前から疑問に思ってたWhirlwindのAPSがsnapshotされるという話。それからZodiac Ringにまつわるバグとも仕様とも言えないお話です。
馬場的にわりと重要なトピックだと思うけど少しややこしいんで、ある程度の知識があることを前提で書きます。
まずWWのAPSのsnapshotについて。
これはWWをキャストした時点のAPSが回ってる限りは継続するということ。
シート上のAPSはダイナミックに変化してるけど検証でsnapshotされることがはっきりしました。ちなみにダメージはsnapshotされません。かなり前に修正されて動的に変化します。
キャストした時のAPSがPEやGogokでバフられてる状態であれば、PEやGogokのバフが切れた後も、回り続けてる限りバフられたAPSが続くということです。
これ自体はRendなしビルドでも使われてたトリックなので知ってる人も多いかと。WotBを100%稼働させるためのBPを維持するのに使ってました。主に6W+4IKビルドですね。あとはRGがスポーンする直前に雑魚を一層してPEとGogokで可能な限りASバフしてからWWをリキャストするとか。
注意しないといけないのは、WotBじゃないときにWWをキャストして、その後回ってる最中にWotBをキャストしてもWotBのIAS25%は乗らないということでもあります。
とりあえずsnapshotについては一旦ここまで。検証動画あるけど説明すると長くなるから今回はパス。見ればだいたいわかります。
次、Zodiac Ringのバグとも仕様ともいえない症状。
まずORotZについての基本事項。
– WW proc coefficients do NOT affect Zodiac procs
(WWのプロック係数はZodiacリングのプロックには影響しない)
– Zodiac procs every WW cast that hits. WW “cast” rate is (WW tick rate) / 3 for non BK2, and (WW tick rate) / 4 for BK2 setups
(Zodiacリングはキャストごとにプロックするが、WWはチャネリング扱いなので、基本は3tickごとにプロックする。BK2セットの場合は4tick)
http://us.battle.net/d3/en/forum/topic/17261347119
以上を踏まえて検証動画を見てみましょう。ちゃんと見ないと意味不明です
まずレアのMighty WeaponのDual Wieldingで、この時のAPSは1.60。WWのBPはWotBなし状態で12フレームにつき1tick、WotB状態で10フレームにつき1tcik入ります。つまりZodiacは後者であれば3*10で30フレームに1回プロックすることになります。
http://us.battle.net/d3/en/forum/topic/6037344497
約900フレーム(約15秒)でZodiacリングのプロック数を検証。
まずはWWをキャストしてからWotBをキャストした場合。898フレームで25プロックしてるので1プロックあたり35.92フレーム。
本来ならWotB状態になってから900フレームで30回(900/30frame)はZodiacリングがプロックするはずけど、これを見ると足りてないですね。WWをキャストしてからのWotBキャストは無視されていることがわかります。
言い換えればWotBなし状態がsnapshotされてるということ。
次、WotBをキャストしてからWWをリキャストする。923フレームで23プロック=1プロックにつき41.3フレーム。WotBのバフが効いてるはずなのに減ってます。tickに換算すると(3+1)*10=4tickで1つ余計にかかってます。
このようにDWだとWotB>WWの順でキャストするとZodiacリングをプロックさせるためのtickが1つ余計にかかるという症状が発生します。
ただ、これには解決策があって、WotB>ポーション>WWの順でキャストするとこの症状のsnapshotをリセットすることができます。動画の1:30くらいから。
前にもWizのsnapshotエクスプロイトでポーションを飲んでリセットさせる方法があったけどそれと同じ理屈です。
で、ポーションを使うと、900フレームで30プロック=1プロックにつき30フレーム。ジャストですね。しっかり”debugged”されてWotBが反映されてます。
さて、BK2ソードを使った場合はどうか?今回のケースではAPS1.65で、これはBKソードのバフを含めるとWWのBPはWotBなしで9フレーム、ありで7フレームになります。
前述したとおり、BK2セットはZodiacリングのボーナスがWW 3tickではなく4tickにつき1回プロックするという謎仕様があります。動画のテロップでは”to avoid from maiking it too powerful”とあるけど、これについてブルコメがあったわけではないです。3tickだとOPすぎるというのは間違いじゃないとは思うけど。
レア武器の時と同様にまず、WW中にWotBをキャスト。900フレームで25プロック=1プロックにつき36フレーム。WotBはsnapshotで無視されるから9frame*4tcik=36frame。これは計算どおりで問題ないです。
次はWotBをキャストしてからのWW。911フレームで26プロック=1プロックにつき35.04フレーム。(4+1)*7=35というDWの+1tickの症状を加味した数値と一致しますね。
さてポーションを飲むとどうなるか?
WotB>ポーション>WWの順でキャスト。897フレームで32プロック=28.03フレーム。これは7frame*4=28ということで+1余計なtickが解消されてポーションにより”debugged”されてます。
Zodiac while WW and WotB are up is bugged
http://us.battle.net/d3/en/forum/topic/17767538536
WW snapshots APS for full duration
http://us.battle.net/d3/en/forum/topic/17604453946
—————
結論:
WWのsnapshotを上手く利用すれば、PE、GogokなどのIASバフをスタックさせたままRGと戦うことが可能。もちろんRGによってはリキャストせざるを得ない状況もあるので万能ではないがケースによっては大きなアドバンテージになりうる。
Zodiac RingはWWの3tickにつき1回プロックするが、Bul-Kathos Oath setでは4tickにつき1回プロックというステルス仕様がある。
snapshotによりWW中にWotBをキャストしても25%のIASバフは得られないことになるので注意。
上で説明したようにDual WieldではZodiac Ringをプロックさせるために必要なtick数が+1余計にかかるバグ?が発生する。これを解消するためにポーションを利用する。さもないとZodiacリングの効果が減ってしまうディスアドバンテージを負う。
WWのsnapshotはCotA、Overpowerなどのスキルキャストではリセットされない。おそらくフレームを挟まないノーモーションの他スキルも同じ。RendやWWのリキャストはリセットされます。
コメント
BKセットよりセット双剣のが早くcd解消出来るかも?
しかしリソースが…
返事おくれて申し訳ないです。今日ブログ更新するまでコメ見逃してました。汗
>BKセットよりセット双剣のが早くcd解消出来るかも?
セット双剣が分からず・・・BKはWWに乗るASボーナスがやはり欠かせないのかなと思います。
Istavan’s Paired Blades
リソース消費ごとにASが5%増加し、25%まで増加するセット装備です。
クソレアで誰も使ってないマイナーな武器なので話題にもならないようです。
ちなみにBKと同じBPで使えるのですが、やはりリソース不足で使い物になりませんでしたw
なるほどこれのでしたかw確かにレアですね。自分もたまにしか見かけないです。これ使うビルドとかも見たことない気がする。
性能自体はよさげだけど、DWビルドだとBKのリソースボーナスないと厳しいすね。
いつも素晴らしい情報ありがとうございます。barbソロで頑張っているので大変参考になりました。頑張って上を目指します(^^)
ありがとうございますーランキングアップの参考になれば幸いです(^ω^)
最近は更新滞り気味でたいした情報なくてスミマセン・・・