[訂正] APEXキャスター、Marine氏が今年のワールドカップを回顧 / 11/16にRunawayとGC Busanのスペシャルマッチが開催

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APEXのキャスターでワールドカップ韓国代表の選考委員でもあった、Marine氏が自身のチャンネルで今年のワールドカップについて回顧していたそうで、そのまとめがTISrobin氏によりポストされました。今回はその中から個人的に興味深かったコメントをいくつかピックアップしています。

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  • 代表選手を選出するにあたってはファンからの批判、中傷、脅迫といったプレッシャーによるストレスが尋常ではなかった。来年もう一度代表選考委員をやってくれと頼まれても二度とやりたくない。
  • 選考委員が真っ先に選んだ選手はSaebyeolbe。3人の委員が満場一致で選択した。APEX出場チームのコーチ全員に質問したところ、全員から同じ答えが返ってきた。
  • SBBは常に安定している唯一の選手。トレーサーは時たまスーパープレーを決めるプレイヤーよりも、プレーに波のない選手を選びたかった。
  • SBBはチームが勝ったか負けたかに関わらず常にパフォーマンスが安定している。そしてショットコーラーとしてもスマート。代表チームのキャプテンに選んでもよかった。
  • 最後まで選考がもつれたのがManoとFlow3r。ファンはBirdringとMiroを入れるよう圧力をかけてきたし、選考委員もその考えに惑わされた。
  • 最終的にManoを選んだ理由はそのピックの柔軟さ(flexibility )で、ウィンストンだけでなく、ラインハルトやオリーサとしても計算できる。APEXでAF BlueがLunatic-Haiに0-4で負けた時はMiroよりManoを選んだことで委員たちは批判に晒された。
  • チームワークや戦術といったものに左右されずに決定的なプレーやキャリーできるヒーローがいるとしたらそれはファラとウィドウメーカーということになる。Flow3rは世界一のウィドウメーカーであると理解していたし、もし何らかのトラブルが生じた時にそれを解決してくれるトラブルシューターがFlow3rであると考え、最終的にはBirdringよりも彼を選んだ。
  • Flow3rに関しては、過去に反社会的なコミュニティであり、韓国社会ではタブーとされているIlbeのユーザーであったことから、ファンから彼を選ぶべきではないと意見もあり、Marine本人もそう考えていたが、禊としてのボランティア活動もおこない、反省もしていることから考えを変えて選考した。
  • 米国代表戦ではJakeの目を見張るようなジャンクラット、常に味方を救っていたAdamのマーシーを見て胃が痛くなった。しかし、韓国のDPS陣は明らかにEichenvaldeでチームをキャリーしていた。Sinatraaの消極的なプレー(passiveness)には少しガッカリしている。彼の配信を見た限りでは非常にアグレッシブなトレーサーでそれが上手く機能していたが、ワールドカップではそれが見られなかった。
  • JakeはFlow3rを抑えなくてはいけないとプレッシャーを感じていたように思う。彼はFlow3rが仕掛けてこない場面でも、ファラなどで頻繁にFlow3rに1on1を仕掛けていたが、これが米国が負けた理由ではないかと思う。Flow3rはJakeのプレッシャーに応じるのではなく、米国チーム全体にダメージを与えることに集中していた。JakeはFlow3rを狙い続けたため(仕留めることもできず)、ダメージディーラーとして貢献することができなかった。
  • あらゆるメタを想定して対応できる代表メンバーを選出したつもりだったが、選考委員の誰ひとりとしてマーシーメタの台頭は予見していなかった。現在のマーシーメタで無敵を誇っていたElement Mystic相手に公開スクリムで敗れた時は、多くの人々がTobiとRyujehongをマーシーを使えるプレイヤーに変えるよう迫ってきた。Marine自身も悩んだものの、最終的には代表チームワークを信じた。
  • C9Kongdooのようなプロチームをそのまま代表に選出したほうがベターという考えは当然理解しているが、仮に彼らを選出すればそれ以外のチームのファンは決して納得しないだろうし、委員たちは彼らから激しい攻撃を受けることになる。また、中国シーンで最強を誇っていたMYが代表チームとして出場することになるのを警戒していたが、一方で、ビザの問題で彼らが中国代表として出場できず中国が本領を発揮できなかったのは残念でもある。
  • 決勝についてはさほど心配はしていなかった。何故なら、カナダにしろスウェーデンにしろ彼らはマーシーコンプをあまり上手く運用できていなかったから。ChipsやJomeisterのマーシーが悪かったからというわけではなく、チーム全体としてマーシーメタでの戦い方ができてなかった。とはいえ、確かにJomeisterのマーシーはよく死んではいたが。
  • OWLの将来がどうなるかは分からない。成功したと定義できるには、Starcraftがそうであったように、少なくともOWシーンが20年以上続く必要がある。LoLは今その成功の頂点にあるが、一方でOWはまだはじまったばかり。
  • esportsがアジア競技大会の種目として採用され、将来オリンピックの競技として採用される可能性については歓迎だが、IOCやアジア競技連盟はパッチなどによる変更やルール/規範の導入については慎重に扱わなくてはならない。
  • ワールドカップで最も印象に残った海外プレイヤーはカナダ代表のAgilities。彼のゲンジは一貫してよいプレーをしていた。彼が配信を開始するようなら購読と寄付をしたいくらい。
  • これまでで最も記憶に残った試合はAPEX S2準決勝でRunawayのKaiserがLW Blue戦で5人まとめてアースシャッターを決めた試合。この時に彼は“the King of Reinhardt”の称号を得て、チームは決勝へと進出した。印象に残っているチームはAPEX S2のMeta Athenaで、ユニークかつ素晴らしい戦術でよい意味で見ている者の期待を裏切っていた。
  • ファンがポストした米国戦でのMonteのTシャツパフォーマンス1を見て爆笑。MonteはLoLからAPEX初期にかけてOGNとは長い間仕事を続けており本人も韓国に留まりたいと考えていたが、キャリアを飛躍させるためにブリザードとの仕事を選んだ。

Marine氏によると11/16にWEGL 2017のイベントとして、RunawayとGC Busanのスペシャルマッチが開催されるそうです。この試合は通常の試合とは異なり、3vs3と4vs4のデスマッチルールで行われるとのこと。3vs3(elimination)は両陣営から2チームずつが出場するトーナメント、4vs4はBo5ルールになる模様。


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