本日の雑記(10/26)Crazy Raccoonが怒涛の3連勝で世界大会へ(リプレイコード)|Team Falconsの高度なBAN戦略|史上最悪のAJAX ほか

Overwatch 2

最終更新

CRがKR1位で世界大会進出を決定

本日最終日を迎えた「OWCS KR Road to World Finals」は、グランドファイナル決勝でCrazy Raccoonが宿敵Team Falconsを4-3で下し優勝。KR王者として来月のWORLD FINALS進出を決めています

昨日のプレーオフ初戦ではFLCに敗れたCRですが、ローワーブラケット準決勝ではWAE、その後に行われたT1とのローワー決勝も制し、グランドファイナル決勝を含めると計3試合で13マップ連続、実に6時間以上におよぶ長丁場を戦い抜いたことになります

長時間の戦いにも関わらず、FLCに3-1とリードされた状況からの逆転劇は、KR王者としてのプライドと底力を感じさせる、KR王者決定戦に相応しい見応えある一戦となりました

決勝マップ戦績/ヒーローBAN

尚、グランドファイナルMPVは、Mer1tとの壮絶な撃ち合いを制したLIPが選出。今ステージ序盤を休養のため欠場した同選手ですが、今日の圧倒的なパフォーマンスを見る限り、完全復活と言っても差し支えないでしょう

CRは、この大会の2週間前に行われたOWCS KOREAステージ3決勝も制しており、ステージ1&2も含めると、今季のKR大会すべてを完全制覇した形で、世界王座奪還に臨むことになります

尚、この試合の結果、VARRELのWORLD FINALS初戦の相手は、KRシード2位の現世界王者Team Falconsに決定しています

OWCS ASIA RtWF リプレイコード (10/26)

■Crazy Raccoon – WAE
634ZG0
HQAA58
6YSRQW

■Crazy Raccoon – T1
1K0WZJ
VQH6XD
9ZTWY2

■Crazy Raccoon – Team Falcons
308V6F
K1ZQ7C
C1PR6N
JDDTRM
JGWP12
7NQ9XB
X6BB72

OWCS - Replay Codes

Team Falconsの高度なBAN戦略

昨日行われたCrazy Raccoon戦でTeam Falconsが見せたBAN戦術を称賛するOWCS解説者のAVRL氏

第4マップのキングスロウでイニシャルBANの権利があったFLCは、あえてこれをCRに譲ることで高度な戦略プランを成功させています(試合はFLCが3-2で勝利)

Team Falconsによる見事なBAN戦略。「イニシャルBANを譲る」というコンセプトに実際に納得したのはこれが初めてです。FLCは、先行BANというアドバンテージをあえてCRに譲り、CR自身にラマットラをBANさせるよう誘導しました(※FLCはベンチャーBAN)。なぜならラマットラはSomeoneのメインヒーローであり、彼がMAXとのザリアミラーでは不利になることがわかっていたからです。

そしてこの罠が発動したのは、マップ後半でFLCが攻めに回った場面でした。ラマットラがBANされている状況で、FLCは意表を突きラインハルトを投入しました。これによりMAXは自分のヒーロープールに効果的なカウンターを持たず、ザリアかシグマしか選べない状態に追い込まれます。FLCはMAXのヒーロープールの弱点を巧みに突き、ラインハルトを中心としたカウンター構成でCRに勝利するという天才的な戦略を成功させました。

実際にはMAXシグマが高台を利用して相手の弱点をつくなど見事な立ち回りを見せ、最後はタンクの相性というよりは、ProperゲンジのスクランブルでFLCが奇跡的な勝利をあげました

ただ、解説のGappoさんも指摘していたように、懐に飛び込まれると大きな不利を背負うシグマ相手にラインハルトという選択自体はうまく機能していたように思います

FLCは既に第2マップのスラバーサでラマットラBANを使い果たしていたものの、あえて譲らなくてもCRがラマットラをフォローアップBANしてもおかしくない状況ではあったので、この点については選手やコーチの意見も聞いてみないことにはなんとも言えませんが、最近では相手の出方を伺うためにイニシャルBANを譲るケースも珍しくありません

Gen.Gの悲劇

本日行われたOWCS EMEAローワー準決勝の対Team Peps戦でGen.Gが見舞われた悲劇が話題に

ローワーブラケットで優勝候補の一角Virtus.proを撃破し、初の世界大会出場に向けて勢いに乗るGen.Gでしたが、肝心のエースXzodyalが開幕から回線落ちするなど、350pingを超える不安定な回線状況でのプレーを強いられる事態に

第3マップ以降は遅延も落ち着いたようですが、一時は400pingを超える深刻なラグに見舞われ、結果的にこの不利を覆すことができず、スコア0-3で無念の敗退となりました

実力的には僅差かPeppsのほうが若干上だったように思うけど(グループステージではPepsが3-0で勝利)、プレイとは関係ないところで実力を発揮できないのは選手にとっては気の毒でしたね。同じスペインから繋いでいるはずのKhenailは無事だったようで多分Xzo側の回線問題ではないかと思います

一方初のOWCS世界大会出場となったTeam Pepsですが(昨年のEWCを含めると2度目)、OWL Paris Eternalの元メンバーだった大ベテランのSoonとFdgodが所属しており、この当時のParisには現FLCのHanbin、Fielder、Sp9rk1eコーチも所属、そして、ヘッドコーチは現T1のRushコーチが務めていました

フランスでは、このTeam PepsがParis Eternalの精神を受け継ぐチームとして非常に人気があります(オーナーも元Parisのヘッドコーチ)

史上最悪のAJAX

本日の世界大会行きを懸けたNAローワーのSSG対Sakura Esports戦で史上最悪のAJAXが誕生

オーバータイムでポイントを明け渡したくなかったのか、ペイロードに単騎で飛び込んだSakuraのNatsukiルシオがまさかのソロAJAX

これにはOWCS解説者のReinforce氏も、「これまで見た中で最悪のAJAX。Natsukiはマップの最後でなにか判断ミスを犯したに違いない。信じられない」とコメント

ビートを次の当たり合いまで温存すれば十分勝機はあったように思いますが、残り距離も僅かだったことから、Natsukiとしてはポイントを通過させたら負けるという焦りがあったのかもしれません

選手のミスは容赦なくネタにする海外メディア

このAirJAXからマップを落としたSakura Esportsは続く第4マップもSSGに奪われ、チームにとって初の世界大会出場を逃しています

一方のSSGはTeam LiquidとGeekay Esportsに遅れをとったものの、NA3位で2大会ぶりの世界大会出場を決めています

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