[OW2] 今更ながら「C9」の成り立ちについて振り返ってみましょう

Overwatch 2
Image: Cloud 9

海外メディア「Dexerto」がオーバーウォッチ最大のミーム「C9」が生まれた成り立ちについて取り上げていたので、その記事を踏まえつつ、あらためて当ブログでもこのC9について簡単に振り返ってみたいと思います。

What does C9 mean in Overwatch 2? Game’s biggest meme & history explained – Dexerto

尚、ミームとしてのC9については、当ブログのOW用語集でも解説しているので、ほとんどその内容の繰り返しになります。

もともとC9が当時の北米強豪チームCloud9が元になっていることは皆さんもご存知のとおりです。このCloud9はその後、OWLではロンドン・スピットファイアの前身となり、ロンドンがC9をやらかすと、本家C9として大いに盛り上がることもありました。

そのC9が2017年4月にソウルで開催された「OGN APEX Season 2」に招待され、そこで立て続けに「やらかして」しまったミスプレーがその後チームの愛称をとってC9のミームとして定着しました。

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ちなみに当ブログで「C9」をはじめて取り上げているのは、検索してみると、2017年8月2日の記事で、これは事件から4ヶ月後のAPEX Seson 3の決勝でおきたC9の記事でした。古すぎて記事内の動画はすべて消えていました。

本家のC9に話をもどしましょう。APEX S2に招待されたCloud9は、グループステージのAfleeca Blue戦で「バトルに白熱するあまり、目の前のポイントを踏み忘れる」という失態を3回も犯してしまいました。

レイコータワーのコントロールセンター、同じくガーデン、そして最後は試合を「決めた」ジブラルタルのC9でした。このときのC9は、そのすべてがお手本のような歴史的にも価値の高いC9ですが、OGNが消滅してしまったため、公式アーカイブとして残されていないのが残念です。

ユーザー保存の全マッチアーカイブ

この時Cloud9のメンバーにはSurefour、Mendokusai(Mendo)、Roolfといった、後にリーガーになったり、現在もストリーマーとして活躍するスター選手が在籍していました。

前大会のSeason1で北米代表のEnVyUsが優勝したこともあり、Cloud9も同様に優勝候補の一角でしたが、蓋を開けてみれば、C9含めて欧米からの招待チームはすべてグループリーグで敗退し、欧米と韓国のパワーバランスが初めて入れ替わった記念碑的な大会でもありました。

ちなみにミームのC9は初期の頃はZ9と呼ばれることもあり、カナダ出身のSurefourにちなんでそう呼ばれていました。カナダでは「C」の発音を「Zee」と発音するのがその理由です。

その後、C9には数々の派生名称も誕生しました。例えばシグマ実装時に彼のULTで浮上してポイントが踏めなかったときはSig9やS9と呼ばれたりしました。ドゥームがメテオで踏み外した時はD9など。

最近ではナメクジブラザーズがOWCS Japan大会で見せた歴史的C9のN9(ナメクジ9)が記憶に新しいですね。

この時のC9は、相手がカートやポイントの存在を認識していないので、厳密にはバックキャップとみなされ、英語実況でもC9とは呼んでいませんでしたが、本配信のチャットもC9で盛り上がっていたので、今ではバックキャップも、わかりやすくみんなで盛り上がれるC9で定着しているように思います。

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