「OWCS DreamHack Dallas Major」出場全8チーム短評

本日の雑記(9/30)杭州スパークLeaveの涙 / OWLプレーオフ史上最大のジャイキリ発生 / 今季の「ロールスターズ」ダメージとサポート部門が発表 他

雑記

本日のOWLプレーオフ2日目は、杭州スパークがボストン・アップライジング相手にまたもやリバーススイープを達成。

昨日には絶対王者と目されたアトランタ・レイン相手にも0-2からの逆転劇を演じており、スパークはこのダブルリバースにより、グランドファイナルベスト4一番乗りを果たしています。

POTMには最終マップのルート66で文字通りのハードキャリーでチームを救ったLeaveが選出。試合後のインタビューでは感極まったのからしくない涙も流していました。

普段クールであまり感情を表にしないものの、不利なプレーオフシードを強いられたスパークへの熱い声援に加え、古巣成都ハンターズ解散やOWの中国撤退など辛い時期も経験してきただけに、2021シーズンのMVPにも思うところはあったのではないかと思います。

インタビューの最後では「中国人選手の実力をもう一度世界に示したい」とコメントしていたそうです。


A new bug on Kiriko on Numbani and example of it abuse. Impossible to capture the point, since Kikiko is considered as a player on it. This happened in the Rating by the way, the “hero” who abused it has 200h on his account (good job Blizzard). Replay if interestin PS5: KJVZHJ. We lost of course.
byu/wera125 inoverwatch2

数日前に紹介したキリコのテレポートとレッキング・ボールを悪用したエクスプロイトが再び報告されています。

このエクスプロイトを悪用すると、マップ裏世界に入りこめるため、無敵状態で一方的に攻撃可能という非常に悪質な行為です。

意図的でない限り発生しないバグなので、見つけ次第可能な限り早めに通報しておきましょう。ヌンバニやハリウッドはとくに要注意です。


OWL 2023シーズンの「ロールスターズ」ダメージ及びサポート部門が発表となりました。タンク部門については昨日の雑記を参照してください。

ロールスターズは各ロールごとにそれぞれ4人、計12名の優秀選手が各チーム選手、GM、コーチ、キャスター、メディア関係者の投票で選出されます。

  • Lip(アトランタ・レイン/韓国)
  • Staler(アトランタ・レイン/韓国)
  • Leave(杭州スパーク/中国)
  • Zest(ソウル・インファーナル/韓国)

ダメージロールはアトランタから2名の選出となりましたが、Lipは4年連続、Leaveは2年ぶり2回目の受賞となります。

トレーサー/ソンブラダイブ構成で今季前半のリーグを支配したアトランタのStalkerとLipは納得の選出。東西2名ずつという制約があるため、WESTのMer1t、AlphaYi、Decayといった今季華々しい活躍を見せた選手らは選考から漏れてしまったようです。

EASTの2名選出に異論はないものの、今季のEASTはコンテンダーズチームに優秀なDPSが揃っていたので、彼らが選考対象であればまた違った結果になったかもしれません。

  • Fileder(アトランタ・レイン/韓国)
  • Chiyo(アトランタ・レイン/韓国)
  • Fixa(ソウル・インファーナル/韓国)
  • Skewed(ソウル・インファーナル/韓国)

サポートはアトランタとインファーナルのサポートラインがそれぞれの選出となりましたが、Fielderは3年連続、Chiyoは2年連続での受賞となります。

アトランタのダイブ構成を支えたリーグ最強のアナ/ブリギッテコンビの受賞は納得の選出といえるでしょう。

シーズン途中に負傷離脱したFixaは攻撃なルシオが評価されての選出。昨季ブリギッテで評価をあげたSkewedは今季アナでEAST随一のパフォーマンスを残しています。

MVP候補でもあるShuをはじめ、Twilight、Izayaki、Ch0r0ng、Rupal、Viol2t、LJG、Bliss、Mmonkなど、選出枠の関係から今季のサポート部門はかなりの激戦区だったのではないかと思います。

昨日発表されたタンク部門含めて、今季のロールスターズは受賞12名のうち、11名が韓国出身選手となりました(昨年は9名)。


本日行われたOWLプレーオフのローワーブラケットでは、WESTシード最下位のロンドン・スピットファイアと1位のアトランタ・レインが対戦。

昨日プレーオフ史上に残る杭州スパークとの激戦を落とし後がなくなった前半戦王者のアトランタですが、序盤からロンドンのラインハルト構成に苦戦。

Hawkドゥームフィストを投入し打開を試みたものの、Hadiラインハルトとこの日絶好調Landonバティストを中心にしたロンドンの堅い守りを崩せず、アトランタはまさかの0-3スイープ負けでプレーオフ敗退が決定。

シーズン終盤にかけて指摘されてはいましたが、得意としていたトレーサー/ソンブラ構成終焉後、メタの適応に躓いた感はあったかもしれません。

一方のロンドンはやはりなんといってもこの男Hadi。プレーオフでも頑なにハルトワントリックを貫き、会場ではHadiチャントまで巻き起こすほどの人気ぶり。

精度の高いファイアストライクで揺さぶりをかけつつ、要所ではアグレッシブなチャージとシャッターでプレーオフ史上最大ともいえるジャイアントキリング達成の立役者としてPOTMに選ばれています。

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