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[OW2] リスポーン地点は左右対象ではない-リスポーンエリアの仕様を検証した動画が話題に

Overwatch 2
Image: Marblr

マップのリスポーンポイントはマップそれぞれで微妙に異なることを詳細に分析したMarblrさんの動画が話題になっていたので、その検証結果をまとめました。

例によって、実戦ではほとんど役に立たない知識ばかりですが、とても興味深い内容になっています。

リスポーンポイントは左右対象ではない

リスポーンエリアには通常6つのリスポーンポイントがあり、ヒーローが湧く時はその中からランダムで湧きます。検証動画ではワークショップを使いポイントを可視化させています。

これらのポイントの位置や並びはマップごとに異なり、さらに言うと同じマップでも敵味方両チームのリスポーンエリアごとに異なります。

そのため、どこのポイントで湧くのかによって、些細ではありますが、出口やポイントまでの距離は変わってきます。

例えばジャンカータウン攻撃側では、ポイントの前列か後列かによって、出口までの時間は、通常移動速度(5.5㍍/秒)で約0.32秒ほどの差が出てきます。

キャラの通常移動速度は一律5.5㍍ですが、例外的にゲンジとトレーサーだけは6.0㍍になります。

左右対称のはずのコントロールやプッシュマップでも、2チームそれぞれのリスポーンエリアでポイントの位置が異なるため、マップ中央までの距離は実は両チーム間で微妙に異なります。

ネパール、レイコータワー、イリオスのように同じガンシップがリスポーンエリアのマップも、シップ内のポイントの位置がごく僅かですが異なります。マップエリアごとにポイントの位置や並びも微妙に異なります。

これらの僅かな違いは、開発者が一つ一つ手動でポイントを設定したことで生じた誤差と見られています。ただし、新マップのサモアだけは、両チームともにポイントの位置や並びがぴったり同じ位置にあります。

リスポーンポイントからマップ中央まで2チーム間で最も平均距離に差があるのは、コントロールが南極半島・ラボで2.26㍍3。プッシュはコロッセオで2.31㍍の差があり4、時間に換算するとそれぞれ平均0.41秒と0.42秒の差が生じます。

南極半島・ラボの青チーム側はリスポーンポイントが通常の倍の12個あり、これらの前列か後列側で湧くかによって、出口まで最大で6.33㍍の差が生じます。

最もリスポーンポイントが少ないのはミッドタウンの攻撃側で4個しかなく、一見すると開発者がポイントを設定し忘れたようにしか見えません。

これらのリスポーンポイントは、自身もゲーム開発者であるMarblr氏のワークショップで確認することができます(コード:W402R)。

脚注:

  1. 青チームが105.29㍍、赤が107.55㍍
  2. 青チームが131.92㍍、赤が129.61㍍
  3. 青チームが105.29㍍、赤が107.55㍍
  4. 青チームが131.92㍍、赤が129.61㍍
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