[OW2] 今後のスタジアムのアップデートについて―マッチメイキングの改善や新機能「スター・フォージ」を実装

Overwatch 2

本日、オーバーウォッチ開発ブログが更新され、新シリーズ「1週間を振り返る」の第2弾が公開されました。

1週間を振り返る:スタジアムのアップデート
今回特集するのは、大人気の新モード「スタジアム」。マッチメイキングの調整やビルドの共有機能などの、今後注目のアップデートについてご紹介します。

今回の記事では、スタジアムのマッチメイキング改善をはじめとした、今後予定されているスタジアム関連のアップデート情報が明らかにされています。

既に、日本語版も公開されているので、以下、その引用と簡単なまとめになります。

まとめ
  • スタジアムのマッチメイキングに対する不満の声は把握している
  • MMRの内部補正が新規とベテラン含めたすべてのユーザーを対象としていたため、想定よりもMMRのバラツキが広がってしまった
  • 6/4に予定されている通常のバランス調整に合わせてマッチメイキングについても改善予定
  • ジュノ「オールスター」スキンが入手できる「君こそスター」チャレンジはS17終了まで延長
  • S17ではフレイヤ対策として対空アイテムの導入を予定
  • S17ではビルド保存/共有機能「スタジアム・フォージ」を実装予定
  • スタータービルドには序盤/終盤戦に向けたビルドを用意
  • 近日中にアンランクモードを実装予定、1、3、4、5ラウンドでパワー購入可能
  • アンランクでは途中退出を埋めるバックフィルの仕様を採用(キャッシュ補正・アーマリー使用時間あり)
  • MMRの分布曲線も安定してきたので、将来的にはスタジアムにもグループ制限導入を検討

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1週間を振り返る:スタジアムのアップデート

皆さんこんにちは!今回の「1週間を振り返る」では、スタジアムについてお話します。皆さんもこの新モードを大いに楽しんでいるようで、私たち開発チームも本当に何よりです。スタジアムの開発は私たちにとって冒険ともいえるような大きな試みだったので、この大きな反響を嬉しく思っています。さて本題ですが、今後私たちは、皆さんから寄せられたさまざまなフィードバックと、チームで測定した大量のデータをもとに、このモードが抱えている問題点の改善と、このモードをもっと面白くする新コンテンツの導入を行う予定です。近日中に導入するスタジアム関連のアップデートの内容を、将来の計画に関する話を交えつつ、これから詳しくご紹介しましょう。

マッチメイキングの改善

マッチメイキングは繊細な調整が要求される要素ゆえ、環境の変化に応じて常に改善と調整を続けていく必要があります。特にスタジアムのマッチメイキングに対しては、このモード自体が最近導入されたこともあり、より一層の注視が必要です。皆さんの間からあがっているマッチメイキング関連の不満の声は、私たちもすでに把握しています。

じつは、新規プレイヤーのマッチメイキング・レート(MMR)をより正確に計測するべく、該当プレイヤーのMMR調整に役立つ新たな内部補正をスタジアムの導入当初から実装していたのですが、この補正が新規プレイヤーだけでなく、スタジアムをプレイするすべてのプレイヤーを対象としていたがために、結果として参加プレイヤーのMMRのバラツキが私たち想定よりも広くなっていました。この問題には、6月4日に予定されている通常のバランス調整と同時に対処する予定です。スタジアムのマッチメイキングのバランスは、この新パッチが導入されることで、今後数週間以内に改善するかと思います。

先週にはオールスター・リーグへの到達、そしてその報酬でもあるジュノ用レジェンダリー・スキンの獲得を目指す皆さんの努力をランクへより適切に反映するべく、プロ、オールスター、レジェンド・リーグにおけるランク・スキル・ボーナスの上限を25から50に引き上げました。また、皆さんがこの報酬の獲得に向けて十分な時間を確保できるよう、チャレンジ「君こそスター」の配信期間をシーズン17の終わりまで延長しています。

皆さん全員がより対等な勝負を繰り広げられるよう、各ヒーローのスタジアムにおけるパフォーマンスにも引き続き注視し、必要に応じて調整を慎重に加えていきます。最近スタジアムでもデビューしたフレイヤへのカウンターは現在の環境だと難しいため、シーズン17では対空に主眼を置いた新アイテムを導入する予定です。今週のパッチでもその他調整と並行して、彼女の飛行能力に新たな制限を加えたので、今後はフレイヤにカウンターしやすくなるでしょう。

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さまざまなビルドを共有しよう

シーズン17で追加されるビルド関連の新要素「スタジアム・フォージ」にも注目です。

次の新シーズンでは、皆さんが考えたビルドを練習場で事前に検証できるだけでなく、そこで練り上げたビルドを保存して、実際のマッチのアーマリーでそのまま使えるようになります。保存したビルドは他のプレイヤーと共有することも可能です。チームメイトやコンテンツ・クリエイターが考案したをインポートすることもできるので、皆さんがまだ知らない強力なビルド(あるいはハチャメチャ要素満載のビルド)の開拓に、ぜひご活用ください。

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また、皆さん全員がビルドのシステムにすぐ慣れていけるよう、今後は全ヒーローのスターター・ビルドのアイテムを序盤戦向け、終盤戦向けに分けて紹介する予定です。スタジアムの仕組みがまだわからないという方も、このサジェスチョンに沿ってパワーやアイテムを装備することで、安心してヒーローを強化できるでしょう。もちろん、これと並行して新アイテムをご用意するので、ビルドのカスタマイズにもう慣れている方もどうぞお楽しみに。ビルド初心者、ベテランを問わず、アーマリーに存在するあまたの強化オプションを試して、自分だけのビルドを見つけてみてください。

スタジアムがリリースされて以来、ビルドの保存、インポート/エクスポート機能に対する要望が皆さんの間で特に多かったこともあり、私たちも「スタジアム・フォージ」の導入を特に楽しみにしています。ご存じのとおり、スタジアムは他のプレイヤーとのコミュニケーションが特に重視されるモード。ビルドをフレンドやネット上で共有できるこの機能は、このモードで重要な役割を果たすことでしょう。また、「OW2」のコンテンツ・クリエイターやベテラン・プレイヤーが他のプレイヤーに自分のスキルを伝授する際にも、スタジアム・フォージは大いに役立つはずです。

スタジアム・フォージに関するさらなる詳細と活用のヒントは今後数週間以内にご紹介するので、続報にもご期待ください。

広がるスタジアムの遊び方

ここまで次のシーズンで導入されるさまざまなスタジアム関連のアップデートをご紹介してきましたが、最後に今後導入予定の新要素についても少しだけ触れておきましょう。

まずはスタジアムのアンランク・モードについて。このモードは近いうちに「オーバーウォッチ 2」へ実装する予定です。スタジアムのアンランクのマッチにもクイック・プレイと同様に、フレンドとスキル・ティアの差を気にすることなく気軽にマッチへと参加できるというメリットがあります。このモードではマッチのルールも従来の4ラウンド先取ではなく3ラウンド先取になるので、コールド・ゲームのシステムなしでも、比較的短い時間でマッチを楽しめることでしょう。パワーはラウンド1、3、4、5で付与されます。キャッシュもランク・マッチ以上に入手しやすくなるので、考案したビルドや戦略を素早くテストするうえで、アンランクはまさにもってこいのモードといえます。アンランクが導入されれば、ソロでもグループでもスタジアムをより気軽に遊べるだけでなく、スタジアムで求められるゲームプレイをもっと簡単に把握できるかと思います。

なお、「カジュアル版スタジアム」という立ち位置ゆえに起こるであろう途中退出者増加のリスクに対しては、バックフィル機能で対処するつもりです。スタジアム版バックフィルの仕様は、クイック・プレイのものとあまり変わりません。バックフィルとして参加したプレイヤーにはスポーン前に、マッチの進行状況に応じたキャッシュ・ボーナスと、アーマリーへのアクセス時間が与えられるので、マッチに途中から参加することになったとしても、どうぞご安心ください。

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皆さんのMMRカーブも安定してきたので、将来的には通常のライバル・プレイと同様のグループ制限(グループ内のスキル・ティアの差に基づいて、マッチへの参加を制限したり、対戦チームを選出するシステム)も導入する予定です。高ランクのプレイヤーを含め、現在長すぎるキューに困っているという方は、この制限が導入されることで、スタジアムをより快適な環境でプレイできるはずです。こちらの実装にもご期待ください。

それでは、スタジアム新要素のご紹介はこれにて。この新モードをプレイしてくださる皆さんには、この場を借りてあらためて感謝いたします。引き続き、スタジアムのマッチをお楽しみください!

– スタジアム開発チーム

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