トロント・デフィアントを所有するカナダのOverActive Mediaが、オーバーウォッチリーグとの包括的な問題について合意したことを発表しました。
OVERACTIVE MEDIA ANNOUNCES AGREEMENT WITH THE OVERWATCH LEAGUE
明らかになったこれらの合意の中には、トロントとOWLとの間でのスポンサー契約の締結、未払いのリーグ参入費用残金の免除、将来的なリーグとの事業計画に関する変更の検討などが盛り込まれているとのこと。
事実上収益モデルが崩壊したOWLに対しては、一部のオーナー陣が法的措置に踏み切るとの報道もありましたが、その急先鋒とされるOAMとBlizzardが未払い参入費用の免除、スポンサー契約という名目の損失補填で合意に達したことで、トロント以外のチーム、ひいてはリーグ全体の今後についても影響を与えるのではないかと見られています。
尚、今回の合意については、リーグ収益分配金の早期支払い、スポンサー契約、参入費用の帳消しにより、総額で1080万加ドル(約11億円)ほどの価値が見込みられているとのことです。
追記:
Woah. Overwatch League is waiving the remaining ~$8 million owed by the Defiant, and presumably all the other franchises too, in franchise fees.
That means that each franchise paid roughly $12 million for Overwatch League slots, instead of the $20+ million originally owed. https://t.co/lKtHfBbMp2
— Jacob Wolf (@JacobWolf) June 5, 2023
元ESPNのesportsジャーナリストJacob Wolf氏によると、今回の合意でトロントは約800万ドルの参入費用を削減できるとのこと。
OWL参入費用に関してはリーグ全体で均一化されたとも報じられていることから(当時のリポートでは1600万ドル)、リーグ各チームも2000万ドルの参入費用のうち、約1200万ドルを支払うだけで済むだろうと見られています。