「OWCS DreamHack Dallas Major」出場全8チーム短評

追記:Jason Schreier記者がBlizzard社長交代劇についてコメント

ゲーム業界で最も信頼のおけるインサイダーの一人、Jason Schreier記者が今回のBlizzardの社長交代劇についてコメントしてます。

「ActivisionのBlizzardへの干渉は2017年頃からはじまっていた。今回の一件でそのプロセスが加速したといってよいだろう。我々はBlizzardの文化が腐敗していることを知ることになったが、はたしてActivison側トップのKotickはそれを修正するのだろうか?それともこれがBlizzardをActivisonのもうひとつのスタジオに作り変えるための契機になるのだろうか?」

今回のセクハラ問題はActivision Blizzardとしてメディアでは取り上げられていたものの、そのほとんどがBlizzard社に焦点が当てられており、発覚後に問題視された同社の杜撰な声明文はActivision Blizzardとして上層部から出されたものです。

このブログでも以前からお伝えしていたように、Blizzardファンの間では以前からActivison化が問題視されており、大規模リストラなど、ときに強引な経営手段が話題にされるKotick氏率いるActivisonの干渉により、古き良き理想のゲーム会社というBlizzardの社風が失われつつあるのではないかとも言われていました。

今回のセクハラ差別文化が明るみになったことでそれが虚構であったことも明らかになったわけですが、安易な開発手段やマネタイズに走らず、他の大手メーカーにはない職人気質な開発方針や運営方針を貫いてきたことも確かです(追記)。

これまでBlizzardは創業者の一人であるMike Morhaime氏と辞任したAllen Brack前社長というプロパーによるリーダーシップが続いていましたが、今回新たな共同社長に就任した同社初の女性社長Jen Oneal氏は2005年にActivisonに買収されたVicarious Visionsの元責任者であり、同Mike Ybarra氏は2019年にBlizzardに入社するまではMicrosoftに20年勤務していた謂わば外様です。

Blizzard内での不祥事をActivison側が意図的に利用したのではないかとの穿った見方もありますが、いずれにせよ、今回の一件がよくも悪くもBlizzard Entertainmentという会社が変わるきっかけになることは間違いなさそうです。

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