplyce、NRG、FNRGFEといったチームに所属。APEX S1ではSeagull、Godsらと共にプレー。
- Team Fortress 2ではベストスカウトとして知られたレジェンド。
- TF2シーンで最も成功したと言われるFroyotechのメンバーで、同チームにはMumaも所属。
🇺🇸Muma
– Austin Wilmot
– 1998/8/17
– United States
(ウィンストン/オリーサ/ラインハルト/レッキングボール)
- 昨シーズンはほとんどの試合で先発メインタンクとしてプレー。
- 昨季序盤に主流となっていたソロスタイルのウィンストンで欧米トップクラスの評価を得る。
- メタがよりスタンダートなダイブにシフトしたことで、精彩を欠くことも。
- タンクメタがシーズン2でも続いているようであれば、彼のラインハルトが鍵を握る存在になるかもしれない。
- オフシーズン中はレッキングボールといったヒーローをプレーする姿も頻繁に目撃されている。
- OWL入り前はBoink、Bani、ClockworkらとFNRGFE、Gale Force eSportsでプレー、後者ではAimbotCalvinともプレー。
- 昨年のW杯では米国代表として出場も初戦敗退。
- Team Fortress 2時代はシーンを代表するFroyotechというチームでタイトルを獲得。
- LGBTであることをカミングアウトしている。
- 出撃前のリスポーンエリアではシンメトラを好んで選択している。
- 昨シーズン、キングスロウの奈落にJjonakを叩き落としたチャージはあまりにも有名。
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🇧🇪Spree
– Alexandre Vanhomwegen
– 1995/6/4
– Belgium
(Dva/ザリア/ロードホッグ)
- 昨シーズンは主にザリアのスペシャリストとしてシーズン後半にプレータイムを得る。
- リーグトップクラスのザリアと評価される一方で、Dvaのクオリティはそれを下回る。
- 昨季は3時間半というプレー時間ではあったものの、エリミネーション/10分はリーグトップ。
- Mumaとの連携ではCoolmattがリードしているだけに、Dvaメタが続く限り出場機会の増加は見込めないかもしれない。
- OWL入り以前はLuminosity GamingやFaze Clanでプレー。
- 2016年にはベネルスク代表、2017年にはベルギー代表にも選出。
- オフタンクとしてはFuryとSpace、esportsアスリートとしてはCS:GOのNikoがロールモデルと語る。
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🇺🇸Coolmatt
– Matt Iorio
– 1989/7/29
– United States
(Dva/ザリア/ロードホッグ)
- 昨シーズンからチームのレギュラーオフタンクを務める29歳のベテラン(リーグ最高齢)。
- Mumaとは息の合ったプレーを見せ、今季も先発を任されることになるだろう。
- 以前はCoolmatt69の名前で活動していたが、選手登録時に自主的に現在の名前に変更。
- Fnatic在籍時はOverwatch OpenやApexといったビッグトーナメントに出場。
- ヒューストンの前身ロスターとも言えるFNRGFEの一員として2017年のContenders Season 1でベスト4に進出。
- 2017年には米国代表としてW杯に出場、EnVyUsの初代ロスターの一人でもある。
- かつてはFirefallのプロとして約1年間ほど活動。
- 攻撃的なDvaではあるが、ブーストを駆使したチームプロテクトも得意。
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DPS:
🇺🇸Danteh
– Dante Cruz
– 1999/3/24
– United States
(トレーサー/ソンブラ/ジャンクラット/ゲンジ)
- オフシーズンにSmurfとのトレードでサンフランシスコから加入した唯一の新戦力。
- ヒューストン待望のトレーサーメインとして期待されるが、ソンブラやゲンジも得意でソンブラはリーグトップクラスの実力を誇る。
- 昨季終盤にはメタのシフトに伴い出場機会を大きく減らしている。
- 初期の頃はザリアのワントリックプレイヤーとしても知られていた。
- シーズン5ではソンブラのエクスプロイトを配信中に使ったため、プレー停止処分を受けている。
- OWプロになる前はMinecraftのPVPプレイヤーとして知られ、当時で10万人以上がチャンネルを登録。
- Jake、Linkzrとポジションを争うことになるが、幅広いピックプールはチームに欠かせない要素。
- ヒューストン以前はDenial Esports、YIKES!他、Space、Custa、XQCも所属したArc 6でプレー、XQCとはDE時代からOWL入りするまでのチームメイト。
- 米国を代表するDPSの一人ではあるものの代表チームでのプレー経験はない。
- GoofyGoober、Dankteh、Somjiなど確認されているだけでも7つのaltアカウントを所有。
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🇺🇸Jake
– Jacob Lyon
– 1996/7/28
– United States
(ジャンクラット/トレーサー/ソルジャー/ファラ/ゲンジ)
- ミームにされることも多いが、オピニオンリーダーとしてファンや選手からも一目置かれている存在。
- ジャンクラットをシグネイチャーヒーローとし、ファンからは”Jakerat”とも呼ばれている。
- ジャンクラットを使い出す前はソルジャーをはじめ、ファラ、ゲンジ、トレーサーといったヒーローでプレー。
- OWL入り以前はHammer Esports、Luminosity Gaming Evilに所属、2017年には米国代表としてW杯に出場。
- プロになる前はデニソン大学に通う学生でオランダで学んでいたこともある。
- TF2時代にはSuper、Avastらと-bird noises-というチームを結成し活動、そのロスターがOWプロとしてHammer Esportsと契約。
- チームではDPSながら積極的にショットコールも行うインゲームリーダー。
- 昨年はesportsアスリート代表としてGeguriとIOCのフォーラムに出席しバッハ会長とも会談。
- チームメイトのRawkusと共に全国ネットのトークショーにも出演、ビデオゲーマーへの偏見を払拭するシンボルと評するメディアも。
- 昨年のプレイヤーサミットズではJakeから大量の質問を浴びたことをコミッショナーが明らかにしている。
- 最近ではキャスターとしても活躍、昨年のW杯やコンテンダーズNAでの解説実況が好評を博す。
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🇫🇮Linkzr
– Jiri Masalin
– 1994/4/9
– Finland
(ウィドウメイカー/トレーサー/マクリー/ゲンジ)
- 昨シーズンに引き続きチームのメインヒットスキャンを担当。
- 優れたエイムとメカニカルを有するプレイヤーで、当時所属していたTeam Dignitasは契約時に“FINLAND’S GIFT TO ESPORTS”と紹介、それが現在も引き継がれている。
- 昨季はチームの不調時にも度々ウィドウメイカーでのキャリーを見せている。
- ヘッドショットを決めた時はそのdink音にかけてDinkzrとも形容される。
- マクリー、トレーサー、ゲンジ、ハンゾーも高いレベルでプレーする。
- 昨年は試合会場に度々応援に駆けつけていたStefiさんとの婚約を発表。
- Linkzrの名前は子供時代にプレーしていたゲームボーイ版ゼルダの伝説が由来。
- これまでプレーした最高のゲームはクラッシュ・バンディクー レーシングと語り、ドリトスのクールランチ味をこよなく愛する。
- OW以前はDirty Bombのプロとして活動、当時のチームメイトもその後Dignitasに加入。
- フィンランド代表には3年連続で選出。W杯本選は2回出場。
- Team Dignitas時代にはNumlockedやToxikenらとプレー、Team Giganttiでは2017年のContendersを制覇。
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🇰🇷Arhan
– Jeong Won-yeop
– 1995/11/3
– South Korea
(ゲンジ/トレーサー/ジャンクラット/ハンゾー/ブリギッテ)
- 昨シーズン途中にMeta Athenaからヒューストンに加入。
- 懸案のトレーサーを補強する選手として期待されたものの、実際にはプロジェクタイルとして起用されている。
- Afreeca Freecs Blue時代にはTairongコーチの下、APEX S1で準優勝。
- 2016年にはそのTairongコーチと共に韓国代表としてW杯を初制覇している。
- 一時はシーンを代表するゲンジメインとして知られていたが、昨季は限られた出場機会で、ジャンクラット、ハンゾー、ブリギッテでもプレー。
- Tairongコーチはコーチング面での貢献を評価しているが、少なくとも今季は現役選手としてプレーすることになる。
- OW以前は約1年間ほどHeroes of the Stormのプロとしても活動。
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サポート:
🇺🇸Boink
– Daniel Pence
– United States
(ルシオ/マーシー)
- Muma、BaniとはGale Force eSports時代から行動を共にしているルシオメインのプレイヤー。
- 昨シーズンはメタの影響もあり出場機会は僅かに留まっている。
- ルシオのスペシャリストとして多くのフラグアウト決めている。
- シーズン2のプレー時間はメタに依存するが、現在の環境が続くようでればレギュラーの可能性もある。
- TF2をバックグラウンドとして持つが、あまりの強さに複数のサーバーで出入り禁止になったという逸話も。
- かつてはOink oink HERE COMES BOINK!という自身の名前を冠したチームで大会に出場したこともある。
🇨🇦Bani
– Chris Benell
– 1993/9/28
– Canada
(マーシー/アナ/ルシオ/ゼニヤッタ)
- 昨季は主にマーシーとしてチームのメインサポートを担当したベテラン。
- 本来はアナを中心としたフレックスサポートだが、ヒューストンではヒーラーとしてプレー。
- メインヒーラーとしての評価は必ずしも高くはなく、本人もマーシーのトップ3に自身の名前は挙げていない(トップはAnamoを指名)
- 昨季プレーしたマップでは0キル/0デスという珍記録も残している(ただし、Winstons Labの記録)。
- ショットコーラーよりもマクロトラッカーとしてチームに情報をフィードバックしていると語る。
- OW以前はDota2をコンペティティブにプレーしていたバックグラウンドを持つ。
- Muma、Boinkも所属していたGale Force eSports出身で、ヒューストンのコアメンバーを成すFNRGFEでも活躍。
- 昨年はカナダ代表としてW杯に出場し3位の成績を残している。
- WoWをプレーしていた頃にゲーム内で遭遇したHordeのリーダーに憧れ、そのシャーマンの名に肖って次のキャラクターをBaniと名付ける。
🇺🇸Rawkus
– Shane Flaherty
– 1996/6/16
– United States
(ゼニヤッタ/アナ/モイラ)
- 昨シーズンを通してレギュラーを務めたチームのフレックスサポート。
- ヒューストン加入前のFaze ClanではCarpeやShadowburnらと1年以上に渡りプレー、様々なビッグトーナメントに出場。
- 昨季はチーム同様に浮き沈みの激しいパフォーマンスを残すなど、S2に向けた課題も少なくない。
- Rawkus自身は、ヒューストンの戦い方はNYXLのようなゼニヤッタをポケットするスタイルとは異なると以前に語っている。
- 昨年2月に父親が他界、亡くなる直前まで病院から応援のメッセージを受け取っていたことを明らかにしている。
- ゼニヤッタの他、昨季はモイラ、ロードホッグ、バスティオンでもプレー。
- 2年連続で米国代表に選出。昨年は他の選手を推す声もあったが、経験を買われW杯本選に出場。
- テニスボールが入ったような膨れたお尻がトレードマーク。
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関連リンク:
- https://liquipedia.net/overwatch/Houston_Outlaws
- https://docs.google.com/spreadsheets/d/1rXxuhtR_6XfIOSrQoxUqXZ_g4CxNx12VmwMFFkxco8Y/edit#gid=4636729