本日の雑記(10/26)Team Falconsの高度なBAN戦略|史上最悪のAJAX|Gen.Gの悲劇

Overwatch 2

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Team Falconsの高度なBAN戦略

昨日行われたCrazy Raccoon戦でTeam Falconsが見せたBAN戦術を称賛するOWCS解説者のAVRL氏

第4マップのキングスロウでイニシャルBANの権利があったFLCは、あえてこれをCRに譲ることで高度な戦略プランを成功させています(試合はFLCが3-2で勝利)

Team Falconsによる見事なBAN戦略。「イニシャルBANを譲る」というコンセプトに実際に納得したのはこれが初めてです。FLCは、先行BANというアドバンテージをあえてCRに譲り、CR自身にラマットラをBANさせるよう誘導しました(※FLCはベンチャーBAN)。なぜならラマットラはSomeoneのメインヒーローであり、MAXとのザリアミラーでは不利になることがわかっていたからです。

そしてこの罠が発動したのは、マップ後半のFLCの攻撃ターンでした。ラマットラがBANされている状況で、FLCは突然ラインハルトを投入しました。これによりMAXは自分のヒーロープールに効果的なカウンターを持たず、ザリアかシグマしか選べない状態に追い込まれます。FLCはMAXのヒーロープールの弱点を巧みに突き、ラインハルトを中心としたカウンター構成でCRに勝利するという天才的な戦略を成功させました。

実際にはMAXシグマが高台を利用して相手の弱点をつくなど見事な立ち回りを見せ、最後はタンクの相性というよりは、ProperゲンジのスクランブルでFLCが奇跡的な勝利をあげました

ただ、解説のGappoさんも指摘していたように、懐に飛び込まれると大きな不利を背負うシグマ相手にラインハルトという選択自体はうまく機能していたように思います

FLCは既に第2マップのスラバーサでラマットラBANを使い果たしていたものの、あえて譲らなくてもCRがラマットラをフォローアップBANしてもおかしくない状況ではあったので、この点については選手やコーチの意見も聞いてみないことにはなんとも言えませんが、最近では相手の出方を伺うためにイニシャルBANを譲るケースも珍しくありません

Gen.Gの悲劇

本日行われたOWCS EMEAローワー準決勝の対Team Peps戦でGen.Gが見舞われた悲劇が話題に

ローワーブラケットで優勝候補の一角Virtus.proを撃破し、初の世界大会出場に向けて勢いに乗るGen.Gでしたが、肝心のエースXzodyalが開幕から回線落ちするなど、350pingを超える不安定な回線状況でのプレーを強いられる事態に

第3マップ以降は遅延も落ち着いたようですが、一時は400pingを超える深刻なラグに見舞われ、結果的にこの不利を覆すことができず、スコア0-3で無念の敗退となりました

実力的には僅差かPeppsのほうが若干上だったように思うけど(グループステージではPepsが3-0で勝利)、プレイとは関係ないところで実力を発揮できないのは選手にとっては気の毒でしたね。同じスペインから繋いでいるはずのKhenailは無事だったようで多分Xzo側の回線問題ではないかと思います

一方初のOWCS世界大会出場となったTeam Pepsですが(昨年のEWCを含めると2度目)、OWL Paris Eternalの元メンバーだった大ベテランのSoonとFdgodが所属しており、この当時のParisには現FLCのHanbin、Fielder、Sp9rk1eコーチも所属、そして、ヘッドコーチは現T1のRushコーチが務めていました

フランスでは、このTeam PepsがParis Eternalの精神を受け継ぐチームとして非常に人気があります(オーナーも元Parisのヘッドコーチ)

史上最悪のAJAX

本日の世界大会行きを懸けたNAローワーのSSG対Sakura Esports戦で史上最悪のAJAXが誕生

オーバータイムでポイントを明け渡したくなかったのか、ペイロードに単騎で飛び込んだSkuraのNatsukiルシオがまさかのソロAJAX

これにはOWCS解説者のReinforce氏も、「これまで見た中で最悪のAJAX。Natsukiはマップの最後でなにか判断ミスを犯したに違いない。信じられない」とコメント

ビートを次の当たり合いまで温存すれば十分勝機はあったように思いますが、残り距離も僅かだったことから、Natsukiとしてはポイントを通過させたら負けるという焦りがあったのかもしれません

選手のミスは容赦なくネタにする海外メディア

このAirJAXからマップを落としたSakura Esportsは続く第4マップもSSGに奪われ、初の世界大会出場を逃しています

一方のSSGはTeam LiquidとGeekay Esportsに遅れをとったものの、3位で2大会ぶりの世界大会出場を決めています

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