11月16日に予定されている調整内容が明らかにされる中(前記事参照)、リード・ヒーロー・デザイナーのAlec Dawson氏からシーズン2での調整内容についていくつかヒントも明らかにされているので、それらを簡単にまとめます。
Hey y’all!
Will be hosting a Q&A about #Overwatch2 Hero Design and Hero Balance till 1PM PT. Drop any questions you have in the comments below and I’ll jump on them after the Twitter Spaces conversation on @PlayOverwatch.
See you soon!https://t.co/wMfiLlrYtI
— Alec Dawson (@GW_Alec) October 28, 2022
以下は、ツィッター上でユーザーとの質疑応答という形で出されたDawson氏のコメント内容です。
ドゥームフィスト、ジャンカークイーン、レッキングボールの調整を予定。ドゥームはパワーブロックによるパンチ充填を強化。JQとボールも積極的な調整を検討しており、前者は単体性能vs味方バフのバランスを考えて強化、後者はやや複雑で紙一重の調整。
ソジョーンはシーズン2での最優先調整事項と考えている。彼女のアイデンティティを失うことなくワンショットキル性能に調整を加える。
マーシーはプレイヤーがまだ彼女の新たな機動性能に適応している段階なので、彼らがどう学んでそれらが勝率に反映されていくかもう少し様子を見たい。しかし、その間にも小さな調整はあるかもしれない。
トレーサーは他のフランカーの影に隠れていたが、来月16日のパッチやその他の調整で彼女が新たな居場所と構成を見つけることができると考えている。そうならなかった場合には調整を検討。
本日明らかにされたバランス調整の実装が来月中旬に遅れた理由は、もっと早く出したかったが、いくつかの問題が発生したことが理由。今後のシーズンではシーズン開幕4週間後にバランスパッチ実装を予定している。
バランス調整は主に高ランク帯でのパフォーマンスを優先してトップダウンで行われている。ただし、低ランクのヒーローを台無しにすることなくトップレベルに見合った調整を行うことにベストを尽くす。難しいがそれが目標。
サポートの防御手段については様々な方法で実現できる。サポートの単なるダメージ強化はDPS化してしまうので十分注意する必要がある。機動力強化は各ロールの関係性を維持した上でより安全な選択肢といえる。
シンメトラはほとんどのランク帯で非常に良い状態にある。彼女を理解したプレイヤーならそのアビリティと性能を上手く引き出せている。ただし、使用率が低く要望も多いことから何らかの手を若干加える予定。
バスティオンはあの無限砲撃バグでさえプレイヤーに避けられていたが、いくつかの変更を考えており、ULTの砲撃が落下するまでの時間を短くしてULTの効果をもっと感じられるようにしたい。
シーズン2でのDPSパッシブの変更はトップ項目であり、フランカーに有利に働きすぎる他、このパッシブでヒーローによってはエイムがしにくくなったという意見もある。まずゲンジのようなヒーローにどのような影響を及ぼすかを見てから評価することになるが、再調整の可能性はある。
モイラについてはリワークが正しいことなのかをまず確認したい。ユーティリティ性能を追加するにしても、彼女のプレイスタイルは多くのプレイヤーが親しんでいるため、それらを壊さないようにしたい。いくつかのアイデアはあるがまだ少し先の話。
新たなサポートヒーローの追加は長期的な目標のひとつであり。2人のプレイヤーが選択できるヒーロープールの小ささを考えると他ロールよりも新ヒーロー登場の可能性は高いかもしれない。デザイナーとしてもサポート開発には興味深い余地がまだ豊富に残されている。
今回発表された調整はロードホッグに大きな意味があるかもしれない。また、弱点を補完してくれるキリコとの相性もよい。そのためまだ様子を見ている段階だが、いくつかのアビリティに変更を試しているものの、まだこれといったものはない。
以上となりますが、なにか特記事項があればこちらに追記するか、別の記事で取り上げる予定です。