Lunatic-Haiの不調はMiroのウィンストンが原因?

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Miroのパフォーマンスが低下している理由とそれがLunatic-Haiに及ぼす影響を考察した記事がInvenにポストされたところ現地のコミュニティで大きな反響を呼んでいるそうです。

”http://www.inven.co.kr/board/overwatch/4538/3289201”

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Miroは長い間「ウィンストンをプレーするために生まれてきたかのような自身の才能」に頼り続けてきた。そしてこれが今の彼のスランプの原因にもなっている。

APEX Season 1が終わった後、韓国の視聴者はTaimouの配信で「韓国のチームは対戦相手のプレースタイルを事前に分析し、それに沿って練習する。EnVyや欧米のチームは特定の相手に対してどのような準備をするのか?」と質問した。

彼はこの時こう答えている。「僕らはそういったことはしないよ。自分の得意なプレースタイルに集中するだけさ。自分の好みでないプレーに合わせるよりも、自分の好きなプレーに徹するほうが良い結果に繋がる。」その時EnVyは丁度APEX Season 1に優勝したばかりで、韓国のファンは「これが韓国チームが勝てない理由だ。相手のプレーを計算するようなスタイルは間違った動きやチームファイトに繋がるだけだ。自分自身のプレーを楽しむことが勝利の鍵になる」と考えていたが、当時はこういった意見が主流だった。その後EnVyはEFFECTをスカウトするまでSeason 2ではスランプに陥った。一方で韓国チームは戦略こそがオーバーウォッチで最も重要な要素になり得ることを証明した。

これとよく似たケースについて話そう、それがMiroだ。我々は常にMiroをリスペクトしてきた。彼を「ウィンストンの化身」と呼んで崇めてきたが、皮肉にもそれこそが今彼が直面している問題だ。配信中、ファンがプライマルレイジとダイブをどうやって仕掛けていくのかと尋ねると、彼は常に「特に何も考えずにやってるだけだよ。本能の赴くままにプレーしてるだけだから言葉で説明するのは難しいな」こう答えている。その他にもスーパープレーを決めた時にファンが質問してもその度彼は同じように答えている。彼の強さはその本能的なプレーそのものにあった。

彼のような生まれ持っての才能を凌駕することは不可能のようにも思える。しかし、時が経つとともに彼のプレースタイルが他のチームやコーチに分析され、他のウィンストン使いによってコピーされることになった。そして、彼らのレベルはMiroの動きやプレーを機械的に「複製」するまでの域に達した。それだけでなく、彼らはMiroの癖や動きを研究し、その攻略手段までも手に入れた。GC Busanのコーチのマッチレビューがそれを裏付けている。

例えば、MiroがGC Busan戦のアイヒェンヴァルデでプライマルレイジに入った後で橋から落とされたシーンはMiroに落ち度があったわけではない。Miroはあの時ミスは犯していなかったが、同じ様な出来事が彼らがGC Busanと初めて対戦した試合でも起きていた。これはGC Busanが徹底的にMiroのウィンストンの癖や動きを研究してきたことを意味する。言い換えると、Busanは既にMiroのスキルやプライマルレイジのタイミングをパターン化して理解していたとも言える。そして彼らは対ウィンストン用の「セットプレイ」を練習していた。GC BusanのコーチはMiroがプライマルレイジでイニシエートしてくるタイミングを前もって正確に理解していたので、DVA担当のプレイヤーにはMiroを橋から突き落とす練習をさせてきたと説明している。彼らは過去のデータと試合をもとにシミュレーションを幾度となく繰り返していた。

比較的無名とも言えるGestureに対してMiroがGC Busan戦で見せた頼りないパフォーマンスはショッキングなものだった。そして、今ではファンはMiroが試合で見せた物足りなさをより頻繁に目にするようになっている。勿論、中にはWhoRUといったDPS陣のデキ悪かったことでMiroはサポートを得られなかったと反論する人もいるだろう。しかし、そもそも、そのWhoRUを抑え込んでいたのが誰なのかといえば、それは他でもないGestureのウィンストンだった。

これまでMiroが見せてきたウィンストンのプレーはMiroの本能が成せる業でありそのレベルには到達不可能であった。しかし、今では分析方法が進化し、その結果導かれたセットプレーは直感的なプレーだけでは太刀打ちできない域に達している。生まれ持った才能に頼るだけのプレーは、そのパフォーマンスがどんなにクールであったとしても、全てが計算し尽されたチームファイトの前ではまったく歯が立たない。チームワークこそが他のあらゆるものに勝るものである。

韓国のプロシーンではAというプレースタイルがあればその対策としてBというプレースタイルが生まれ、BのカウンターとしてCが、Cに対抗するにはAが…といった具合にサイクルが循環している。Lunatic-Haiは過去のZunbaザリアやMiroウィンストンのような生来の才能があればこそ実現可能な戦いを展開してきたが、チームとしてそのような戦い方には限界がきている。

現時点ではFissureとGestureがより優れたウィンストンと言えるが、これは彼らがより「才能」に恵まれているからというわけではない。私はMiroが0-6で大敗(2試合完封負け)したGC Busan戦からプレースタイルを変える必要があることを学んで欲しいし、失われた「ベスト・ウィンストン」の称号を再び取り戻すことを願っている。Miroはウィンストンの「教科書」であった。彼の配信を長い間見続けてきたAPEXのプレイヤーは誰もがどうやってMiroのようにプレーするかを理解している。そして彼らはチームプレーによって彼を凌駕するに至った。今後、Lunatic-Haiの試合において、Miroが単独でチームの決定的な要素になるようなことはもはやないだろう。

韓国には「猿も木から落ちる」という諺がある。Miroには何故その地位を失ったのかを顧みて、Overwatch Leagueで必要とされるプレースタイルを手に入れることができるプレイヤーになって欲しいと思う。MiroはTeam Seoulのメインタンクであり、我々は常に君を応援している。

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論争好きの韓国ではこのポストでコメントが荒れるかと思いきやLHファンも含めて多くの人がこの意見には同調しているそうです。そしてLunatic-Haiは根本的にスタイルを変える必要があると考えているとのこと。

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