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【オーバーウォッチ2】5対5に対するJakeの見解

昨日のOW2エキシビジョン公開後、一部コミュニティの間(主にreddit民)ではどちらかというとネガティブな反応が多かった5対5ですが、プロシーンのご意見番ことヒューストンの若大将Jakeが5対5について自身の見解を述べています。

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5v5は大きな変更であり、そこではすべてのプレイヤー個人個人が重要になってくる。OW1では集団戦をコントロールするタンクが最も重要なロールであり、5年間で基本的な戦術はダイブ、ラッシュ、ポークの3つだけが存在していた。

あらゆる構成がこの3つのどれかに集約される。ダイブコンプは敵を包囲して側面攻撃する、ラッシュはアビリティを切って相手との間合いを素早く詰めて接近戦を支配する、ポークは相手が近づいてくる前に大量の弾をばら撒いてキルを狙っていく。

多くの構成がこれらの両極の間に位置している(例:ボール/シグマ/ゼニ構成はダイブとポークのミックス、ウィンストン/ルシオ/モイラ構成(俗に言うダラスのゾンビ構成)はダイブとラッシュのミックス)。しかし、究極的にはあらゆる戦術がこれらの3つの核となるアイデアに集約されると感じる(1つではなく2つを利用しているものもある)。

私の考え/希望はOW2という競技が、Spaceが話していたように、タンクをより固いDPS(tanky dps)にすることで、ヒーローピック(選択)の重要性を減らすことができるのではないかということにある。私はOW1で完璧な戦術を練り上げるのが大好きだが、そのような状態ではゲームが長期的に成長することはできないと思う。

OW1では誰が対戦相手の構成とマップをより理解しているかが試される。これはゲームを理解するための無尽蔵の努力に報いるものではあるが、新規のプレイヤーにとってはあまりにも厳しく敷居が高い(特に、元々他のFPSが得意でOWでも上手くやれるだろうと期待してきたプレイヤーにとって)。

最終的には、OW2の将来にとって最良のシナリオ(プロではなく、オンラインでマッチングする99.9%のプレイヤーを指す)は、どのヒーローをピックするかということが以前ほど重要ではなくなることだと思う。

ここで上げた2つのプレー手段を調和させる唯一の方法はメタとヒーローピックの影響力が減るように弱めることであり、そのためには必然的にそれぞれのヒーローの類似性を強めることになる (すべてのヒーローがDPS寄りになる)。

プロシーンでは常に最適化された構成が存在する。重要なことは、これらの最適化を最小限に留めることでランクマッチで自分が好きなヒーローを選んでもそれほど遜色なく戦えるようにすることであり、結局のところゲームに人気がなければプロは生き残ることができない。

したがってトップ層では戦略的な複雑さが犠牲になるが、願わくは最終的により幅広い層にとって魅力的なゲームになることを期待している。OW1が持っていた要素を懐かしく思うこともあるが、私は時代に合わせて変化する準備ができている。未来に期待している。

というわけで、Activision Blizzardはなんとかしてマルチプレイヤーモードを無料で遊べるようにしてほしい。F2P、クリエイターコード、ゲーム内トーナメントなどなど、ゲームをよりアクセスしやすくするために様々な方法を活用してほしい。長話につきあってくれてありがとう。

Overwatch 2
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