サポートメインのストリーマーとして人気のHoliwhirlさんが、オーバーウォッチにスコアボードが存在しない問題点について言及。現在はトキシックな環境に嫌気がさしてApex Legendsをメインに配信している彼女ですが、OWではスコアボードがないことによって、不必要なトキシック性を生んでいるのではないかと指摘しています。
Can’t count the number of times I’ve been told or someone on my team has been told to swap character because they’re “dying too much” despite having zero or very minimal deaths. Then people give up on the game because of what they’ve made up in their own head.
— Holiwhirl (@holiwhirl) May 19, 2021
スコアボードが存在しないゲームでは、プレイヤーがスタッツのような客観的な事実ではなくそれぞれの思い込みによって味方を批難し、実際のゲームではほとんど死んでいないにも関わらず、「死に過ぎだからキャラを変えろ」と指示されたり、勝手な思い込みで早々に試合を諦めてしまうなど、スタッツが表示されないことによる弊害をあげています。
Re: Scoreboard in Overwatch
After ~3,500 hours (more than most pros) in testing this Blizzard theory in Top 500/GM ranked, I can safely it’s absolute bullshit. I’d go as far to say it has actually made players more toxic due to lack of information. https://t.co/a16XXli759
— Rod Breslau (@Slasher) April 20, 2018
実は3年前にも業界のご意見番ことSlasherがまったく同じことを指摘していましたが、どうもこの人が言うと例えまっとうな意見でも物事は逆方向に進むようです。
Blizzard and Jeff Kaplan needs to address the frustration of Overwatch’s ranked play, and some of these features – or let players use third parties. Also still missing:
– Literally a scoreboard
– Lobby Automation (ESEA Rank S/FPL is not possible)
– Custom server selection— Rod Breslau (@Slasher) April 20, 2018
OWではベータテスト時代にスコアボードが存在していたものの、マッチのコンテキストやそこで行われているプレーを正確に反映しているわけではないとして、ジェフは実装を見送っており、リリース後の実装を望む意見に対しても消極的な姿勢は崩しませんでした。
おそらく、主な理由はスコアやスタッツが悪いことによって特定の個人がスケープゴートにされることを避けるためであり、リリース当初の判断としては間違っていなかったと思います。
しかし、今ではプレイヤーそれぞれが自分に都合のよい解釈で味方を責めているのが現状ではないでしょうか。特に固定観念や先入観を持たれることが多いオフメタヒーローや初心者(PLが低い)はその標的になりやすいです。
スコアボードを導入することによって、ジェフが懸念していたような問題が生じる可能性はたしかにあるものの、その反面、現在起きている問題点をメンバー間で共有して協力改善しやすいとったメリットもあります。
デメリットにもなり得ることではあるものの、コストやリソースの面からバニラ版での実装は難しいにしても、少なくともOW2では試してみるくらいの価値はあるはずで、昨年1月にはジェフもOW2でのスコアボード実装には吝かではないとのコメントを残しています。
”https://www.invenglobal.com/articles/7179/slashers-declassified-guide-to-fixing-overwatch-or-how-to-get-sht-done”