現在はOWCS解説者として活躍する元OWリーガーJake氏が、復活の要望が多いOW1時代の「6v6」に対する自身の見解をポストし、スレッドではユーザーと様々な議論が交わされました。
現役時代ジャンクラットのアイコンとしても活躍した同氏は、当時からOWコミュニティの間ではオピニオンリーダーとして知られています。
6v6 should not come back.
6v6 had a higher team-execution ceiling, but few people ever actually used it. Individual mechanics shine brighter than ever before in 5v5 and every player can make a difference without waiting for someone else to do their job first.
To me, this is the…
— Jake (@jakeow) March 23, 2024
6v6は復活するべきではない。
6v6はチームとしてキルを取るためのチームエグゼキューションのキャップが高かったが、実際にそれを行えるプレイヤーは少なかった。5v5では個々のメカニクス(フィジカル)がこれまで以上に輝き、誰かが先に仕事をするのを待つのではなく、すべてのプレイヤーが違いを生み出すことができる。
私にとっては、これこそがFPSゲームをすばらしいものにする本質的な要素であると同時に、プレイスタイルの選択肢、集団戦、リソース管理というOWならではの要素も失われていない。
「5v5においてタンクが作れる『違い』は敵の構成に完全に依存する。毎試合4人のタンクをプレーし、ULTは捨てなくてはならないこともよくある。それはOWとは言えないし、そこまでしても試合の50%は負けてしまうだろう」という意見については以下のように答えています。
勝率50%を指しているのであれば、それは適正ランクにいるということです。タンクが作る違いとは以下のようなものです。
– より少ない味方の回復リソースでより多くのダメージを与える
– 前線を上げるタイミングを見つけ、弱った敵にトドメを刺す(または、DPSがキルを取れるようお膳立てする)
– インパクトの高いULT(基本的には上記の2つだが、ULTを使うとより効果的)
カウンターピックの柔軟性(そして上手くプレーすること)も、これらのことを相手よりうまく遂行することに役立ちます。トップ層のプレイヤーにはワントリックタンクもいるので100%必要というわけではありません。
「少なともHACKEDクイックで6v6を試してほしい」という意見については、以下のように答えています。
クイーンやザリア(味方連続バリアあり)のようなヒーローが一緒にプレーすることになれば、ゲームが完全に壊れてしまいます。
この意見については、6v6用のバランスに調整すれば解決できるという反論もありましたが、それに対する回答はありませんでした。
「6v6にすることで習得すべきスキルの上限が上がるなら、それはOWというゲームの寿命にとっては良いこと」という意見については以下のように答えています。
スキル上限を理解できる位置に近づくことできるプレイヤーでさえ0.00001%くらいでしょう。プロプレイヤーは今現在も上達し続けています。
OWは対戦ゲームであり、つまらなくなるまでこのゲームを極めるということは、圧倒的に世界最高のプレイヤーになることを意味するので、そのような指摘は実際には問題になりません。
「OWを成功させるためには、マーケットに影響力のあるトッププレイヤーがOWに満足する必要がある。そして彼らの視聴者の大半は低ランクであり、基本的に5v5であろうと6v6であろうと影響はない」という意見については以下のように答えています。
6v6ではタンクが圧倒的に人気がなかったために、それ以外のロールの待ち時間がとんでもないことになっていました。
多くのプレイヤーがタンクを愛していたのは確かですが、待ち時間とのバラスが取れるほど十分な人数ではありませんでした。
「6v6がOWのピークであり、カジュアル、ランク、プロというあらゆるプレイヤー層の多くがそれに同意している。6v6では多くの構成とシナジーに可能性があった」という意見については以下のように答えています。
通用していたタンクのコンボはごく一部でした。多くのタンクは1つか2つのコンボしかありませんでした。
結局のところ、タンクというロールが存在する多くのゲームで、プレイヤーはタンクをやりたがらず、ヒーラーやDPSのほうが人気があります。OW2でタンクが1人少ないのはその現実を反映しています。