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追記2:マイクロソフトがActivision Blizzard買収を巡る米国での裁判に勝利、英国当局の対応にも変化

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米連邦取引委員会(FTC)は、マイクロソフトによるActivision Blizzard買収を阻止すべく、買収取引の差し止め命令を申請していましたが、このほど、連邦裁判所はこの差し止め命令を却下する裁定を下した模様。

Microsoft Wins Court Case Against FTC To Buy Activision Blizzard

FTCは既に反トラスト法違反を理由に、買収を阻止するための訴訟を起こしていたものの、MSが買収取引期限の7月18日を前に取引完了を急ぐ動きを見せているため、それを懸念したFTCが買収を阻止するべく仮差し止め請求を申請していました。

FTCは8月2日から、今回の買収が反トラスト法に違反しないかの審理を行う予定となっていますが、差し止め請求が棄却されたことで、FTCはこの審理の間、買収取引進行を阻止することができなくなります。この裁定について、FTCが上訴するかはまだ明らかではないとのこと。上訴の期限は7月14日となっています。

現時点ではFTCによる買収阻止が完全に否定されたわけではないものの、マイクロソフトにとっては買収完了に向けて米国における大きな勝利を収めたことになります。

買収期限の7月18日までにFTCによる上訴がなければ、おそらくは米国での買収取引が成立することになると思われます。

追記:
現時点ではFTCに上訴する気配はないそうですが、上記でも触れたように、この買収を承認するかのFTCによる審理は8月2日から開始される予定となっています。過去にMetaがWithinを買収した同様のケースでは、FTCが上訴せずに買収が承認されたため、今回もFTCが訴えを取り下げる可能性もあるのではないかと見られています。

現実問題として、FTCが最終的に買収を承認しなかったとしても、その判断を不服としてマイクロソフトが連邦裁判所で争うことが明らかである以上、マイクロソフトが再び勝利する可能性は高いと言えるでしょう。

追記2:
これで買収の障害となる唯一の地域が、競争・市場庁のCMAが買収を否決した英国ということになりますが、FTCの敗訴を受けて、CMAはマイクロソフトとの法定闘争を一旦停止して、改めて今回の買収取引に関する話し合いに応じる姿勢を見せているとのこと。

また、最終的に同地域での買収が不承認となった場合でも、現地のパブリッシャーを通してABK社のタイトルを供給することになると見られています。

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