Hangzhou Spark
更新履歴：
2020/3/22
昨シーズンの中国4チームの中で最も良い成績を残したのがスパーク。ステージ1を除く全てのステージでプレーオフに進出、ビッグ3に続く4位でレギュラーシーズンを終えている。
中国勢とは言うものの、素行不良で干されていたKrystalを除けばGuxueが唯一の中国人選手。実質的には上海やチャージと同じくコリアンロスターといえる。
オフシーズンの移籍マーケットではほとんど動きを見せなかったが、年が明けてからアカデミーのM1kaとColdestの中国人選手2人が昇格、2月には元ワシントンのAdoを獲得している。
中国内での新型コロナウィルス蔓延により、チーム拠点を韓国に移しその影響が心配されていたが、試合そのものが延期になったことでスケジュール面での不利は解消されつつある。
チームオーナーは中国内で動画共有サイトの運営やゲーム開発などを手掛けるBilibiliで、ビリビリ動画とも呼ばれている。チームロゴはビリビリ動画とも縁の深い『とある科学の超電磁砲』からインスピレーションを受けており、アニメや漫画を意識したコミカルな公式アカウントのツィートも好評を博している。
ダメージ：
GOATS以降ヒットスキャンを担当したGodsbは派手なプレーこそ少ないものの、非常に優れたDPSで、ソンブラやトレーサーのフランカー性能も高い。開幕前にはスクリムでの好調さも伝えられている。アカデミーから復帰したBazziも並外れたヒットスキャンではあるものの、好不調の波が激しくその日の調子に左右されやすい。
Adoraはブリギッテから解放された2-2-2では主にメイをプレーしたが、課題も指摘されていた。今季はゲンジ、ジャンクラット、ハンゾーといった得意なヒーローで周囲の評価を見返したい。
これまでチームに恵まれなかったAdoだが、実力者集団に加入したことで、高い次元での本領発揮が期待されている。トレーサーとゲンジを得意にしており、上記2名のどちらとも先発を争うだけの資格は十分にある。
タンク：
当初、KRロスターの中でNosmiteとの先発争いは言葉の壁もあり劣勢が予想されていたが、その不利を克服し先発メインタンクの座を手に入れた実力は本物。リーグ屈指のMTとしての評価も勝ち取っている。ただし、そのライバルがパリに移籍したことで、手薄になった控えには不安が残る。
オフタンクはDva、ロードホッグ、シグマとシーズンを通してメタに適応したRiaが先発有力候補。リーグでもトップクラスの評価を得ているが、スクリムでは昨季ほとんど出番のなかったSasinがAチームでプレーしていたとの事前情報もある。
サポート：
インテリジェンスと大胆さを備えたIDKが今季もメインサポートを務めることなる。看板のルシオ以外にもマーシー、バティストも信頼できる。スクリムでは彼の代わりに新加入のM1kaがプレーしていたとの情報もあるが、これは何かしらのアクシデントによるものと思われている。
フレックスサポートのBebeは優れたゼニヤッタとして知られているが、モイラやアナでのプレーメイクは改善の余地ありとされている。控えと目されているColdestはアカデミーでの活躍振りから期待値は高いものの、事前情報によると、定位置争いではBebeが大きくリードしているとのこと。
コーチ：
チームロスターの一角を担うTeam Seven時代からコーチを務めていたアシスタントのSup7emeがワシントンに去ったものの、Lucky FutureでコンテンダーズCNを連覇した経験もある前フロリダのYeahと元上海のU4がアシスタントに就任している。
