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[オーバーウォッチ 2] OW2で採用されるヒーローアンロックについてJake

Overwatch 2

昨日の公式漏洩で明るみなって以降、海外のOWコミュニティを中心に激しいバッシングを浴びているOW2のヒーローアンロックシステムですが、OWコミュニティきってのオピニオンリーダーでもあるJake(現ヒューストンコーチ)がこれについて自身の見解を述べています。

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OWはマッチ中にヒーロースワップやカウンターピックができるという点で実質唯一のチーム対戦ゲームであり、故に多くのヒーローにアクセスできるということは競技面において紛れもない有利となる。

しかし、OW2がOW1での失敗を繰り返さないためには、高ランク帯で複数のスタイルが通用するようなバランスにしなくてはならないというのが私の見解(※1人のヒーローに依存しないという意味かと)。

おそらくプロレベルではどのパッチでも特定のヒーローにフォーカスした非常によく考えられたピック+カウンターピックのメタゲームに集約されるだろうが、よりカオスな野良環境では必ずしもこれは当てはまらない。

今シーズンOWL前半のメタでは特にソロタンク環境においてプロチームでも複数の異なる構成が成立していた。

歴史的に見てもOWでこのように多様なメタが成立したことは非常に稀。JQが登場するまでのパッチでこれを達成できたことは、メタの停滞を繰り返すOWの歴史をOW2が超越する可能性を示している。

もし開発チームがコンテンツとバランスパッチのサイクルを十分に速めることができれば、課金ヒーローがもたらすP2W的影響を最小限に抑えることができる(※)。

※ヒーローアンロック自体は無料でも可能ですが、バトルパスを進めるために一定量のプレー時間が必要となります。

自分もランクマッチにP2W要素が持ち込まれることを忌避する純粋主義者だった時期もあったが、今ではゲームが長期的に成功するためには、こういったマネタイズで新しいコンテンツやパッチサイクルを促進させる必要があることがわかった。

つまるところ、エンターテイメントとしてのゲーム産業はクジラであり、esportsはまだそれに寄生するフジツボにすぎない。自分はこれからもプロ競技に関しては純粋主義者だが、同時にOWのファンダムにはもっと異なる背景をもった人たちを迎え入れたいと考えている。

もしOW2が商業的に成功しなければ、OWのesportsシーンは死んでしまうだろう。基本無料はゲームの人気とアクセスしやすさという意味でとても大きな刺激となる。最終的にはゲームがF2P化され、積極的な開発によりゲームをサポートできるようにするためにはどんな犠牲も払う必要がある。

参照
Overwatch 2
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