元OWLプロデューサー「ブリザードがAPEXのオブザーバーを雇うことはないだろう」

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先日OWL中継プロデューサーの任を解かれたAlchemister5氏が、ブリザードから解雇されたことや散々酷評されたカメラワークについて改めて振り返っていましたが、その内容が案外面白かったので簡単にまとめました。

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reddit民の希望を打ち砕きたくはないが、ブリザードがAPEXのオブザーバーを雇うことはないだろう。わたしが採用されたのもブリザードが素早いカットを繰り返すスタイルを望んではいないからだ。キャスターや一般視聴者もそのようなスタイルは望んでいない。わたしはそれを示すデータも持っている。

ステージ1のマーシーメタではキルは重要ではなく、大きなインパクトを与えていたトレーサーやゲンジがフリーカムに映っていなかったりと、視聴者に分かりやすく伝えることが難しかった。その点については申し訳なく思う。そしてサードパーソンカメラも機能していなかった。

チームはULTが聞こえないなどのいくつかのサウンドバグと戦いながら仕事をしなくてはならなかった。そして、ライブサーバーのクライアントでは可能だったいくつかのカメラトリックもOWLビルドのクライアントでは使えなかった。

ULTコンボで進むタンク偏重のメタとトレーサーやウィドウによるシングルキャリーメタを単純に比較することはできない。GOATSはオブザーバーにとっては最もやさしいメタだが、退屈で「コンボ、ゴー。スタン、シャッター、ゴー」と型にはまったメタ。

自分のアイデアによる分かりやすい観戦のためのワークフローやデザインドキュメントにも取り組んでいたし既に機能していた。それらを他の誰かが考えたアイデアとしてBlizzconやその後の大会で見ることになるかもしれないが、それならそれで仕方ない。

ブリザードはわたしの仕事ぶりを常に褒めていたし、来年もフルタイムの仕事を約束していた。それさえなければ、これらのアイデアは自分のためにとっておいただろう。試合のために週50時間も働けば十分だ。

このラントは他の誰かにとって何よりも警告になるかもしれない。ブリザードのような大企業でさえも、そういったことができるのだ。

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他のゲームと比べてオーバーウォッチのオブザーバーが簡単でないことは素人目にも想像はつきますけど、とくにAlchemsiterの場合はこれまでいくつかOWのイベントに関わってはいたものの、長いことCS:GOに携わってきた人なんで、OWLは慣れないハードな仕事だったのではないかと思います。

それでもシーズン終盤にかけては徐々に改善してそれなりの評価も得ていたので、オブザーバーをリワークしてもまた一からの調整となると、人選次第では同じことの繰り返しになるんじゃないかという不安も残りますね。

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