Twitch最大のストリーマーXQCが同プラットフォームの新たな競合相手と目されているKickと総額1億ドル(約140億円)で契約を交わしたと、ニューヨーク・タイムズが報じています。
One of Twitch’s most popular streamers, Félix Lengyel, known as xQc, has signed a $100 million deal to join Kick, a rival streaming platform. The deal is about as large as the two-year contract extension signed by the LA Lakers’ LeBron James last year. https://t.co/HhAAgECpDy
— The New York Times (@nytimes) June 16, 2023
契約自体は非独占契約とのことで、XQCは契約後もTwitchでの配信を続けること自体は可能とのこと。
契約金は年3500万ドルの2年契約、インセンティブ込みで総額1億ドルのようですが、この金額はNABのスーパースター、レブロン・ジェームズが結んだ契約と同程度の規模だそうです。
Welcome to the Kick Family @xQc 💚 pic.twitter.com/dDuHSVneVx
— Kick.com (@KickStreaming) June 16, 2023
昨年からサービスを開始したKickはオンラインギャンブル企業から出資を受けた配信プラットフォームで、Twitchに比べてかなり緩い配信ルール(故に配信者によるトラブルも多く)やクリエイターとの95:5という大胆な収益配分でも最近話題となっている、ある意味ではいわくつきのプラットフォームです。Kickで配信を行うメジャーストリーマーにはAdin Ross、Trainwreckといった問題児も少なくありません。最近ではNinjaも一時的にKickで配信しています。
IT'S TIME pic.twitter.com/jHRWkn5WEP
— xQc (@xQc) June 16, 2023
Twitchではギャンブルの宣伝を禁じられていますが、XQCのギャンブル好きは自分でも中毒と認めるほどで、オンラインギャンブル出資の配信プラットフォームとは相思相愛と言える間柄かもしれません。
XQCについては、日本ではおそらく初めてその存在に言及したメディアと勝手に思い込んでいる当ブログでもおなじみですが、言わずとしれたOW中期を代表するストリーマーで、過去にはOWLのダラス・フューエルでもそこそこ活躍したメインタンクのプレイヤーです。彼のTwitchのアイコンは今でも当時メインとしてプレーしていたウィンストンのままです。