本日、人気配信者Flatsのチャンネルにて、ゲームディレクターのアーロン・ケラー氏が出演する開発Q&Aが行われたので、そのまとめ情報になります。
アーロン・ケラー氏の回答まとめ
– シーズン9のバランス変更については満足している。もともと大規模変更は年に1回を予定していたが、もっと頻繁に行うことを検討している。おそらく年初と年中の2回。
– OW1発売前にはPVPでタレント(スキルツリー)システムが検討されていた。
– 新たなランクシステムの最大の目標である透明性については達成できたと感じている。シーズン10ではグループ制限が緩和され、実力幅の狭いグループのマッチクオリティが向上すると期待している。
– ストリーマーモードも実装予定。サーバー側で匿名性を確保する。次の開発アップデートで詳細を明らかにする。
– ミシックショップについては、バトルパスから「ミシックプリズム」を獲得する。各バトルパスには、ミシックスキンを完全アップグレードするのに十分なプリズムが含まれている(関連記事)。
– 武器など他のスキンにミシック級のレアリティを導入する予定はないが、可能性がないわけではない。
– タンクの現状については、DPSパッシブがとくにタンクに影響を与えたことを認めている。タンクに異なるパーセンテージを設定することも検討しているが、今のところはシンプルな状態にしておきたい。プレイヤーに過度のプレッシャーを感じさせずに、単独でスペースを占有できるほど強力なソロタンクを追加することは難しいと考えている。
– DPSパッシブの目的は、DPSのキル確保を達成するため。古いDPSパッシブはあまり役に立たなかった。また、サポートが試合に大きな影響を与えることを妨げていた。
– 現状ではサポートは弱くなったと感じているが、昨シーズンの強さとOW2リリース時の頃と中間くらいにある。サポートに身を守る能力を与える必要があったがやりすぎてしまい、DPSパッシブによって今のラインに戻すことになった。
– ヒーローBANについては、潜在的なメリットはいくつかある。ハードメタヒーローのネガティブな影響を軽減でき、ゲームに戦略的要素も追加できる。ただし、計画されているわけではなく、あくまでも議論しているだけ(関連記事)。
– 短編アニメについては、新ヒーロー「ヴェンチャー」にこれまでとは異なる小規模のユニークでかわいいコンテンツをリリース予定。コミックも近日中に追加予定。大規模な映像コンテンツについては、今話せることはない。
– ヒーローリワークはレッキング・ボールが最も早く登場予定(公式ブログによるとシーズン10に予定)。DPSヒーローも2人検討中だが、まだ少しだけ先になるため明らかにはできない(少なくとも1人はかなり近い時期)。
※同ディレクターはリワークが先に進んでいるヒーローを「彼」と呼んでいます。以前からリワークが明らかにされているリーパーとキャスディになりそうです。
– カスタマイズ可能なメニュー画面は検討していない。
– 今取り組んでいる大きなプロジェクトについては話せない。
– XIM(コンバーター)の問題は認識しているが、悪用者に情報を与えたくないので、開発側のプランに関してはここで詳しく話すことはできない。
※同ディレクターは、「これは戦争です」と答えています。
– アーケードにワークショップモードを追加するかについては、カスタム実装当初から検討していたが、コミュニティの多くがそれを望んでいるとは思っていなかった。
– バランスパッチのサイクルについては、その期間を伸ばすことで、パッチの影響力を高めるという側面もあるが、シーズン終盤など変化が乏しくなった段階で小規模なパッチを適用することは悪くないと考えている。
– 来年のロードマップやコミュニケーションについてとくに話せることはないが、開発アップデートの頻度は確実に増えるだろう。
– リスポーンエリアは複数マップで問題と考えており、以下は現在リワークを検討中のマップエリア:
- ヌンバニの第1攻撃側リスポーンからポイントまでの距離を短縮(高台には多くの作業が必要)
- ヌンバニの第2攻撃側リスポーン
- サーキットの第1攻撃側リスポーンコーナー
- サーキットの第2攻撃側リスポーン
- サーキットの丘とその急カーブ
- ハバナの第1/第3の攻撃側リスポーン
- ハバナの第1エリアの射線
- ハバナの第3にある高台狙撃ポイント(削除はしないが弱体化する)
- ドラドの最初のリスポーン
- ドラドの教会/中庭
- ドラドの長すぎる裏取りルート
※同ディレクターはキングスロー、ドラド、オアシスの2エリアをデザインした人物です。
– マップ投票/BANについては、予定しているわけではないが検討はしている。仮に実装する場合は、マッチ開始前に3つほどのマップから投票することになるかもしれない。懸念事項は希望が通らなかった場合に離脱者が増える可能性。実装する場合はまずはクイックプレイ限定になるだろう。
尚、Q&A終了後にはFlats本人から、要望の多い6V6については話せることは何もなく、話しが行き詰まってしまうため、事前に質問しないよう開発から丁寧な説明があったことが明らかにされています。