海外大手経済メディア「ブルームバーグ」にも寄稿している著名記者のJason Schreier氏が本日開催したRedditでのAMAにおいて、アクティビジョン・ブリザードがかつてNETFLIX版のオーバーウォッチ製作を検討していたことが明らかにされました。
[Jason Schreier] Activision/Blizzard had series in development with Netflix for Warcraft, Overwatch, and Diablo, but in 2020 Activision/Blizzard sued Netflix for poaching its CFO
byu/ModWilliam inCompetitiveoverwatch
実は2020年頃に当ブログでもネトフリ版のOWの噂については、軽く触れた記憶がありますが、当時NETFLIXがアクティビジョン・ブリザードの経営幹部を引き抜いたことから訴訟に発展し両者の関係が悪化。この結果、ネトフリ版のオーバーウォッチ、WOW、ディアブロなどの企画が白紙となってしまったようです。
あれから4年が経過しており、アクティビジョン・ブリザードもマイクロソフト傘下になったことで、関係が改善されている可能性もあるので、将来的にネトフリ版OWが実現することを願いたいですね。
Overwatch 2 @Netflix Anime News already existed.
News of the Blizzard franchise @Diablo and @PlayOverwatch making an anime already existed 2 years ago. maybe blizzard is making animations without us knowing?
※Source: https://t.co/XKyDIsmNOB pic.twitter.com/nu9giiSZCn
— Naeri X 나에리 (@OverwatchNaeri) October 8, 2022
ちなみに、記事のサムネはNETFLIXとはまったく関係なくて、7年前に公開されたドゥームフィストの「オリジン・ストーリー」からの切り抜き画像です。
Jason Schreier: Kotick wanted a separate team working on OW2, Kaplan and Chacko Sonny resisted.
byu/Hemlo_Agent inCompetitiveoverwatch
また、今回のAMAでは、OW2開発にあたってアクティビジョン・ブリザードのボビー・コティック元CEOが新たな開発チームの起ち上げを計画したところ、当時のゲームディレクターのジェフ・カプラン氏とプロデューサーのチャコ・ソニー氏が開発人員が増えることでチームのカルチャーが崩れることを懸念し、この決定に強く反対したことも明らかにされています。
当時開発チームにはOWのライブサービス化、ジェフが構想するPVEモードの実現、成長を続けるOWLへのサポートなど、多くのタスクが課せられており、コティック元CEOは大幅な人員増加が必要と考えていたようです。
結果的にOW2開発チームは現在と同じチーム4の下で行われることになりましたが、OW1末期には慢性的なコンテンツ不足という問題に悩まされることにもなりました。その後、OWL解散、そして目玉のPVEモード開発がキャンセルされたことは周知のとおりです。
そもそもOW2が本当に必要だったのかという意見もありますが、もしOW1とは別にOW2専属の開発チームが誕生していたら、現在とはまたちがった形のオーバーウォッチの世界線が見られたかもしれませんね。
