開発エンジニアのモーガン・マドレン氏によると、タンクの平均的な待ち時間はクイックプレイで約25秒、ランクマッチで約45秒であることが明らかとなりました。
You can see how much the matchmaker is adding to queue times for match quality by looking at solo queue times for the most in-demand role. Tank queues in are around 25 sec on average in QP and 45 sec in Ranked. So that’s how much time we’re adding onto everyone’s queues.
— Morgan Maddren (@SrslyPaladin) July 26, 2024
これは、ユーザーからの「スマートなマッチメイキングは待ち時間にどのような影響を与えるか?」という質問に答えたものですが、最も需要が高くマッチング相手が選び放題のタンクロールでも、スマートなマッチメイキングのためには上記のような所要時間がかかることを示しています。
言うまでもなく高ランクになるほど、タンクであっても待ち時間は増えるため、同氏は超高ランク帯でのスマートなマッチメイキングが今後の課題となることも認めています。
マドレン氏はスマートなマッチメイキングとは、待ち時間とマッチの質のトレードオフをより良くすることを意味するとしており、これは非常に難しい収穫逓減(数値を増やしても徐々にその効果が薄れていく)のあるトレードオフであり、待ち時間をあまり増やさないようにすることは、マッチメイキングにおいては非常に重要であると話しています。
尚、マドレン氏から昨日の一連のXポストについて以下のような訂正がありました。
Sorry correction to this and the next tweet: this is a 40% reduction, not a 60% reduction. (13.33/33.33=0.4).
This doesn’t change anything about the point I’m trying to make though.
— Morgan Maddren (@SrslyPaladin) July 26, 2024
「2-2-2から1-2-2への移行により、マッチに必要なタンクの数は33.33%(2/6)から20%(1/5)へと減少。これは5v5移行で減少した待ち時間と同じ60%の削減」という自身の発言を以下のように訂正しています。
「正しくは、60%ではなく40%の削減です(13.33/33.33=0.4)。しかし、私のこの問題に対する意見は何も変わりません」
同氏は5v5移行によりマッチ成立に必要とされるタンクの数が60%減り、待ち時間も同じく60%削減されたことで、タンク枠の削減が待ち時間減少の最大かつほぼ唯一の理由と結論づけていました。
タンク全体が大幅に強化された2.11パッチでさえ、待ち時間の改善は僅か数パーセント程度だったそうで、同氏はこの自論には揺るぎない自信を持っているようです。