『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

備忘録:OWL関連-かつての「神童」が待望のOWL入り / Mr. ヒューストンが退団 / 上海がMoonヘッドコーチと再契約 他

Overwatch League

上海ドラゴンズが来シーズンに向けたヘッドコーチとしてMoon氏(韓国)との再契約を発表しました。

  • Blizzardと上海を所有するNeteaseとの提携解消の影響から、チームスタッフ全員解雇に伴い一度は解任が決定。
  • その後、改めてチームから再契約が発表されたことで、少なくとも来季も上海ドラゴンズとしてリーグを戦うことが明確に。
  • Lip、Fleta、LJG、Izayakiといったチームを支えたメンバーはチームを去ったものの、現在チームは全ポジションを対象にオープントライアルを公募中

ヴァンクーバー・タイタンズが新たなダメージとしてSugarfree(米国、ダメージ)獲得を発表しました。

  • 2019年当時13歳だったSugarfreeはアトランタアカデミーでコンテンダーズNA優勝の原動力となる。
  • その後一端OWを離れヴァロラントに転向するも2020年にAmerican Tornadoのスタンドインとして復帰。
  • 2021シーズンを最後に競技シーンから離れているため、ブランクの長さは気になるものの、将来を嘱望された「神童」のリーグデビューは大きな注目を集めることになると思われる。
  • ATL Academy当時はドゥームといったフレックスDPSを中心にプレイしていたが、ヴァロラントに転向した経緯もあるようにヒットスキャンもこなせるのではないかと思われる。
  • ヴァンクーバーは来季に向けてPunk、Aspire、Sugarfree、Crimzo、Faithと5人のスターターを確保。

ヴェガス・エターナルが新たなタンクとして元NYXLのVulcan(米国)獲得を発表しました。

  • 2022シーズン途中でNYXLに加入したものの出場機会はゼロで即放出の憂き目に。
  • 2021シーズンとNYXL退団後はコンテンダーズNAのOdysseyでプレイしており、Vulcan加入と同時に再契約が発表された4名は元チームメイト。
  • 今季パリからラス・ヴェガスにホームタウンを移転したエターナルは、昨季途中加入のDove、Malthel、Rakattack 、Lukeminoとの再契約を正式に発表。
  • 新加入のVulcan含め、来季メンバーは、OWL初の女性ヘッドコーチEmpress氏がOdysseyを指揮していた当時のメンバー5人。

ヒューストン・アウトローズがJakeコーチ(米国)の退団を発表しました。

  • 2018年のチーム結成時のオリジナル・メンバーで、「Mr.ヒューストン」に相応しいチームのアイコン的な存在。
  • 2020シーズンには一端現役を退きキャスターに転向。2021年には選手兼コーチとして復帰を果たす。
  • 現役初期はソルジャーメインとして知られていたが、リーグではジャンクラットのミーム的な存在として広く知られることになる。
  • OWコミュニティではその論理的な物言いからオピニオンリーダーとしても愛されている。
  • 2018年にはesports選手代表としてIOCのバッハ会長とも意見交換を交わしている。
  • 今後の去就についてはまだ決めていないのものの、本人はキャスター業復帰を希望している模様。

女性含めた性的マイノリティを中心としたPR目的のチーム作りで、Aspen他現役女性プロからも大きな批判を浴びていていたNYXLですが、現在も特定の性別をターゲットにしたロスター構築を目論んでいるようです。

  • 前回リポート後に批判を考慮したNYXLは計画を一部変更し、男女混合のロスター作りに方針を転換。
  • 現時点では、Cuffa、Renkoといったコンテンダーズクラスの選手をリストアップ。残りの選手は特定のジェンダーに絞ったスカウティングを行っているという。
  • 実力ではなく性別やトランスジェンダーであることを理由にした契約は、ファンの標的にされやすく、過去にも別タイトルで悲劇的な事件を生んでいることから、PR目的の契約はファン関係者含め多くの反発を呼んでいる。
  • こうした反発を受けながらもNYXLが計画を推める背景には、チームが苦しい経営状態にある中、少しでも注目を浴び、可能であれば、スポンサーを獲得したという思惑が透けて見える。
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