オーバーウォッチ:開発チームとの一問一答:今後のPVPに向けたヒーローバランスとデザイン

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先月redditで急遽開催されたOW開発チームの質疑応答のまとめ記事が公式サイトで公開されています。

ブログでもいくつかのコメントをまとめましたが、今回は日本語公式からも公開されており、ブログではまとめ切れなかったコメントも含め、以下は、公式記事からの一部引用になります。

尚、この記事の中で登場する「ジェフ」は退社したJeff Kaplan氏ではなく、ヒーローバランス調整を担当するリードデザイナーのGeoff Goodman氏です。

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– ジェフ・グッドマン:今回のプレイテスト以降、バスティオンにはいくつかの強化を加えています。「セントリー・モード」での移動速度が上がり、アルティメットの発動が早くなります(ただし弾速は下がり、見やすくなっています)。「偵察モード」の連射速度を上げるなどの強化も加えています。

ただ、かなり大型のヒーローであるため、プレイ中に集中砲火を浴びていると感じやすい点が難しいところですね。的になりやすいですし、特に「不和のオーブ」等が付与された時は圧倒されがちです。

– ジェフ・グッドマン:当然、抜群のゲーミングセンスとエイムを持つプロ選手がソンブラをプレイすれば、容易にキルを取ることができます。その後、彼女が強くなりすぎないように各数値を下方修正しつつ、プレイする楽しさを損なわないように調整を重ねました。

ソンブラもバスティオンも全体的に完成しつつありますが、まだ数値の調整を行っている、という状態です。今後も引き続き両方のテストと調整を繰り返していきます!

– ドゥームフィストはタンクに変わる可能性があります。ドゥームフィストはクラウドコントロールと移動技が多く、将来的にPvPにおけるDPSとしてバランス調整を行うことが難しくなるとのことです。しかしこういったアビリティは、キャラクター性やストーリーを犠牲にせずともタンクとして活躍できるポテンシャルを秘めています。

変更後のドゥームフィストは、防御手段が増えるかもしれません。開発チームからは、防御アビリティを1つは持っていないとタンクらしくないという意見が出ています。今後そのあたりを試行錯誤していくことになるでしょう。

– ジョシュ・ノー:新しいフォーマットでも、タンクが強くて楽しくプレイできる存在であり続ける方法を試行錯誤しています。現在は実験の一環として、タンクの基礎ライフをどこまで引き上げるとゲームバランスが崩れ始めるか、を試験しています。

– ジョシュ・ノー:「電光石火」やエコーの「フォーカス・ビーム」などの一部アビリティについては、タンクに対する有効性を下げつつ、他の場面では変わらず強力であり続ける調整を行っています。

– ジェフ・グッドマン:アナの「スリープ・ダーツ」を削除することはありませんが、他のタンク以外のクラウドコントロール技を精査し、クラウドコントロール要素を取り除きつつ別路線の強化を行おうとしています。

– ジョシュ・ノー:少しだけ、ゲーム開発の舞台裏をお教えします。「戦闘中」とは新たに導入される概念で、この状態にあるヒーローが受ける回復量が一律で減少します。開発チームとしてはこのシステムを導入したことで、どのくらい数値を調整すればよいかが明確になります。プレイテストのバージョン間で、すべての回復の値を個別に調整するのではなく、ひとつの値だけを変えればいいからです。

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