Activision Blizzardのセクハラ差別訴訟を調査担当していたカルフォルニア州公正雇用居住局（DFEH）の弁護士Janette Wipper女史が、同州知事によって解雇されたことがブルームバーグのリポートにより明らかになりました。
NEW: In an explosive allegation, one of the lawyers behind the Activision Blizzard discrimination suit says California Governor Gavin Newsom is interfering to support Activision and that he abruptly fired her boss. She is resigning in protest.
Full scoop: https://t.co/QJdmPj9wJc
— Jason Schreier (@jasonschreier) April 13, 2022
これは同弁護士のアシスタントであるMelanie Proctor弁護士が明らかにしたもので、このアシスタントもWipper氏の解雇に抗議して辞職したことを明らかにしています。
アシスタントによると、 ここ数週間カルフォルニア州のGavin Newsom知事とその事務所から訴訟に関して介入を受けていたとのことで、ABK側が裁判で不利になるにつれて会社側の弁護に立つなど、その干渉は活発になっていたそうです。Wipper氏が弁護事務所として独立性を保とうとした結果、突然解雇されたとこのアシスタントは述べています。
ABKは既にセクハラ差別問題に関する別件の訴訟において、政府機関の米国雇用均等委員会と和解金1,800万ドルという望外に低い金額で合意に達しており（関連記事）、DFEH側は被害者の利益を損ねるものであるとして、これに抗議していたものの、連邦判事によってこの抗議は棄却されています。
昨年、Wipper氏はRiot Gamesに対して提起された同様の訴訟で1億ドルもの和解金を勝ち取っています。
