追記:[OW2] 投票カード復活の可能性、スタジアムには独自のMMRを設定、そしてマーベル・ライバルズの存在について語る開発者インタビューまとめ

Overwatch 2

先日開催された『オーバーウォッチ 2:スポットライト』に関連した、アーロン・ケラー氏ほか開発者インタビューの追加コメントまとめになります。

"This is no longer about playing it safe": Overwatch 2 game director talks Marvel Rivals and betting big on season 15
Interview | "There is pressure on the Overwatch team… and we've been feeling it for a while"

いくつかのコメントは既にお伝えしたものと内容が重複していますが、海外メディア「GamersRader」のインタビュー記事と配信コメントその他のポストをまとめています。

トーナメントシステムについては現在も開発内部で話し合っているが、ギルドやクランシステムといったものは今のところ計画はない(参照

OW1で採用されていたマッチ終了後のエンドカード(ベストスタッツ表示&投票)の復活については非常に前向きであり、「何かがあるかもしれない」と、その復活を示唆(参照

DVAが所属するMEKA部隊チームから新ヒーローをリリースしたいとは思うが、そのためには非常に多くの作業と準備が必要になる(参照

ヒーローBANについて(参照):

  • BANされるヒーローは最大4名
  • プレイヤーははじめにプレイしたいヒーローを選択できるがBANからは保護されない
  • プレイヤーは最大3名までBANしたいヒーローを選択可能
  • 最も投票が多い4名(各チーム2名)がBANされる
  • 各ロールごとにBANされるのは2名まで(既にサポートが2名BANされている場合はそれ以上サポートはBANされない)
  • 4人のヒーローが必ずしもBANされるわけではなく投票結果に応じて2~3名になることもある
BANのより詳しい仕様について別記事を参照してください。

プレイヤーはそれぞれOWに対する異なる考えを持っており、OW2が彼らが思い描いていたものと違う形になったことへの批判は理解できるが、開発として今できることは、このゲームを可能な限り最高のバージョンにすることだけ(参照

マーベル・ライバルズの登場については、「自分たちが創り上げたゲームとこれほどよく似たゲームが存在する状況はこれまでなかった」と認めているが、それは刺激的なことであり、これからは守りに入ることなく開発していく(参照

マーベル・ライバルズとの競争は、情熱ある職人気質の開発チームにとっては、むしろ耳に心地よい音楽のようなものとのこと。

ヒーローBANについては以前から常に反対意見があったが、マーベル・ライバルズでそれを目にしたときに、BANに対する懸念は間違っていなかったものの、その考えに固執しすぎていたことに気づき、BNA実装は疑う余地のないものになったとのこと(参照

BANは当初リリース計画にはなかったものの、何年も前から話し合っており、2年前から開発スタッフの有志がプロトタイプを作っていたそうです。

「スタジアム」モードにはメインゲームのリソースを削ることなく開発が可能な専任の内部チームが存在している。ランクやクイックと同じコアモードとして常駐し、今後もシーズンごとにアップデートし様々な要素や機能を追加していく

「スポットライト」によると、スタジアムモードはランクマッチ専用で、独自のMMRが採用されるとのこと(参照)。

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以下は上記のポストで取り上げられていなかったGamersRaderのインタビューコメント要旨:

―マーベル・ライバルズ登場でプレッシャーを感じているか?

開発チームには以前からプレッシャーが存在するが、その多くはどうすればこのゲームを最高にできるかという開発内部からの問いかけであり、しばらくの間そういったプレッシャーを感じてきた。パークやスタジアム開発もそういったことが原動力となっている

―初代リリース以来、Overwatch 2がリリースされた時以上のアップデートと言えるが、「2」という数字の難しさについて

プレイヤーがOverwatchはこうあるべきというPvPシューターとしてのアイデンティティを簡単に忘れることができないのは理解しているが、将来的にはそういった考えから離れて、このゲームを独自の存在として考えてほしいと願っている。全員がそう思えるわけではないことは理解しており、いずれはそういったことに我々も向き合う時が来ると思うが、シーズン15や16に関してはまだその時ではないと考えている

いつかは「2」という数字を捨ててリブランドされるのでは?という予想も見られます。

―パークやスタジアム実装をリスクと感じるかについて

これまでのOW開発はリスクを取ることに消極的だったが、時間経過と共にゲームが安定期に入ると、刺激や新しいものを求めるヒーローシューターのユーザーのニーズに応えられなくなってきたと考えており、パークやスタジアムなどの新たな試みに挑戦し、責任をもって問題に対処し、洗練させバランスをとっていきたいと考えている。最終的にはプレイヤーも我々がリスクを取ることを望んでいると考えている

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そのほか:

「スタジアム」モードは専任の開発チームがあり、システムデザイナーのガビン・ウィンター氏はこのモードに数年前から取り組んでいたとのこと

TPSモード実装は、実際にはかなり長い間取り組んでおり、はじめてTPS視点を試したときはエイムが難しく、違和感を取り除くためにカメラの調整など多くの作業を必要とした
https://www.reddit.com/r/Overwatch/comments/1ipgidj/according_to_devs_stadium_was_under_development/

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追記:今後はバランス調整や新鮮さを保つため、シーズンごとにパークを見直し、年2回は大幅に入れ替えていくことなどを計画しているとのこと(参照

マーベル・ライバルズでもシーズンごとに連携スキルをリフレッシュするという同じアプローチがとられています。
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