本日、FACEIT南米大会からEWC出場を決めたZoKorp Esportsにルール違反の申し立てが出されており、コミュニティの間では、彼らのEWC出場を取りやめるべきとの意見が出ているようです。
🔺 SA Champions — @zokorpesports
After securing a clean sweep, this squad will be representing South America in the #EsportsWorldCup! pic.twitter.com/coHuGqOUAz
— FACEIT Overwatch (@FACEIT_OW) July 7, 2025
ZoKorp Esportsは本日行われた、FACEIT南米大会決勝でX Factorを4-0で破り、EWC/MSCの南米出場権1枠を手にしています。
Grupo Senju, an event organizer at South America, just filled a report on Leaders(SA’s representative for EWC/Midseason Championship)
byu/a_bysswalker inCompetitiveoverwatch
以下は、DiscordやSNSでの証拠画像をもとに告発されている違反内容を簡単にまとめたものです。
- 南米居住者ではない選手をインポート2枠を越えて試合に出場させた
- FACEITの利用規約に違反した選手の出場を許可した(正確かつ有効な情報を提出しなかった)
- 大会の各スケジュールで定められた期限を過ぎた出場資格のない選手を登録出場させた
- 大会期間中、同一週に3人を越える選手を2回にわたりロスターに追加(※ロスタールールはOWCSとは異なるFACEIT独自のルール)
- シーズン中に3回を越えるロスター変更を行った
- ロスターの総入れ替えを行ったにも関わらず、オープン予選ではなくFACEIT Master Division出場権を獲得
- 選手らがスマーフィング、アカウント売買、ブースティングサービスを行っている疑いも浮上。言うまでもなくBlizzardの利用規約だけでなくFACEITでも禁止されている行為
また、大会運営側が意図的に規則を歪め、他チームに不利益を与えたとの主張もなされていますが、大会管理者は上記告発が出された後、告発を行ったメンバーに対して、Discordへのアクセスを制限、これらの不正行為は運営側の協力なしでは不可能であったと考えられ、その恣意的な振る舞いや怠慢に批判が集まっています。
不正行為の容認は管理者の個人的な利益追求というより、怠慢や無責任さによるものとの見方もあり、現時点ではこれらの告発がどのような結末を迎えるのかは不明ですが、これまで大会関連で不正行為が発覚した際も、Blizzardが表立って処分を科すことはなかったことから、今回のケースも有耶無耶のまま終わるのではないかとの見方もあります。
尚、仮にZoKorp Esportsが大会ルール違反を理由にEWC出場を取り消された場合は、本日のグランドファイナルを戦ったFactor Xが出場権を得ることになります。同チームには日本でもおなじみのRomaniが所属しています。