[OW2] 小規模な2-2-2ランクシーズン開催、クラッシュのランクマッチ削除、さらに全ヒーローに新要素を導入?―今後の開発方針が明らかに

Overwatch 2

本日、公式ブログ「ディレクターの視点」が更新され、ディレクターのアーロン・ケラー氏からシーズン15以降に予定されているゲームシステムの改善点や開発方針について説明がありました。

ディレクターの視点:1年の総括とこれからに向けて
2025年最初の「ディレクターの視点」では、去年の1年間に「オーバーウォッチ 2」へ導入した変更の数々を振り返ります。

注目の「革新的な新要素」や新ヒーローの詳細については、2月13日の「オーバーウォッチ・スポットライト」で明らかにされる予定となっており、今回はそれらを含めた漠然とした内容になります。

既に日本語公式ページも公開されているので、以下、その引用とまとめになります。

まとめ
  • 今年もシーズン9のようなプレイスタイルの大規模アップデートを目指しているが今年はさらに大掛かりなものになる
  • シーズン15のランクリセット合わせてスキルティアも調整。チャンピオンの範囲を広げより多くのチャンピオンが誕生できるようにする
  • ランクに導入予定の新システムについては数週間後に第一報を予定
  • 2025年のランク報酬武器スキンはより豪華なあっと驚くデザインを計画中
  • 2024シーズンを締めくくる今シーズンのドライブイベントではダストが2倍
  • 既存の全てのヒーローをより魅力的でユニークする取り組み、詳細は2月13日のライブ配信にて
詳細は2月13日のライブ配信イベントにて、ということですが、これが「常識を覆す変更」として一部で予想されている、タレントや選択式パッシブ導入を示唆したものではないかとの見方もあり。
  • 6v6ロールキューテストは期間中にゲーム全体のプレイ時間10%を占めていた
  • 通常のクイックプレイのロールキューは全体の35~40%程度(6v6テスト中は減少)
  • 6v6に対する需要は確かに存在するが、その大きさについてはまだ確かなことは言えない
  • シーズン15のミッドシーズンでは6v6限定の小規模なランクシーズンを開催予定
  • 今後なんらかの形で6v6が導入される可能性は高いが、コアモードへの導入はまだ準備が整っているとはいえない
  • クラッシュは現在抱える問題が解決できるまでランクマッチから一時的に削除

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ディレクターの視点:1年の総括とこれからに向けて

皆さん、お久しぶりです!今年最初の「ディレクターの視点」をお届けします。おかげさまで、他の開発チームのメンバーともども、年末年始の休息を十分にとることができました。今は、来たるシーズン15とそれ以降に向けたアップデートの導入が楽しみで仕方がありません。皆さんはもう、ライブ配信イベント「オーバーウォッチ 2:スポットライト」のお知らせをご覧になりましたか?今後のシーズンに関する新情報を皆さんにお届けできる日を私たちも心待ちにしています。そこで今回の記事では、去年1年間に「オーバーウォッチ 2」へ導入した変更とその成果、今後予定している改善策についてお話ししたいと思います。(もちろん、「オーバーウォッチ 2:スポットライト」の宣伝にもぬかりはありませんよ。文中に告知をどんどん入れていきます!)それでは、早速まいりましょう。

昨年最初に実施したのは、ゲームプレイとライバル・プレイに焦点を当てた一連の変更です。この時は、ヒーローのライフに関するバランス調整、弾のサイズ変更、パッシブのリワークなど、コアPvPモードに大幅な変更を加えたほか、ライバル・プレイのシステムも全面的に刷新しました。ゲームを毎年リフレッシュするというアイデアは成功したと考えています。今後も毎年、大型アップデートを実施していく予定です。ですが、今年の大型アップデートはただの大変更ではありませんよ。その詳しい内容をお話ししたいところですが…続きは「スポットライト」と次回の「ディレクターの視点」で紹介しましょう。当日の配信をどうぞお見逃しなく!

ライバル・プレイの新たな方向性にも満足しています。新規プレイヤーから見ても同モードの敷居が下がりましたし、フレンドとより気軽に競技性の高いバトルを楽しめるようになりました。ランクのリセットもうまく機能し、初心者、熟練者を問わず、新たなスキル・ティアを目指せる環境が整ったと言えます。とはいえ、新たに導入された最上ランク「チャンピオン」への到達は、トッププレイヤーといえども少し難しすぎたところがあります。来たるシーズン15では、ランクの再リセットにあわせて、スキル・ティアに関する調整も行う予定です。今後は最高ランクに相当するプレイヤーの範囲が広がるので、これまでよりも多くのプレイヤーがチャンピオンを名乗れるようになるでしょう。ライバル・プレイに導入予定の新システムも、今年はいくつかあります。こちらに関する第一報は、今後数週間のうちにお届けします。

2024年のライバル・プレイ報酬「ジェイド武器」に関しては、大きく分けて2つの不満を皆さんからいただきました。最も多く寄せられたのは、今シーズンの閉幕と共にジェイド武器が入手できなくなる点についてです。ライバル・プレイの武器スキンは、ライバル・プレイへ参加したことをアピールできる「証」として実装しました。これら武器スキンのバリエーションは、年度が切り替わっていくごとに変わっていきます。各バリエーションの入手可能時期を限定することで、年を経るごとに、武器スキンの収集率がそのプレイヤーのライバル・プレイへの参戦頻度や経歴を物語るようになっていくという仕組みなので、今後はこの点をご留意いただけると幸いです。多く寄せられた不満点の2つ目は、武器スキンの見た目です。もっと高級感のある武器が欲しいという皆さんの意見を反映して、もっと豪華な武器スキンを2025年度には用意しています。あっと驚くようなデザインなので、皆さんにも喜んでもらえるかと思います。ジェイド武器の入手可能期間は間もなく終了しますが、新武器スキンにもどうぞご期待ください。

それと、ライバル・プレイに新たに導入された「ドライブ」が好評を博しているようで何よりです。ドライブはシーズンの締めくくりにぴったりのイベント。ということで、今シーズンのドライブでは、2024年度のライバル・プレイのフィナーレにふさわしく、獲得できるライバル・ダストを2倍に増やします。こちらもどうぞお楽しみに!

続いては、ヒーローについてです。昨年は、今まで以上に機動力と三次元的な移動に優れたヒーローが3人デビューしました。文字どおり足元のおろそかな相手を大混乱に陥れる、風変わりで冒険心にあふれた考古学者、ベンチャー。従来と異なるスタイルで垂直方向に移動できる独自のアビリティと、軽快な機動を特徴とするサポートヒーロー、ジュノ。そして、新時代のアナーキストにして壁登りのできる初めてのタンクヒーロー、ハザード。マップをより立体的に活用できる彼ら3人が登場したことで、「オーバーウォッチ 2」のバトルはさらにダイナミックになりました。これからも、使う側と対戦相手側の双方が魅力を感じられるような新ヒーローを随時追加していきますので、ご期待ください。

私たちは今年、これまでに登場したすべてのヒーローを今まで以上にユニークで魅力的にしたいと考えています。そのために、現在チーム一丸となって取り組んでいることが…おっと、この続きは「オーバーウォッチ 2:スポットライト」でお話ししましょう。皆さん、ライブ配信をどうぞお見逃しなく!

昨年から今年にかけては、6v6のエクスペリメント・モード「6v6ロールキュー」と「Min 1, Max 3」を実施しました。この成果についてもお伝えしましょう。「6v6ロールキュー」は、イベント期間中、ゲーム全体におけるプレイ時間の約10%を占めていました。参考までにお教えすると、クイック・プレイ ロールキューのプレイ時間の割合は35~40%程度です(なお、6v6イベントの期間中は、この数値よりも低めです)。このように、6v6構成のゲーム・モードに対する需要は明らかに存在しますが、一方で、その規模についてまだ確かなことは言えません。上記の2モードに続いて、シーズン15のミッドシーズンより、6v6モード限定の小規模なライバル・プレイ シーズンを始める予定です。「オーバーウォッチ」における6v6のあり方がどのような形で決着するのか…こちらについて断言するのは時期尚早ですが、一定数のプレイヤーに楽しんでもらえていることを考えると、6v6が何らかの形で「オーバーウォッチ 2」定着する可能性は高いでしょう。ただし、現在のコア・ゲーム・モードのフォーマットから6v6へと移行する準備は、まだまだ整っているとは言えません。

6v6に関連して、クイック・プレイとライバル・プレイにおける「クラッシュ」の今後についてもお話ししたいと思います。昨年、かつてのルール「アサルト」を意識しつつ、「攻撃側と防衛側の両方を1つの試合で楽しめる」という意図を込めて実装したのが「クラッシュ」です。クラッシュでは数々の名勝負が生まれました。その一方で、このルールに関する建設的なご意見を今までに多くいただいています。現在のクラッシュには残念ながら、通常のマッチよりもはるかに短い時間で一方のチームが圧勝してしまうという問題が存在します。また、どのポイントが現在の目標となっているのかがわかりにくいという意見もあがっています。皆さんからのこれらのフィードバックを受けて、シーズン15の開始と同時に、ライバル・プレイからクラッシュのマップを除外することにしました。もちろん、ライバル・プレイに参加するすべての方が同モードを存分に楽しめるよう、解決策の検討を今後重ねていく予定です。誠に勝手ではありますが、進展があり次第お知らせしますので、それまではクイック・プレイを含むアンランクのゲーム・モードで、クラッシュをお楽しみいただけると幸いです。

こうして振り返ってみると、2024年は本当に色々なことがありました。しかし去年以上に、2025年は驚きに満ちた年になると信じています。そういえば、ライブ配信イベント「オーバーウォッチ 2:スポットライト」を2月13日に予定しています。こちらで新情報をさらに発表するので、どうぞお見逃しなく(あからさまな告知ばかりで、すみません)!続きは「オーバーウォッチ 2:スポットライト」で。これからも、共に素晴らしいゲームを作っていきましょう。

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